memories on the sea 海の記録

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ジブラルタルとスペインの警察が漁業対立で衝突

2012-06-03 11:50:18 | 海事
ジブラルタル警察がスペイン漁船を護衛するスペイン当局とジブラルタルの近くで対立、2日目の夜となった(5月25日BBC))

ジブラルタル政府は大型漁具によるこの海域での操業は環境法の関係から違法であるという。しかし、スペインは英国植民地に関する主権を主張、外務大臣はこの海域で操業するスペイン漁船の権利を支援するものであるという。スペインと英国の外務大臣は火曜日この問題で面談する。スペイン外務大臣はこの漁業紛争が英国との良好な関係に水を差すものではないという。ジブラルタルは1713年以降植民地となっている。
最近の事件に関連して外務省の報道官はこの問題は深刻な影響なしに解決されたと発言。「スペインはこうした事件が繰り返されぬようまた正当な漁業権が協力と交渉の結果解決されることを望む」と発言した。.

<防衛権>
報告によればジブラルタルの王立警察のボートが夜になる前にジブラルタル港の近くで網入れしたスペイン漁船を取り囲んだ。ジブラルタルの通信社GBC NEWSはスペインのGuardiaの民間船数隻が漁民の防衛のために現れたが、ジブラルタル警察の出現で現場を去ったという。またスペイン船は王立海軍艦艇が現れた後現場を離れたと報告されている。ジブラルタル政府報道担当のClive Golt はBBCに対し「我々には英国領海内での海事保護法がある。しかしスペインはこれを認めようとはしない。我々は法を破ることを容認しない」と。Goltによればジブラルタルはわずか4.4浬の海岸線しかない。これに比べスペインのそれは8,000㎞である。GBCニュースはジブラルタル首相のFabian Picardoの言葉を引用, あきらかに慎重に検討された計画で我々の議論の余地のない主権、法制、英国ジブラルタル領海および空域に対する挑戦である」
英国の外交声明文によれば英国の欧州担当大臣David Lidingtonがこの漁業紛争を含めた様々な案件についてMr.Picardoと面談したと。

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