ボッケニャンドリの思ったこと

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青色申告、仕訳帳の書き方免許皆伝

2011年01月28日 09時42分12秒 | 確定申告
 題名には免許皆伝と書いたけど、あくまでも自分中心、ボッケ屋限定。そのボッケ屋の実態はこうだけど、これに近い仕事の人、何かのデザインとか翻訳なんてのを最近開業した人には参考になると思う。


  1. 個人事業主である。いわゆる自営業。
  2. 職場は自宅。
  3. 仕事は1人でやる。アルバイトや従業員はなし。
  4. 仕事内容はソフトウェア開発。
  5. 消費税とは無縁の売上高。
  6. 商品の売買は無い。
  7. 手形や小切手は使わない。
  8. 消耗品などを個人のクレジットカードで買ってしまった。
  9. 光熱費などを個人のクレジットカードで支払ってしまった。
  10. 確定申告は自分でやる。


 そんなこんなでボッケ屋の仕訳帳の書き方パターンは次表にある通りである。これだけ書ければ後は全てパソコンがやってくれる。ただし簿記の知識が全くないと勘定科目を逆に書いたりして訳の分らない結果になる可能性があるので簿記用語に慣れるくらいは勉強しといた方が良い。

 では表に関する説明をちょっとだけ。

  1. 勘定科目に普通預金と書いたのは事業用口座。
  2. オレサマ銀行と書いたのが個人口座。
  3. 後半で背景が黄色い部分は期末処理。全て経費にするのではなく私用の分を差し引くための書き方。



ボッケ屋の仕訳帳の書き方一覧表
(貸方の金額欄は借方と同額なので省略)
日付借方貸方摘要
勘定科目金額勘定科目
(1)仕事の報酬が銀行に振り込まれる
6/1普通預金900,000売上げヨメ教育システム開発
(2)消耗品を現金で買う
3/1消耗品費5,000現金飴と鞭
(3)仕事で必要な本を現金で買う
3/1新聞図書費2,000現金パソコン入門
(4)消耗品をクレジットで買う(引落しは個人口座)
4/1消耗品費5,000事業主借
プリンターのインク
購入(2/1)
オレサマ銀行から引落
(5)月々の電話代を個人口座から引落
3/1通信費5,000事業主借
NTT2月分
オレサマ銀行から引落
(6)月々の電気代をクレジットで支払い(個人口座から引落)
3/1水道光熱費5,000事業主借
電気2月分
請求(2/4)
オレサマ銀行から引落
(7)事業用の口座から国民年金料を引落
6/1事業主貸177,400普通預金国民年金
(8)事業用の口座から小遣いを引落
6/1事業主貸100,000普通預金生活費
(9)事業用の口座に利息がついた
6/1普通預金123事業主借利息
(10)車検でかかった費用は全て車両費にする
6/1車両費18,980現金自賠責保険
6/1車両費7,600現金自動車重量税
6/1車両費1,400現金自動車検査手数料
6/1車両費30現金車検用紙代
(11)電気代の30%を事業用とするための記帳
12/31事業主貸70,000水道光熱費電気代合計×70%
(12)電話代の70%を事業用とするための記帳
12/31事業主貸40,000通信費電話代合計×30%
(13)車にかかった費用の50%を事業用とするための記帳
12/31事業主貸40,000車両費費用合計×50%
(14)自宅を事務所にしてるので15%を事業用とするための記帳
12/31減価償却費150,000建物建物の減価償却×15%
12/31事業主貸850,000建物建物の減価償却×85%

(12)電話代の70%を事業用とするための記帳などの処理の仕方を年末ではなくその都度やる例を青色申告、仕訳帳の書き方免許皆伝 Ver1.1に書いた。
記:2014年2月21日




 税の申告は税理士に頼めば簡単だけど、お金を使いたくない人は頭か身体を使うってわけだ。でも専門家に頼めば経費の範囲は広がるというメリットはある。前回の確定申告は簡易簿記でやったので控除額は10万円。それが複式簿記だと65万円になる。55万円貰えるってわけではないけど税金や健康保険に関係する少なくなるのだ。

 自分の記帳パターンは限られてるし、お金の出入りを入力すれば残りの煩雑な計算はパソコンがしてくれる。すると勉強の範囲は限られている。そうでなければ簿記3級を取れるくらいの勉強をしないといけない。

 とはいうもののここまで整理出来たのは税務署から派遣された税理士の助けが大きかった。無料の記帳指導を申し込む時、今年は人数枠が少ないと言われた。幸い1回1時間の記帳指導を4回受けられた。しかも予定では今月の4回目でおしまいなのに確定申告の間際にもう1度見てくれることになって更に有り難い。

 ところで去年の10月に個人事業主と通帳という記事を書いた。その中で書いた次の文は間違いだった。元の記事も修正した。

事業に関係してる口座でのお金の出入りは全て記録しないといけなかったのだ





 個人事業主になる時に事業用の口座は作ればそれで良いと思ったのが大きな勘違い。消耗品などを買う時に個人のクレジットカードを使ってたんだけど複式簿記だとこの場合の記帳が面倒臭いのだ。理由は商品を手にした時と銀行から引落される日が異なるからだ。しかも個人口座の預金出納帳も書かないといけないが、通帳に書かれてることを全て記帳するのだから大変だ。

 でも蛇の道は蛇、税理士に簡単な書き方を教わった。個人の口座に売上げの入金がないのなら通帳と対応が取れれば良い、と。預金出納帳は不要なのだ。これを教訓にして今年はクレジットカードで仕事関係の買い物はしないのと事業に関連する引落は全て事業用の口座から引落とすように手続きをした。すると書き方パターンは更に少なくなる。
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2 コメント

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だから私は… (玉川のセレブー)
2011-01-29 09:12:49
いつまでも管理された職業でなきゃ勤まりません。経理の自己管理はまず不可能な質なもので…

だいたい、家計簿すら手をつけません。帳簿を買おうものならすかさず「三日坊主!」と罵られるのが分かり切ってますから♪こうゆう点では自己管理出来てる?

ともあれ、申告の作業ご苦労様です。
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re:だから私は… (玉川のセレブー さん) (ボッケニャンドリ)
2011-01-30 10:26:26
> いつまでも管理された職業でなきゃ勤まりません。
まぁ必要に迫られてってところです。


KARA も自分でやってたら良かったかもね
(^-^;
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