世界変動展望

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論文データ捏造の上原亜希子の請求を仙台地裁が棄却!

2012-02-29 23:16:00 | 社会

「東北大大学院歯学研究科のグループが発表した論文に不正があったとされる問題で、実験結果を捏造(ねつぞう)したとして懲戒解雇された同研究科元助教の上原亜希子さん(42)が同大に地位確認と慰謝料1000万円を求めた訴訟の判決で、仙台地裁(斉木教朗裁判長)は28日、請求を棄却した。[1]」

こんなの当たり前。あれだけデータ流用をやっていて捏造がなかったと争う方がどうかしている[3]。2010年5月に仙台地裁は「データに類似性が認められたからといって、流用があったと結論付けることは早計」とし、上原亜希子の地位保全の仮処分を命じていたが、予想通り覆った[2]。そもそもこんな判断をしたことが間違いだった。裁判官の科学レベルの乏しさを証明する判断だったが、きちんと覆って本当によかったと思う。裁判ではデータ流用が認定され、懲戒解雇は有効と判断された。上原亜希子は仮処分中に受けた給料等をきちんと返還しなければならない。

以前にも述べたことであるが、なぜ上原亜希子はこれほどの流用による捏造の証拠がありながら、不正はなかったと争うのか理解不能だ。端的に言って異常である。訴状によれば論文4本でデータ流用による捏造をしたとして懲戒解雇されたが、複数の論文の複数のデータにわたって流用が行われたのは、故意の不正の決定的証拠といえる。異なる条件での複数の実験で偶然酷似した結果が得られることは絶対といっていいほどないことだし、流用があったと断言できる。また複数回それを繰り返していることからも過失ではなく故意と断言できる。異なる実験で偶然いくつも酷似した結果になったとか、複数回データをうっかりと使いまわしてしまったというのは、過失とすると極めて不合理である。

不正の決定的な証拠をいくつも突きつけられながらも、まだ不正を否定し争うのは非常に悪質である。上原亜希子には全く反省がない。科学界から永久追放されるのは当然だ。上原亜希子の異常さを考えると、どうせ高裁に控訴すると思うが、やはり控訴した。事実上決着はついているのに、なぜ時間やお金を大量につぎ込んでまで争い続けるのか全く理解できない[3]。いい加減に不正を認めて、研究界と関わろうとすることをやめてもらいたい。

端的にいって、これほど悪質な人物は大迷惑である。

参考
[1]nikkansports.com 2012.2.28
[2]世界変動展望 著者:"データ捏造の東北大元助教の地位保全等を仙台地裁が決定" 世界変動展望 2010.5.18
[3]世界変動展望 著者:"上原亜希子は不正の明白な証拠がありながらなぜ争うのか?" 世界変動展望 2011.8.22