memories on the sea 海の記録

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フォークランドに向かう英国海軍艦の寄港を禁止   ウルグアイ

2010-09-29 00:07:36 | 海事
英国の南大西洋警備艦艇である英国海軍HMS Gloucesterは補給と燃料つみとりのためにモンテビデオ港に入港することを拒否された。ウルグアイの首都の港に入港することは数日前に通報されており、この拒否通告は入港の数時間前のことであった。(9月21日MP)

ウルグアイの新聞報道によれば42型駆逐艦HMS Gloucester D-97はブラジルでの時を過ごし、紛争の地であったフォークランド・マルビナス諸島に向かうところであったがモンテビデオ入港の数時間前に入港拒否の通報を受けた。

この決定はアルゼンチンの大統領Christina Kirchnerに対する連帯の意思を示すジェスチャーともいえる。ウルグアイはいくつかの懸案事項を抱えていていることと製紙産業の建設にかかわる水路の分割についてのながびいた紛争の関係改善をはかろうとするものであると。

Jose Mujica大統領は昨年3月の就任以来製紙産業の紛争(2006年からの)に関して解決を図ろうとしたが、この2国間にはPlate 運河からウルグアイの港までの浚渫の問題などがあり、これらは相互の合意によって行われるものであるが、ブエノスアイレス港側では関心を示していない現状にある。

キルヒナーによる行政管理は、すべての方法-違法行為も含めて-のトライをした。フォークランド/マルビナス諸島を分離するため、最近の場合は条例256条により、島からのすべての船舶、あるいは島へのすべての船舶がアルゼンチン水域を通航するにはアルゼンチン沿岸警備隊の事前承認を必要とすると規定した

HMS Gloucester の事件の公式版は政府系新聞のLa republicaで報じられ、英国の申請は一週間前にウルグアイ海軍、外務省および防衛相に伝えられたが結局拒否されたというもので 全会一致の決定ではなかった。

同じような事態がHMS Nottinghamでも2007年12月に発生。やはりフォークランドに向かっていた。その際は特別な要請があったが、当時のアルゼンチン外相Jorge Taianaは英国海軍南大西洋パトロールがモンテビデオに帰港することを拒否している。

しかしながら、国防省のGeronimo Cardozo准将は国際関係を軽視しこの事件は“日常の事態”と発言、ウルグアイの海軍司令官Alberto Caramés に決定の連絡をしたもの。
メルコプレス英国の防衛とフォークランドに関する情報源は、一連の出来事がモンテビデオで報じられたものとは異なるとしながらも、論争に巻き込まれることは避けたいと発言。
2006年に戻るとアルゼンチンはその近隣諸国に対して、港や空港の設備を英国の義運管や航空機に供与せぬよう要請「南大西洋における紛争地帯での違法な占拠」を英国が行っているためとした。

英国海軍とブラジルおよびチリー海軍の関係は非常に緊密である。さらに英国海軍や空軍RAFがここ数年モンテビデオを避け、ブラジルやチリーの空港を警フォークランド諸島を含めた哨戒備活動の際に利用するようになっている。

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