こんばんは。 中村です。
先週のサーキット以来暫く脚が思うように動いてくれず、病院実習にも支障をきたすほどでしばらくお休みしていましたが、今日久しぶりにエルゴをすることができました。サーキットの後に試合をしていた現役の元気さには頭が上がりません。
さて、先週の試合の時でしょうか。塚原君から、
「艇速ってどうやって感じるんですか?」という素朴な疑問をぶつけられました。
とても意外な質問でしたが、考えてみれば一体自分は今までどういう形で艇速を感じてきたのかと再考する良いきっかけになりました。
暫く漕いでいないので、その時の感触を思い出しながら自分なりに考えてみたのですが…
まず、艇は当たり前ですが、ドライブ中とフォワード中に進みます。
●ドライブ中の進みは、大きく分けて
①有効レンジ
②キャッチからフィニッシュまでの加速
で決まると考えるとします。
①においては、できるだけ遠くでキャッチを入れて、それからすぐに艇を動かし始めることが大事になります。
一方、②においては、水中にオールを固定して、上手く体を連動させて艇に力を伝え、フィニッシュでできる限り加速させることが必要です。
●フォワード中の進みですが、この時には艇に対してポジティブな力をかけていないとすると、如何に減速させないかということが大事になります。
そのためには、適切なスピードでリカバリーをし、キャッチの準備をした上で艇を揺らさないことが大事ということになります。
フォワード中に減速すると、前に出づらくなる感じがします。
以上を踏まえると、僕が漕いでいる時に艇速の指標にしているのは、
・ドライブ中の艇とのつながり(体がふにゃふにゃせず、力強い姿勢で艇とつながれているか)
・キャッチからフィニッシュまで如何に船を加速させられているか(フィニッシュでの艇の伸び)
・オールが水上に挙がってから次のキャッチまでどれくらい進められているか(スタンの先端の目視とフォワードのでやすさ)
ということになるのでしょうか。
言葉で表してみると不思議な感じがしますね。
なんか自分が思っているのと違うの感じがしたりもします。
なんだかめちゃくちゃなことを言っていないか心配になってきました…
そういう意味では、 ボートを漕いでいる時に培われる直感みたいなものもすごく大事になってくるのだと思います。
以前夏休みにブログにかじぽんが書いていた通り、コックスはそういう面では漕手よりはダイレクトに艇速を感じられますし、日による艇速の比較なんかも、もしかしたらコックスの方が敏感に感じ取っている可能性もあります。ここのところは人によって意見が分かれることかなと思います。
水上でいいと思っていたけど、実際タイムを計ってみたらそうでもなかった。
そんなことはあまりないかもしれませんが、そういった悩み、すなわち、絶対的な艇速を知りたい!、という気持ちから
玉城君が、スマフォのGPS機能を使って艇速を実際に言っていたのを思い出し、たまたまそういう動画を発見したので以下に添付させて頂きます。検索すれば、そういう動画はいくつも出てくると思いますが…
https://www.youtube.com/watch?v=MYDc0TExMd4
この動画を見て頂くと分かるのですが、
なんか速すぎないか?????という疑問が湧き起こったのでこの動画を乗せることにしました。
オリンピックの8+が2000mを5分20秒で漕ぐとして、aveは1分20秒/500m。ということは、それと変わらないペースで6400m近く漕いでいることになる。このコンディションをみてもそれほど流れと風が強いようには見えないのに…。やはりおかしいのか。
大分前の動画みたいなので、GPS機能が正確でなかった?(そんなことがあるのか知りませんが)可能性もあります。
中途半端になりましたが以上です。
武良コーチには、コーチ自身が漕手をされていた時に一体どうやって艇速を感じていたのか、ぜひお聞きしたいところですね。
艇速をどう感じているのか、皆さんの意見をまたお聞かせ下さい!!