ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

米国のキューバへの対応から、日本の北朝鮮への対応を考えてみる

2016-04-22 00:00:00 | 北朝鮮・拉致問題

私が上海から帰国した3月21日、NHKの午後9時のニュースで、オバマ大統領のキューバ訪問についてのニュースが流れました。それに関して、男性キャスターが次のような解説をしました。たまたま録画していたので、私の責任でその解説を文字起こしします。動画をサイトで流せばいいのですが、それは著作権法違反になりますので、ご面倒ですが文字起こしにて解説をご確認ください。「えー」とか「あのー」などは省略します。

>(前略)これまでの、その、政権は、とにかく封じ込めというか、圧力一辺倒でキューバに対してきたわけですけど、けっきょく人権問題なんかはあまり成果がなかったということで、それよりも経済制裁を緩和して、キューバの経済が良くなればね、人権状況も改善するだろう、というのがこの考え方なわけですねえ。で実際アメリカ企業が進出をすれば、それによってアメリカの国益につながる、というもちろん計算もあるんですけどね。(後略)

ここでの解説は、オバマ政権のキューバ訪問のねらいや意図を正確に説明していると思います。それで私が思いついたことがあります。すなわち、

これって、日本と北朝鮮の関係も同じだよなあ

ということです。

よく反北朝鮮を訴える組織、あるいは個人が、北朝鮮へ経済制裁ほかの圧力をかけることにより(屈服させることで)、北朝鮮から譲歩を勝ち取り、拉致被害者帰国を実現したしこれからも実現することを可能とする、みたいな主張をしています。しかし私は、そのような主張を立証する第三者の発言その他を読んだり見たりした記憶がないですね。

私はいままで、拉致問題に関してさまざまな本を読みましたし、新聞、雑誌、ネットなどのさまざまな記事を読みました。また拉致について特集したテレビ番組などもたくさん見ています。それで、それらの中で、上に書いたように、圧力によって北朝鮮側の譲歩を勝ち取れたということを具体的な証拠をもって説明した記述や報道は、私は知らないですね。巣食う会や家族会、その関係者や支持者(櫻井よしことか)がそのような主張をしているのは数限りなく読んだり見たりしていますが、その主張を立証するものは知りません。もちろん私の記憶から抜け落ちているということはありえるし、知らないところにはそのようなことを書いてある本や証言している人のインタビューを収録した番組などもあるのかもですから、ご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひコメント欄などでご教示いただけませんかね。よろしくお願いします。

いずれにせよ、そのようなことを書いてある本や記事、あるいはそのような証言を取り上げた番組があったとしても、北朝鮮指導部に拉致被害者を日本に返すという決断をさせるにいたったのは、圧力よりも何らかの見返り、対価であるということは、実にたくさんの人間が語っているし、また新聞、雑誌その他でも報道されていますよね。対価と圧力のどちらが北朝鮮側を動かしたかというのは明らかでしょう。たとえば大した対価ではありませんが、次のような記事はどうでしょうか。常に北朝鮮への強硬姿勢を唱える産経新聞の記事です。

>林東源は、小泉からのメッセージも金正日に伝える。「拉致問題に進展があれば、国民を説得して関係改善を進める意思がある」との趣旨だったという。

 林は「日本人拉致は『過去に過激な盲動分子がやったことだ』という程度に認め、遺憾の意を表し、早期の帰還措置を取るのがよい」という「金大中の考え」を伝えて説得したとも回顧録で主張している。

林氏なる人物は、韓国の元統一相で、金大中元大統領の側近です。記事に出てくる回顧録とは、下の本ですかね。読んでないので、確認はしていません。

南北首脳会談への道―林東源回顧録

この記事が強調したいことは、ほれみろ、金大中なんて金正日と癒着しているとんでもないやつだ、みたいなものなのでしょうが、いずれにせよつまりはそのように北朝鮮側へ配慮することが拉致被害者帰国につながる一助になったということです。産経新聞の報道も、このようにとらえるとなかなか役に立ちます(笑)。

で、産経新聞の考えはまた違うのでしょうが、このような記事を読めば読むほど、強硬策じゃぜんぜんダメじゃんという結論に立たざるをえないと思いますけどね。外務省とか自民党とかの本音はまた違うかもですが、こういった明々白々な現実を完全なまでに無視する巣食う会とか家族会ってなんなんですかね(呆れ)。現実問題として、強硬策は全然うまくいってないじゃないですか。それで、朝鮮総連を総連会館から追い出すとか、そんなどうでもいい話に目の色を変えているんだから、こいつらの馬鹿さぶりとクズぶりというのもすさまじいものがあります。

いや、巣食う会の連中らは、拉致被害者(家族)たちを自分たちの政治運動の道具として利用する以外のことは考えていないので、そのような非常識かつ馬鹿きわまりない態度を取るわけですが、拉致被害者家族たちは何を考えているんですかね。この人たちが拉致被害者のことをまじめに考えているとは、私には全く思えませんね。いままでこの人たちのことを私はくりかえし批判していますが、私が批判してきた程度のことをこの人たちが理解できないほど頭が悪いなんてこともないでしょう。少なくとも全員が全員理解できないなんてことはない。

けっきょくこの人たちは、inti-solさんが私へのコメント返しでご指摘になったように、北朝鮮の現政権を武力で撃滅したいとしか考えていないんでしょうね。そういう考えこそが、現実性がないというものだと私は思いますが、この人たちは死ぬまでそのような非現実的なことをほざき続けるのでしょう。まったくもってどうしようもありません。

それにしても、NHKも、上のように米国とキューバについては正鵠を得た解説をするのに、日本の対北朝鮮対応については、そんな解説絶対(笑)しませんよね。それもどうかです。あ、これはもちろんNHKだけの話じゃありませんよ。他の放送局も、絶対そんな解説をしはしません。

余談ではありますが、上の金大中氏のアドバイスや具体的に動いてくれた林東源氏については、私は拉致被害者(家族)の直接の関係者ではもちろんありませんが、本当に感謝したいですね。彼らの助言や行動が、日本人拉致被害者の帰国に何らかの形で寄与したのですから、拉致被害者の日本帰国を「よかった」と思うのであれば、金大中氏のほかの政治姿勢に批判的であるとしても、少なくともこの件では、金大中氏らに感謝をすべきだと思います。ところが荒木和博などは

>「金大中事件のときに殺しておけばよかったんだ」

 数年前、私がお世話になった韓国のある大学教授のこの言葉を聞いたときはさすがにどきりとしました。

とまで書く始末。さすがに他人が語ったという形式にしていますが、荒木本人がそう考えているということでしょう。でなければこんな記事書くわけがない。こういうことを書く人間を、私は「人間のクズ」と評してなんら躊躇しませんね。世の中広いとはいえ、ここまで世話になった人にここまでの暴言で報いるクズがいる界隈は、そうはないでしょう。それでこのようなクズに拉致被害者家族は依存しているのだから、その馬鹿でどうしようもなさというのはひどいにもほどがあるというものです。

まったく拉致界隈というのは、この種の木が沈み石が浮くようなお粗末な光景に事欠きませんね。安倍晋三とか荒木や西岡力その他のような役にも立たんクズ連中がでかい顔をして(内輪の話ですが、荒木あたりは、明らかに安倍には愛想が尽きているでしょうが)、本当に動いてくれた小泉純一郎氏や田中均氏や金大中氏その他が罵倒される。なんとも無様で無残な光景です。

なおこの記事は、bogus-simotukareさんの記事と私へのコメント返し、inti-solさんの私へのコメント返しを参考にしました。感謝を申し上げます。

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18 コメント

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Unknown (bogus-simotukare)
2016-04-22 05:52:33
いつも拙記事のご紹介有り難う御座います。

>余談ではありますが、上の金大中氏のアドバイスや具体的に動いてくれた林東源氏については、私は拉致被害者(家族)の直接の関係者ではもちろんありませんが、本当に感謝したいですね。

 事実なら全くその通りですよねえ(たぶん事実でしょうが)。
 と同時に金大中氏の話が事実なら「小泉氏の要請」のわけですから小泉政権関係者にも感謝すべきでしょう(もちろん蚊帳の外だったらしい、かつ後で無茶苦茶な反北朝鮮路線を扇動した安倍官房副長官(当時、現首相)は除く)。
 つうか産経のことですから「反日の金大中がそんなことするわけがない」とか言いそうでしたがそうでもないんですね(苦笑)。

>ほれみろ、金大中なんて金正日と癒着しているとんでもないやつだ
ねえ。俺とは価値観が違いすぎて何ともかんとも。
 俺が産経のような極右的立場なら「金の元側近・林の言ってることは嘘だから家族会の皆さんは金に感謝しないように」とでも言うと思いますが(苦笑)。
 依頼したのは小泉首相だし、5人帰国という成果も出てるのに産経は何言ってるんだって話です(苦笑)。
 むしろこの話はおっしゃるように「金氏や林氏への感謝の念」しか俺にはないですが。
 つうか森首相(当時)だってここでの金大中発言に似た「第三国で発見」なんて案述べてますし「帰国を最優先するなら責任追及はあいまいにすっか」なんてのは普通の考えでしょう。
 特にここでの「拉致は部下が勝手にやった、って言ったらどうや(韓国側)」なんてのは自民党が大好きな「秘書が勝手にやった、管理監督責任は認めるが議員辞職するほどの問題ではないと思う、といった居直る(リクルート事件、加藤紘一秘書の脱税など)」の変形パターンですしね(苦笑、本当のところどうか知りませんが、民進党の山尾政調会長もいわゆるガソリン疑惑について秘書の横領としていますね)。この案を思いついたのは金大中氏ではなく結構日本側かも知れません。
 まあ、それはともかく、小生は小泉の「靖国参拝」を勿論評価しませんが彼は安倍と違い「それなりの計算ができる男」だったのでしょう。
 例の靖国参拝も安倍とは違いおそらくは「橋本元首相に総裁選で勝つために遺族会などウヨ団体の票を取り込む」程度の話でしかなかったのでしょう。まあそれだって問題ですが、だからこそ金大中氏も小泉氏の要請に応じたと。いかに金大中氏が「ここで日本に恩を売れば後々利用できる」と考える現実主義者であるにしても首相があの安倍なら応じたか疑問に思います(まあそれ以前に安倍も頼まないのでしょうが)。
 おそらく依頼時に小泉氏もそれなりのお土産(まあ日朝交渉自体が金大中氏の太陽政策アシストというお土産の一つですが)を用意したのでしょう。

>金大中事件のときに殺しておけばよかったんだ
>世の中広いとはいえ、ここまで世話になった人にここまでの暴言で報いるクズがいる界隈は、そうはないでしょう。それでこのようなクズに拉致被害者家族は依存しているのだから、その馬鹿でどうしようもなさというのはひどいにもほどがあるというものです。

 荒木ら巣くう会一味はどうでもいいとして家族会は金大中氏のことどう思ってるんですかね。蓮池兄弟は感謝してるのかも知れませんが。
 なお、当時の米日政府は「殺すのはさすがにまずすぎる」「日本でそんなことされたら日本政府の責任問題になる」と思って圧力をかけたわけです。
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Unknown (Rawan)
2016-04-22 15:20:57
>それにしても、NHKも、上のように米国とキューバについては正鵠を得た解説をするのに、日本の対北朝鮮対応については、そんな解説絶対(笑)しませんよね。

よほどのバカじゃない限り、その程度はイメージするでしょうからね。日本のマスメディアがいかに歪んでしまっているかの証左です。

>北朝鮮の現政権を武力で撃滅したいとしか考えていないんでしょうね。そういう考えこそが、現実性がないというものだと私は思いますが、

具体的には、米国が北を攻撃してくれれば、それに「国防軍」と名を変えた自衛隊が全軍あげて参戦する、なんて妄想に浸っているのかもしれません。

日本は朝鮮半島を植民地支配し、侵略戦争と続いた帝国主義によって、その歴史に巨大な負債を抱えることになったというのに、さらに朝鮮半島に戦争という大混乱を起こして「戦争難民」「テロ」という今の中東・欧米世界のような解決不能な大問題を背負いたいのでしょうかね。
妄想世界に生きる発狂しているとしかいいようがない連中ですよ。
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Unknown (ブラウ)
2016-04-22 19:47:35
そういえば最近のニュースで、療養中のフィデル・カストロ氏がキューバ共産党大会に姿を現し、自らの命が遠からず尽きることを示唆しながら、キューバ革命の理想は永遠であると強調し、オバマ米大統領を批判したと報じられましたね。

アメリカの腹としては、キューバにこれからアメリカ的経済・文化様式が食い込み、フィデル氏が死去することでキューバ共産党の求心力が低下すれば、共産党政権を変質させ転覆させることができる——と見越しての国交回復なのではないか、と私は想像しています。

かといって、その程度のことはキューバ側も承知のうえでしょうから、アメリカの思惑どおりに易々と事が運ぶというのも、なかなか考えにくいものがあります。
いずれにせよ、もういい加減に「圧力政策だけでは効率がよろしくない」と判断したアメリカ外交の現実主義だけは良しとしたいところです。

一方で、この両国関係改善の急展開を前にして、日朝関係においても「よほどのバカじゃない限り、その程度はイメージする」(@Rawanさん)人はこの日本でも少なくないでしょう。
まして、政・官・財の世界ともなれば、アベシ政権と「巣食う会」が拉致問題についていまだに何の成果も出せないまま決定権を握りつづけている状態に、「これはさすがにマズい」と考えている人も多いのではないか…と一般ピープルの一人としては想像するのですがね(「現実はそう甘くない」とのご指摘も当然の前提として)。

まあ少なくとも、

>さらに朝鮮半島に戦争という大混乱を起こして「戦争難民」「テロ」という今の中東・欧米世界のような解決不能な大問題を背負いたいのでしょうかね

という極めてリアルな懸念をこれっぽっちも考えてなさそうな極右の妄想につき合わされるのは、まったくもってご免被りたいです。
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Unknown (Rawan)
2016-04-22 23:31:21
ブラウさん

>共産党政権を変質させ転覆させることができる——と見越しての国交回復なのではないか、と私は想像しています。

まかり間違っても、傀儡政権の樹立なんて醜悪な企みは断じてやめてもらいたいですよね。

>「これはさすがにマズい」と考えている人も多いのではないか…と一般ピープルの一人としては

理解はできても「感情」が許さない、というところですかね。その感情の正体とは、拉致問題を「憎悪感情による共感」という政治利用で充満した腐臭を放つ「空気」なのでしょうがね。

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Unknown (ブラウ)
2016-04-23 10:54:19
Rawanさん

>傀儡政権の樹立なんて醜悪な企み

「ありそうで困る」とはこのことですよね。
元亡命者をエージェントとして帰国させて、反政府活動を組織させるとか…もういかにも(笑)。

>拉致問題を「憎悪感情による共感」という政治利用で充満した腐臭を放つ「空気」

あらゆるメディアを通じて日本社会の隅々まで行き渡り澱みきったその「空気」は、対朝鮮ばかりでなく矛先を変えて対韓・対中関係をも悪化させていますしね。

この記事の元となっているbogus-simotukareさんのブログで、Bill McCrearyさんが指摘していらっしゃいますが——現在のアベシ政権に「中国や韓国などとのパイプがな」く、「韓国は、現在北朝鮮側に何らかのアドバイスができる状況ではない」。
あらゆる交渉チャンネルが切断された現状は、ほとんど自ら望んでの結果とでも言うべきものでしょう。

まったく「ゲーリング・メソッド」(←私が勝手につけた呼び名です笑)は、確かにどの時代・どの国でも有効なことが証明された形ですね。
http://blogos.com/article/92539/
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>bogus-simotukareさん (Bill McCreary)
2016-04-24 08:23:55
どうも、詳細なコメントありがとうございます。

>と同時に金大中氏の話が事実なら「小泉氏の要請」のわけですから小泉政権関係者にも感謝すべきでしょう(もちろん蚊帳の外だったらしい、かつ後で無茶苦茶な反北朝鮮路線を扇動した安倍官房副長官(当時、現首相)は除く)。
 つうか産経のことですから「反日の金大中がそんなことするわけがない」とか言いそうでしたがそうでもないんですね(苦笑)。


当然の話ですね。小泉氏に感謝していないらしい(一部の)拉致被害者家族は何を考えているかということです。それから産経は、私の記事ではないですが、基本的に拉致被害者が日本に帰って来たことを「良かった」と考えていないのでしょう。荒木の金大中氏への暴言も同じことでしょう。

>つうか森首相(当時)だってここでの金大中発言に似た「第三国で発見」なんて案述べてますし「帰国を最優先するなら責任追及はあいまいにすっか」なんてのは普通の考えでしょう。

当然の話ですよね。犯人引き渡しなんて現実性がないし、責任追及より被害者帰国のほうがはるかに優先します。

>だからこそ金大中氏も小泉氏の要請に応じたと。いかに金大中氏が「ここで日本に恩を売れば後々利用できる」と考える現実主義者であるにしても首相があの安倍なら応じたか疑問に思います(まあそれ以前に安倍も頼まないのでしょうが)。
 おそらく依頼時に小泉氏もそれなりのお土産(まあ日朝交渉自体が金大中氏の太陽政策アシストというお土産の一つですが)を用意したのでしょう。

貴ブログのコメント欄でも書かせていただきましたし、ブラウさんも触れられているように、安倍が拉致問題で何ら成果が出せない最大の理由は、つまりは注解ができる第3国がないからです。それをモンゴルに求めているようですが、とてもとても韓国や中国のような役割は果たせないでしょう。

>荒木ら巣くう会一味はどうでもいいとして家族会は金大中氏のことどう思ってるんですかね。蓮池兄弟は感謝してるのかも知れませんが。

小泉氏らに感謝していないのだから、金大中氏など論外でしょう。

上にも書いたように、小泉氏に感謝していない拉致家族は、たぶん拉致被害者が帰国したことを「良かった」と考えていないのでしょう。
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>Rawanさん (Bill McCreary)
2016-04-24 08:27:07
>日本のマスメディアがいかに歪んでしまっているかの証左です。

ちょうどNHKの会長が、地震の原発の関係は、政府見解にのっとった報道をしろなんて発言しましたよね。だったら公共放送の意味ないじゃんですよね。税金で運営する国営放送にすればいいでしょう。

>さらに朝鮮半島に戦争という大混乱を起こして「戦争難民」「テロ」という今の中東・欧米世界のような解決不能な大問題を背負いたいのでしょうかね。
妄想世界に生きる発狂しているとしかいいようがない連中ですよ。

荒木や西岡といった連中は、絶対そう考えていると確信しています。

>その感情の正体とは、拉致問題を「憎悪感情による共感」という政治利用で充満した腐臭を放つ「空気」なのでしょうがね。


そういうことでしょうね。なんとも無様な光景です。
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>ブラウさん (Bill McCreary)
2016-04-24 08:30:46
>フィデル氏が死去することでキューバ共産党の求心力が低下すれば、共産党政権を変質させ転覆させることができる——と見越しての国交回復なのではないか、と私は想像しています。

最終的には、そうなればいいなという期待はしているんでしょうね。

>、政・官・財の世界ともなれば、アベシ政権と「巣食う会」が拉致問題についていまだに何の成果も出せないまま決定権を握りつづけている状態に、「これはさすがにマズい」と考えている人も多いのではないか…と一般ピープルの一人としては想像するのですがね

安倍が何もできないんだから、強硬策なるものに成立の余地はないと思いますけどね。一般人には、まだまだ対北朝鮮強硬ということに幻想を持っている人も多いのでしょう。

>現在のアベシ政権に「中国や韓国などとのパイプがな」く、「韓国は、現在北朝鮮側に何らかのアドバイスができる状況ではない」。
あらゆる交渉チャンネルが切断された現状は、ほとんど自ら望んでの結果とでも言うべきものでしょう。

私もそう思います。なるべくしてなったというものでしょう。産経新聞の、中国もそうですが韓国への態度などを見ても、その新聞が安倍を絶対支持している現状では、なかなか難しいだろうなと思います。
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たいへん遅レスですみません (inti-sol)
2016-04-27 20:35:13
コメントを紹介していただき、ありがとうございます。
拉致問題は、もはや北方領土問題と同じじゃないかと思うのです。「4島返還!!」と叫び続けていれば、絶対返ってこない。その方がむしろ敵愾心をあおることで自らの商売のタネにできる。
現実問題として、帰国した拉致被害者以外は、すでに亡くなっているのは、まず間違いないでしょう。
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>inti-solさん (Bill McCreary)
2016-04-30 06:04:52
私の方も遅レス申し訳ございません。

>「4島返還!!」と叫び続けていれば、絶対返ってこない。その方がむしろ敵愾心をあおることで自らの商売のタネにできる。

そういうことですよね。上の記事で紹介したように、荒木和博があそこまで金大中氏を罵るのも、つまりは彼は、拉致被害者の帰国を「よかった」なんてまるで考えていないということでしょう。

>現実問題として、帰国した拉致被害者以外は、すでに亡くなっているのは、まず間違いないでしょう。

ですよねえ。小泉訪朝から14年ですからね。それでなお生きていると主張するのも現実性がありません。
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