JUSTQUEST -BLOG-

QUEST & KASHIWAX & STUPID

ゼロの激震

2016-07-20 | 
『ゼロの激震』安生正 著 

ディザスター系の内容ですが、最初の舞台が栃木県の金精峠。

そこから足尾へと、かなりローカルな臭いがするのでワクワクしながら読みました。

登場する立場の人と現実世界での知人が重なり、こりゃぁ楽しみ。

と思ったら・・・死体で登場・・・残念。

M本さん火山性ガスで死んだっぽいですよ・・・無念。

実生活でも最近、地震がまた増えてきましたね。

この本読んで、翌朝に震度4とか心臓に悪いです。


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チェルノブイリの祈り

2016-06-27 | 
『チェルノブイリの祈り』

スベトラーナ・アレクシエービッチ (著), 松本 妙子 (翻訳)

それでも人は原発を止めないのか・・・と痛切に感じます。

発電の種類による経済性などを語る前に読んでみていただきたい一冊です。





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失敗の本質

2016-06-25 | 
『失敗の本質』(日本軍の組織論的研究)

戸部 良一、寺本 義也、鎌田 伸一、杉之尾 孝生、村井 友秀、野中 郁次郎、著

大東亜戦争における諸作戦の失敗を組織としての日本軍の失敗ととらえ直し、

これを現代の組織一般にとっての教訓あるいは反面教師として活用することを

狙いとした本。

これを読んでいる間にイギリスが国民投票でEUを離脱しました。

キャメロン首相が辞任し、次に矢面に立たされるのはメリケル首相。

ユーロ価値が下がってドイツの輸出経済に恩恵が出るのが先か、移民にドイツ国民が

悲鳴をあげるのが先か?行き場を失った移民がトルコで暴発すればトルコ、ロシア、

シリアそしてISISの激しい攻防に火がつき、さらなる難民を生み出すことになる。

そのとき日本はどうする?

参議院選挙がはじまります。

よく考えた1票を投じましょう。






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「空気」の研究

2016-05-15 | 
「空気」の研究  山本七平 著

空気と言ってもエアーという化学的な意味合いでなく

会議の席で「本当に正しいのか?」と思っていてもNOと言えない空気、とか

時間をおいて「なぜ、あのとき賛成されたんですか?」と聞かれても明確な理由は

思い当たらず、どちらかと言えば反対要素のほうが思いつくのに「あのときは

そういう空気だったんだ」なんてよくある話ですよね。

さまざまな状況で、この空気を上手に利用できるようになれば想像以上の

結果につながることもある。

言い方を変えれば、知らぬ間にその空気に飲まれないことも大切。

是非、読んでいただきたい一冊です。












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邂逅の森

2016-04-06 | 
邂逅(かいこう)の森

熊谷達也 著

秋田周辺を舞台としたマタギの話。

どのような職種であれ日本ほど四季の変化に富んだ風土に生活していれば

春夏秋冬それぞれのはじまりから終わりまでに合わせた生活のリズムがある。

熊を獲ることを生業とするマタギという職種を知ってはいたものの

「熊を獲る」というあまりにもザックリとしたこと以外は何も知らなかった。

いまでは「越冬」ということが、命がけであることなど誰も感じていない。

家族を村を養うために人が培ってきた知恵。

対自然だけでなく人同士の関係も一筋縄でいくものでもなく、時代と環境に

翻弄されながらもマタギという職人魂が困難の中を強く生きていく精神的

支柱となってる姿が人間の価値観やプライドが人生にどう作用するのかを

心にピシッと教えてくれます。


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生還者

2016-01-14 | 
『生還者』 下村敦史 著

若い頃に先輩方に教わった山の知識をいろいろと思い出しました。

雪山登山をする方ほど恐怖感がリアルに伝わって来ると思います。

寝る前に読むと眠れなくなります。

山小屋でお暇なときにでも是非。

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火花

2015-09-22 | 
又吉 直樹 著

芸人さんが芥川賞を獲ったことで話題の本です。

出版早々に買って読んでいたのですが、中身のことを書いちゃうと

まだ読んでない人から怒られちゃいますので、落ち着くまで紹介を待ちました。

結果として芥川賞を獲りましたが、芥川賞作品っぽくはないですよね。

芥川賞作品ってもっとドロドロしてて精神の闇の部分が溢れていて、

「その本面白の?」って聞かれたら「全然面白くはない」って言えるんですが

火花は面白かったですし。オッパイ先輩バカ過ぎて泣けますし。

理由は何であれ読書をしなかった人が、こういう話題から読書を始めるきっかけ

になったら良いことですね。

次作にも期待しております。

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日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか

2015-07-31 | 
日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか

矢部宏治 著

現在の日本を理解するのに、とても参考になる本なので是非。


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地形から読み解く日本の歴史

2015-01-31 | 
地形から読み解く日本の歴史

竹村公太郎 著

言われてみれば私も小学生の頃までは大雨が降ると、どこどこで川が氾濫したという

話を頻繁に耳にしていました。

日本の国土と気候を考えれば当たり前な話ですが、ここ数年は地震や火山という

自然災害が注目されていますが、より生活に密着して危険性が高いものは河川の氾濫でした。

スノーに関わる仕事をしていれば「山」と「雪」という視点で見ることが多いのですが

「水」という視点で考えるとブルトーザーもダンプもユンボも無かった時代に、もし自分が

管理者だったらどれほど頭を悩ませただろうと思いました。

新潟の歴史写真を見て驚きました。

腰まで泥水に入って田植えをする姿。

「自然との共存」と口にするのは簡単です。でも過去にどれくらいの被害とどれくらいの努力が

あって現代があり、その甘やかされた環境の中で物事を考えているという立場も理解しておくべき。

徳川家康が利根川の流れを変えたことで現在の東京の繁栄があることは有名な話ですね。

こういう視点で自分の国の歴史を見直すのは面白いですよ。

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里山資本主義

2014-11-06 | 
里山資本主義 : 藻谷浩介 著 / NHK 広島取材班 著

地方経済ウンヌンを考えている人は一度は読んでおくべき本です。



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