棚ボタ桜

　林のままだった残り少ない住宅用区画が１つ売れた。日本人は桜が好きだけど、桜も含めて木は嫌いなようだ。というより嫌いとしか考えられないような伐採が今も集落内で続く。２００坪くらいの広々とした場所なのに数本の木を残して１０本もしくは２０本近くのコナラ、山桜、松が伐採されて更地になった。

　知り合いの不動産屋から桜の木があるけど要らないかという電話があった。どういうわけか伐採を依頼した人は放置されてた木が大き過ぎて困ってたようだ。何故そんな事になるのか分からないけど渡りに船ということでタダで貰った。このままでは重くて移動出来ないので下の写真のように縦に割って軽くしてから家に持って来た。

　桜は薪にもなるけどこれだけの木をただ燃やすのは勿体無い。だいたい樹齢ざっと５０年の木を躊躇無く切り倒しすというのが勿体無い。それは兎も角これでウッドデッキを作れというのがヨメの命令だ。そういえば Mission impossible なんて名前の映画もあったな。




　木の根元近くには虫が食った穴が幾つかあり、そこから蜂のような虫が出て来た。ムネアカオオアリの羽蟻のようだ。まぁ何というか折角静かに冬越ししようとしてるところを起こされて、挙句寒空の下に晒されるってのも気の毒な話。