熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

自助は公助があって可能になる

2021-09-21 16:40:06 | 政治
毎日新聞に掲載されている中央大の宮本太郎教授(福祉政策論)のコメントが秀逸ですね。

「菅首相世代の特に男性にありがちなのは、「自分は自助努力で成功した」という勘違いです。皆がなんとかやってこられたのは、家事育児を女性に任せる家族の在り方や、年功序列や終身雇用が保障されてきた企業の在り方に助けられた面があったはずです。共助や公助があって初めて自助が可能になるのです。」

その通りですね。
努力を強調し過ぎる著名人にありがちな勘違いです。

「菅首相のコメントからは、誰でも頑張れば報われるという「自助幻想」を抱えているように感じました。」

完全に幻想に囚われている首相を擁する日本国民の悲劇がコロナ対策の大失敗です。

「これまで「自助」を支えてきた仕組みが壊れ、「共助」すら成り立ちにくくなっているという現実もあります。こうした現実についての理解も不足していたのではないでしょうか。」

「地域コミュニティーも瓦解が進んでいます。地域での共助が機能している事例として取り上げられる三重県名張市や島根県雲南市などでは住民組織が活躍し、共助が成り立っていると言えますが、それは地元自治体が補助金や担当職員の配置という公助で共助をしっかりと支えているからです。菅首相が「自助、共助、公助」という言葉を掲げた際、そうした地域の実態や共助を支える具体的な施策に関心がどれほどあったのか、疑問と言わざるを得ません。」

あまり頭が良いとは言えない首相を選んでしまった(国民が選んだのではないですが)国民の悲劇はどこまで続くのか・・・

退陣してくれたことが唯一の救いとは・・・


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