マダガスカル漁業局の漁業監視艇ATSANTSAが違法操業を行ったとして台湾漁船SHUN FENGを拘束した。9月3日Morondava(マダガスカル島の西側)の沖合200kmであった。
SHUN FENGはATSANTSAの警戒のもとTulearに向かい当局に引き渡された。このパトロール活動はインド洋委員会によるもので、EUの基金による南西インド洋の漁業監視の一環として行われているもので、このプロジェクトが編成されてから20回目のミッションである。
台湾籍のSHUN FENGは違法に3.2トンのフカヒレを搭載していた。これはおよそ65トンのサメが漁獲されたことに相当する。インド洋委員会は「アジアの消費者にしかなじみのないフカヒレを獲るために脆弱な魚類資源に対する深刻な脅威である」この違法な漁獲物の価格はおよそ10万ドルに相当する。
監視艇ATSANTSAはその警備活動をコモロの漁業管理センターの検査官、マダガスカルの監視センター、レユニオンの地区救助センターの係官の乗船のもとに再開。この警備艇はインド洋のモーリシャスの造船所で2007年に建造された船で、EUの資金援助を受けマダガスカル漁業省が運航している。