鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

威張る人や過去の偉い役職を言う人はボランティアに向かない

2015-02-10 | Weblog

 過日、東京・調布市の味の素スタジアムで開催された夫婦で第6回中学生「東京駅伝」大会のスポーツボランティアに参加した。2年前に世界一周クルーズで知り合ったKさんの紹介で初めてスポーツボランティアなるものを体験し、人の役に立つことをするのはいいものだと実感し、昨年もエントリーしたが、大雪で中止となって、ことしが2回目の参加となった。事前に登録し、1カ月くらい前に送られてきた案内書によると、なんと総勢200人くらいを16班に分けた班のリーダーで、かみさんが副班長に任命されているではないか。1回しかやったことがないのにいきなり班長なんて大丈夫「かな、と思いながら、会場に赴いた。

 班長は集合時間の15分前に来ることとなっているので、その時間に行くと大勢の人が列を作って待っていた。班長だかrといって特に指令があるわけでなく、班を表示する札を渡され、集合場所でその札を掲げ、メンバーが集まるのを待って、点呼をすると、時間になっても13人のところ10人しかいない。受付で渡された名簿の赤字となっている3人がいずれも来ていない。事務局に確認するとどうやら欠席とのことだった。それで、全員を集め、前々回の経験をもとにどんなことをするかを説明して、休憩を順番に取ることを約束した。

 中学生「東京駅伝」は東京都が都内の市区町単位で中学2年生を対象に駅伝大会として開催しているもので、女子は30キロを16人が、男子は42.195キロを17人がタスキリレーして、勝負を競う。スポーツボランティアはコースの要所に立って、選手がスムーズに走行できるように監視するのが役目で、観客がコースに入ったりしないようにウオッチする。選手が倒れたり、不測の事態になったりすると、連絡し合って対応することおtなるが、そんなこよはまず起きない。ずっと立って競技の進行を見守ることなる。

 今回は天気予報が昼ころから雨との予報だったが、その通り、雨となり、気温が寒いうえに雨が降り続いて、監視員の役目も楽ではなかった。途中で事務局から雨合羽を支給されたが、それでもズボンはびしょ濡れで、靴のなかに雨がしみ込んで、寒さは並大抵のものではなかった。傘をさして監視員をするわけにはいかず、ずっと雨に打たれっ放しで、つらい役回りとなった。特に手袋をしていても絶えず雨がかっかるので、手が冷え切ってしまい、凍りついたような感じとなってしまった。家に帰ってからも右手がギクシャクした感じが残り、お風呂で温めても元には戻らなかった。翌日になって手の甲が腫れて膨れ上がってしまっていて、ちょっとした凍傷に罹ったような感じであった。

 それでも班の全員が途中、代わりばんこに休憩がとれて、なんとか競技が終わるまで無事に役割りを終えることができた。終わってみれば、極寒の天候のなか、全員大過なく無事に役割りを果たすことができて、満足な1日であった。

 家に帰って、受付の時にもらった「スポーツボランティア入門」の冊子を改めて開けてみて、そん中に「ボランティアに向かない人」として、自己の価値観しかない人、威張る人、金品を借りる人、人の陰口を言う人、過去の偉い役職を言う人などが列挙してあるのを見つけ、なるほどと思った。別にボランティアに限らない人と接するのに必要なことが書いてあるだけだが、こうして列挙されるとシニア世代の処世術を教えてくれるているような気がした。ボランティアをすることも大事だが、こうして心得を諭してもらえるのもありがたい、と思った次第。

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