ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

免許証の裏に、臓器移植の意思表示を記す欄がある

2013-04-12 00:00:00 | Weblog
以前6歳の幼児からの脳死臓器移植が報道されましたが、でも現実としては日本ではなかなか臓器移植はすすまないと思います。日本人は脳死が欧米とくらべて少ないし(銃を持てる国は、暴発とかの脳死がけっこうあります。また、交通事故も日本は少ない)、また日本人がかならずしも臓器移植に欧米人とくらべて積極的でないというところもあります。宗教的な問題もあります。日本人は欧米人と比べて身内の身体を切り裂いて臓器を取り出すということには抵抗があるようです。こんなことを書いている私も、あんまり臓器移植に積極的に応じるつもりはありません。読者の皆さまはいかがでしょうか。善悪の問題ではありませんから他人がああだこうだいえることではありませんが、精神的なハードルは高いでしょうね、きっと。

ところで一昨年の11月に私運転免許証を更新しました。長きにわたって無事故無違反なので、とうぜんゴールドカードになりまして、とても私喜んでいるのですが、昨年2月に他人さまの免許証を拝見していて「おや」と思いました。裏が次のようになっていたのです(写真は私の免許証)。



自分の免許証を改めてみてみると、やはり同じようになっていました。

2010年7月17日にこの関係の法令が施行されたので、同年10月21日以後発行の免許の裏面はこのようになっているとのことです(こちらのサイトより)。読者の皆さまも、免許を持っている方の多くはお気づきでしょうが、もし気づいていない方がいたらご確認してください。

写真をご覧になればわかるように、私はこの欄になにも記載していません。いまもそうです。その理由は、そもそも臓器移植の問題には関わりあいたくないと考えているからです。が、かりに私が脳死になったとしたら、家族が移植するというのなら私にそれを拒否するすべはありません。それは、過日脳死になって臓器移植のために臓器を摘出した子どもと同じです。それなら拒否する旨を書けばいいと思いますが、基本的にはそれすらも関わりあいたくないと思います。

これは考え方の問題ですから、自分の考えで物事をすすめればいいことですが、やはり免許証を更新したとき、新たに取得したときは、この欄をどうすればいいかということは考えたほうがよさそうです。何かを書くか書かないか、意思はどちらにせよ何かを書いたほうがいいのでしょうが、かりに何も書かないにしてもこのような欄があるということは認識しておいたほうがいいと思います。
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