海の酸性化を計測するpHセンサーはどれ
5組の最終選抜に残ったチームがWendy Schmidt Ocean Health XPRIZE(ウエンデイシュミット海洋健全賞)の200万ドルの賞金競う。酸性化を計測するpH計の精度を競うこの競技が発表された(4月30日TFSND)
5月14日からハワイ、ホノルルのチームは調査船R/V Kilo に一週間乗船、観測点ALOHAの水柱のpHを計測する。そこは太平洋上の110平方参るの区画で、オアフの北方およそ100海里である。6日間にわたり安定性と精度に焦点を当てた厳格な機能試験が行われる。実際の現場で3,000m水深までの圧力と戦うことになる。
「 ALOHA観測点は 海洋学的には意義のある歴史を持ち、北太平洋での化学的変化の研究の重要な現場である。従ってそこはWendy Schmidt Ocean Health XPRIZE の最終ステージにふさわしい場所である」とXPRIZE海洋担当先任役員のPaul Bunjeはいう。「計測装置は勝ち残った5組の開発によるもので、驚異的なイノベーションを代表し、海の酸性化の脅威についての我々の理解を深めるのみではなく、最終的な深海試験を通じ、その過程において貴重な化学的計測結果を採集し、あらゆる産業界が利用できる歴史的なデータをくわえることになる。
この最終の5組は4カ国を代表している。
ANB Sensors (Cambridge, England), この科学者と研究者らによるSchlumberger Gould 研究センターからのチームはレーザー、化学、流体力学の専門からで構成されている。
HpHS (Yokosuka, Japan), このチームは日本のKimoto Electric Co., Ltd社の調査科学者、
技術者と日本海洋地球科学技術機構(JAMSTEC)によるもの。
Sunburst Sensors (Missoula, Mont., US) Sunburst Sensors, LLC社の 機械エンジニアで構成されこの会社は海洋および淡水での化学センサー機器の開発を行っている。
Team Durafet (Plymouth, Minn., US),このチームはSea-Bird Scientific, Monterey Bay Aquarium Research Institute (MBARI), カルフォルニア大学サンデイエゴScripps研究所Honeywell 航空宇宙Aerospace 先進技術グループにより編成されている。
Team XYLEM (Bergen, Norway/Beverly, Mass., US), このチームはふたつのXylem社を代表している 。それはノルウエーのAanderaa Data Instruments in Norwayと米国の YSI である。彼らは高性能かつパフォーマンスの高い、信頼性のある工学的化学センサーの海洋学への応用を研究hしている。
このポイントにたどり着くまでに各チームはそれぞれのセンサーをMonterey湾水族館調査研究所で昨秋試験を行っている。これに続いて一ヶ月に及ぶ機能試験が去る2月にシアトル水族館で行われている。
この競争の勝者の発表は2015年6月に行われる予定である。(以下省略)