ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

3月18日で終了!非公開文化財特別公開の「京の冬の旅」。慌てて向かう「大徳寺 龍源院」

2024-03-15 | 寺社仏閣
「わ~もうすぐ終わっちゃう!」とミモロが慌てて向かったのは、「大徳寺」の塔頭「龍源院」です。

3月18日で終了する京都の冬の観光のお楽しみ「京の冬の旅」。「いつもより早めに動いていたのに~結局、またギリギリになっちゃった~」と毎年、慌てるミモロでした。


訪れた「龍源院」は、「京の冬の旅」の初公開寺院。臨済宗大徳寺派大本山の塔頭で、室町時代創建で、塔頭の中でも当初から残る方丈などが訪れる人を魅了します。

慌てて走ってやって来たミモロ…でも、一歩寺内に入ったら、呼吸を整え、心を落ち着けてゆっくり進みます。


受付に到着した頃は、心も鎮まり、「拝見しま~す」と言って中へ


「龍源院」は、「大徳寺」の開祖大灯国師の第8代法孫である東渓禅師を開祖に、能登の領主畠山義元、九州の大友宗麟の祖父である義長らによって創建。方丈の建物を中心に、苔や白砂の庭園が囲むお寺です。

受付から寺宝が展示された書院の向こうには、阿吽の石庭が土壁沿いに広がります。

庭の奥にある石は、「聚楽第」の礎石だと伝えられます。

「小さいお庭だけど、なんかスケールの大きさを感じさせるね~」とミモロ。

そこから廊下を進み、「方丈」へ。


重要文化財の「方丈」は、6つの部屋からできていて、「扁額」が掛かる南側が表で、賓客に対応する公式の場所だそう。
東側に位置する「礼の間」には、今回の「京の冬の旅」のテーマである「辰年の御利益 京の龍めぐり」で人気となっている江戸時代に描かれた「龍と波」の襖絵が掛かります。


ご本尊「釈迦如来」が祀られる中心の部屋と西側の部屋の襖絵も見事です。

「西の部屋は、『檀那間』といって貴賓室のような場所ですよ」とガイドさんの説明。そこの襖絵も歴史を感じさせます。


さて、「方丈」の前に広がる庭は、「一枝坦(いっしだん)」という昭和55年に当時のご住職が作庭した枯山水庭園。

ひと際高い岩が、仙人が住むという蓬莱山を表し、白砂の大海に、鶴と亀を象徴する岩が配されています。
「あれが亀さんかな?」と想像をめぐらすミモロです。


次に進んだのは、今回、初公開の「開祖堂」です。

「京の冬の旅」の公開に当たり、ご住職が作ったヒノキ材のすのこが堂へと人々を導きます。
「ヒノキのいい香りがするね~」と。曲がりくねった配置は、龍の姿を表しているそう。

「開祖堂」は、開祖である東渓禅師のお墓の上に、昭和になって建てられたもの。

正面に開祖の御像が祀られ、その下を覗くと、墓石が見えます。

そして圧巻なのが、天井の龍の図。

「わ~赤い龍だ~」と見上げるミモロ。「龍が赤く見えるのは、実は床に敷いている緋毛氈の色が影響してるんですよ」とガイドさん。「う~でも、やはりもともと赤い色を帯びた描き方をしてるんじゃないかなぁ~」と勝手に推察するミモロです。

さぁ、次は、北側のお庭を拝見しましょう。

*「京の冬の旅」の詳しい情報はホームページで


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