柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

進退

2012-10-27 08:20:18 | Weblog
さてさて石原さんの決断。改革へ起爆となるか、打ち上げ花火の蛮勇に終わるか。相変わらず少数党の連中はお山の大将よろしく政策が理念がと念仏唱えてますが、そういう些事が我慢ならぬことなのでしょう。日本を立て直すんだろうが!そのためには多数決だ、議会民主主義が変わらぬ限りは数が必要だ。野合だろうが何だろうがここは大同団結しろ!との思いでしょう。この人に長く牛耳られるなんてことはないですよ、きっともうすぐ死にますよ。よく言いますよ、人は死ぬ前の三年間は常軌を外れるって。今回の身の振り方はとても尋常ではないですから。でも、やむにやまれぬ大和魂であるわけです。ここはまとまって、左に大きく振れ、日本人の背骨が折れている現状の補正修正回復を図るべく道筋をつけようという大きな熱情、国憂い国思う心に参集せよというわけです。もちろんこういう情に訴える大風呂敷は、理屈で押せない時の常套ではありますが、やはり時間が残されてない、それは石原さん自身のことであり日本の現状でもありますが、そういう焦り苛立ちが背を押しての仕儀ではあります。渡辺さんいつまでも我を張らずに(アジェンダでも政策でも公約でも結局同じことなんですから)、河村さんも大村さんも、もちろん橋下さんもそういう救国意識でまとまれませんかね。民主党ではどうにもならぬのですから。で、改めて眺めてみれば、それは安倍さんの方向に一致してます。第三極が台頭すればそれだけ安倍さんを利する、改憲や制度改革への道が開けるということではあります。そんな道具に石原さんを使うは実にもったいないことですが。
 桑名正博の死亡記事です。セクシュアル・ヴァイオレットNO. 1がヒットしたのが54年(と産経のみが表記します、他の新聞は79年です、この差も面白いこと)。ううむ、あの頃じゃと気持ちが止まります。昭和52年に大学に入れました、悪さ盛りの頃です。あの頃はディスコ全盛で、よく行ってた近場のディスコは最後にこの曲がかかり、哀愁トゥナイトもよくかかってました、そして〆めがキャロルでした、あの場面が鮮やかに蘇ります。その手は食わなのアンルイス、なんてよく言ってました。59歳とあります。同年代。コテコテの関西弁で。大阪のロックバンドから出てきた、上田正樹と同じ匂いの人でした。この一曲で生きていける人でしたのにね。ちなみにこの曲は筒美恭平作曲です、本人の作ったロックではありません、歌謡曲です。合掌。
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 炸裂 | トップ | 乱心 »

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事