柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

天下国家

2009-06-28 07:38:56 | Weblog
もうすぐ7月、衆院の任期が9月まで、「よくぞここまで引っ張ったな麻生さん」の観ですが、いよいよ断末魔の叫びの様相ですか。どうすれば選挙に好影響か、その一点です。三役入れ替えるってのはどうなんですかね。これ、常套手段ですか?今までこんなことあったですかね、私が覚えてないだけでしょうか。直近二例が、そんな暇もなく総裁がさっさと辞めたという「非常」でしたから、印象が薄くなっているだけでしょうか。とまれ、目先を変えるという瀰縫策には違いないのです、誰が不都合?と言われても三役が誰々か口に出ないですよね、細川さんと誰?笹川某って誰?そんなことです。古賀さんは選挙係です、民主党の小沢さんと同じ。代えるって誰に?石原ジュニアとか小池女史とか舛添大臣とか週刊誌には喧しいですが、二ヶ月にも満たぬような任期を引き受けましょうかね。自分の選挙に役立つと踏めば受けるんでしょうが、他の二人はいざ知らず、舛添さんはこれだけ露出してそれなりの業績挙げてきましたから、正式に次の総裁戦にも出られますわね、こんなところでお茶を濁さずともいいでしょう。でもしかし、自民党が本格的に下野するかどうかの瀬戸際です、自民党内での権力争いだけではすみません。先に細川に負け(つまり小沢に負け)さらには社会党と組むなんて野合もいいところのゲテモノに身をやつした経験がありますからね、野党に落ちても、という覚悟があるかどうか。だからこそチャンスだという考え方もあるのでしょうが。悪あがき、ですね。東国原騒動もそうです。本人がどこまでマジなのか窺い知れぬことですが、知事が喋れば喋るほど軽くなって行きます。これも本人の意図するところとは違うかもしれませんが事実はこうです。国民が面白がっている分には効果大ですが、いかにも軽い。軽いから皆が見るんです、それも真理ですが、軽い。そこに政治自体が乗っかっている。今までも、どうしてこんなのが?なんてタレントを引っ張ってくるは選挙の常套でした、だからこの事象は珍しいことではないのですが、さすがにあれこれやってきている知事ですから、マスコミも中央集権対地方分権なんて構図を嵌めようとする。そうじゃない、結局選挙の為以外にはないのですがね。一タレントではない、というだけでしょう。社会保障費(医療福祉費)の年間2200億円抑制策も、これだけ医療状況が壊れて、介護保険関連事業もひとえに給料が少なすぎるから人が集まらないという現実が閑却されて、これでは選挙を戦えないからなんてバカな(天下国家なんかどうでもいい陣笠達にとればこっちこそが死活問題ではありますが)理由で自民党の総務会が緩めちゃった。これじゃぁ離れます。日本医師会は貞淑ですからここまで無茶されて振り回されてもまだ自民党を支持するなんて言ってます。当の自民党はとうの昔に医師会なんて見限ってます、献金も少ないし(何億円も入れてるんですよ、でもそれより額多く献して票を多く集める団体が多いわけです、歯科医師会とか製薬会社とか看護婦団体とか)票も集められないし。何十年も前の武見会長時代をいまだに思い出してはため息ついてる状況です、医療崩壊なんて何言ってんの?そういう目的で抑制削減したのよって鼻であしらわれてます。医師会の体たらくはさて措いて、国の根幹とは何か、国民生活に入用な最低限のインフラストラクチャーとは何かが図らずもわかったわけですから、速やかに手直しする国家観がどうしてないですかね。もちろんマスコミの誘導や恣意は明らかにあります。ですから、そのままに鵜呑みしてはならぬとは思いますが、何度も言いますが国民に対する言葉が余りになさ過ぎます。方針なり心意気なりをちゃんと大きな声で示せばいいのにとつくづく思います。やると言えば記者会見の場はすぐにあつらえてくれるんでしょう?本当に選挙に勝ちたいならそうするべきです。いや、天下国家の話です。そうです。
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