鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

愛用のiPADを見てもらってまだ使えることを確認して万々歳、改めてアップルはじめ世界のGAFAの魅力を再認識させられた

2021-06-08 | Weblog

 つい2日前、ずっと使っていたアップルのiPADが突然動かなくなってしまい、どう操作しても作動しなくなってしまった。googleで「iPAD寿命」、「iPADバッテリー交換」などと入力して検索してみると、どうやら故障のようで、バッテリー交換には約1万円かかかることや、素人がバッテリーの交換しないようにということがわかった。IPaDは数年前の誕生日に長男からプレゼントしてもらったもので、パズルや麻雀などのゲームや、ネット上の情報検索に毎朝、夕方の2回使用しており、日課のようになっていて、いざ使えないとなるとなにか生活の歯車が狂ったような感じとなり、物足りない感じを抱いていた。

 そこで、7日昼過ぎに東京・渋谷駅近くにあるアップルのサポートセンターに行って見てもらうことにして、いざ行ってみると、平日にもかかわらず結構な人が出入りしていた。ガードマンらしき人に「予約ですか」と聞かれてそうじゃないことを伝えると、とりあえず列に並ぶことを勧められ、並んで待っていると、10分ほどしてiPADを抱えた人がやってきて。「今日はどんな内容で?」と聞いてきたので、iPADを取り出し、「バッテリーがなんくなっているようなので」というと、「修理相談ですね」といいながら「しばらくお待ち下さい」という。ここには何回もきているが、まさか予約してくるなんてことになっているなんて思いもしなかった。仕方なく並んでいて、数分すると、改めて別の係員がやってきて、「修理相談は混んでいて、4時なら時間が取れそうです」という。で、こちらの名前と携帯電話のメールアドレスを聞いてきた。

 近くの書店で時間をつぶして30分くらい前に戻ってみると、同じような係員がやってきて、手持ちのiPADでこちらの名前を確認し、「もうしばらくお待ち下さい」といって去っていった。よくみると、こうしたiPADを持った整理係員は10人近くいる。そのうえガードマンらしき人も4,5人はいる。

 で、4時になって3階に行けというので、行ってみると、6つある広いテーブルのうえで技術相談らしきものがざっと12人くらいできるような部屋があり、空いている一角に案内され、そこで待っていると男性の技術員がやってきてこちらの状況を聞き、iPADを点検してくれ、固まっていたのを上の電源ボタンと下の操作ボタンを同時に押さえると、なんと固まっていた状態は一挙に解消し、いつもの初期画面に戻ってしまった。「そんな手があったのか」と声を出して驚くと「そうなんです」とうなづいてくれた。しかし、電源がほぼゼロのようで、しばし充電せざるを得ないこととなった。

 そして技術者なる女性が登場して、しばらく充電するのを待って、果たしてバッテリーが消耗しているのかをチェックしてくれた。それによると問題のiPADのバッテリーの状況は88%であることが判明した。技術者の説明によると、「最初は100%で、80%を切るとつかえなくなる、という。だから88%はやや消耗しているが、使えない状況ではない」という。80%を切ると交換ということになるが、アップルとしては交換はやっていない、つまりお客さんには買い替えてもらうということになっている、ともいう。ネットでバッテリー交換のことが出ているが、それは民間業者がやっていることで、アップルとしてはお薦めしていない、という。

 ともあれ、iPADは無事に以前のように使えることが確認できたわけで、万々歳であった。実はiPADのバッテリー交換には1~2万円かかると思って財布に現金2万円ばかり用意してきたが、それを超えた場合のクレジットカードを財布を変えてきたので手元になかった。だからその確認をしなくてはと思っていたのが解決してしまった。アップルの親切な女性技術員に感謝、感謝である。普通なら数千円の点検料を払っても惜しくないところだが、そうしたシステムにはなっていないようで、深く頭を下げて帰ってきた。これでまたデジタル社会への覗き窓である最新の兵器を手にした元の生活に戻れることに大いなる喜びを感じた。アップルが日本にこうしたサポートセンターを何ヶ所持っているのか知らないが、アップルがこれだけの設備と要員を配して、ユーザーへサポートしているのが世界に君臨している秘密なのだろう、とつくづく感じた。

 これまで日本の初期のパソコンであるNECの9800シリーズ、そして液晶テレビの草分けであるシャープの液晶テレビが一世を風靡して流行したことがあったが、アップルの数々のヒット商品であるiPAD、iphoneはそれに並ぶものであることを改めて認識させられた一幕でもあった。そしてアップルという企業の手厚い、かつ万全のサポート体制があればこそのものであること、世界でGAFAとして席巻している米巨大IT企業の魅力はこんなところに秘密があるのだろう、と改めて認識させられた。

 

 

 

 

 

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