京医ボート部ブログ

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【番外編】ニュージーランド留学🇳🇿part3

2019-02-24 21:55:11 | 日記

1回生の澤田遼太です。

 
ニュージーランドの生活も折り返しを過ぎました。時が過ぎるのは、本当に早いです。
 
今週からホームステイが変わりました。街からは少し離れていますが、ビーチが近くにあり、とても静かで良いところです。寝る時は、静まり返った空間に、波の音だけが響き渡ります。
 
あと、ホームステイのお母さんがとても面白いです。ひたすら喋ります。1を聞いたら100返ってきます。こちらから喋る必要がなく、聞いてるだけで済むので、まあ楽ですね笑
 
前のホームステイは、シングルマザーと子供一人の家で落ち着いていましたが、今のホームステイは、子供2人で賑やかです。この前は、生で大喧嘩に遭遇し、ネイティブの「shut up」を聞けましたね笑。ほんといい経験です。
 
今週は、計測週でしたね。こちらのttは日本のやり方とは少し違います。
まず、みんな一斉にひきはじめます。エルゴがとてもたくさんあるので、他の人のリズムが気になるなら、離れてやればいいじゃんって考えのようです。まあ合理的っちゃ合理的ですね。
あと、はじめの5本とその後とは全く別に考えていて、5本でひたすら回転数を上げてそれを自分の漕ぎでキープして行くイメージって、感じですね。また、アップとダウンは時間を測ってしっかりやってます。
 
1回目の計測は月曜日の夕方だったのですが、2回目は木曜日の朝6時と言う謎采配。しかも、その後乗艇するでーって感じでやっぱニュージーランド人すげえわ。結局その日は、ラフコンでこげなかったので、2000m×3(rate24)をエルゴでやりました笑。
 
今週はいつもみてもらっていたコーチのグレンが不在ということもあって、別のコーチのスコットに見てもらいました。彼はグレンとは少し違い、テクニック方面を中心に見ていただきました。
 
また、ニュージーランドでは、今週NZ Rowing Championshipsというニュージーランドのナショナルチームも参加するようなとても大きな大会が開催されています。我らが中村大地さん(ちょっと図々しいかな?)も参加されています!今週末は、大地さんのお誘いもあり、トワイゼルというところまで見にきています。

この大会は、とても大きな大会で、5日間に渡って朝から夕方までずっとレースをしています。シングルだけでも様々な部門があり、初心者から世界レベルの選手まで参加しています。僕らは最後の2日間さまざまな種目の決勝のレースを見て来ました。
 
世界レベルの選手はまず、体つきが違います。胴体がとても分厚く、足も太い。また、1500メートル漕いできたとは思えない強烈なスパートを入れます。
 
たくさんレースを見て、自分なりにスカルの見方がわかって来た気がします。この選手はよくつかめているなとか、ボディがよく使えているなとか。上手い人の中でも持ち味的なものがあるような気がします。例えば、世界記録を持っているZOE MCBRIDEは動きがとても滑らかです。まずは足から出力し、上体、腕の順に伝わっていく感じが、とてもスムーズです。力感があまり伝わってこず、効率の良い漕ぎだなと思います。リオ五輪金メダリストのMAHE DRYSDALEは、決してレートは低いわけではないですが、1本1本の伸びを大切にしているイメージを持ちます。全身をうまく使った長い漕ぎで、後ろで少し待ちます。また、リオ五輪金メダリストを抑えてシングルスカルで優勝したROBBIE MANSONは、前の掴みがめちゃくちゃ強く、レートが高いです。キャッチして、船を押し出し、減速する前に再びキャッチして、また船を押し出す。うまく表しにくいですが、ZOE MACBRIDEは、スーッて進み、MAHE DRYSDALEは、グンッて進み、ROBBIE MANSONは、ガッて進む感じです。分かりにくいですね笑。
 
下の写真はリオ五輪金メダリストMAHE DRYSDALE
 
 
また、大地さんのレースも生で見ることができました。自分の漕ぎに集中するために、レート計をつけずにレースをしていたらしいです。詳しくは大地さんの少し前のブログを読んでみてみて下さい。めちゃくちゃ勉強になります。
 
そんな感じで、この週末はめちゃくちゃいい経験ができました。きっとこれほどのレベルのレースは今後ほとんど見ることはできないでしょう。本当に誘って下さり、車に乗せていただき、宿も手配してくださった大地さんに本当に感謝です。
 
来週からはよりハードな練習になるそうです。あと少しですが、駆け抜けて行きたいと思います!
 
18朝 8km ut スタレン2回
18夕 5min×2(リラックス) 1000tt 3000mダウン
19朝 10km ut
19夕 ウェイト
20朝 8km ut
20夕 コーチのお手伝い
21朝  1000tt ダウン 2000×3(rate24)
21夕 ウェイト

暇の極み

2019-02-21 12:03:58 | 日記

こんにちは。最近、テーピングを必要ないのにとりあえずつけていることに気づいた山本恭一郎です。

 

 今週は、2時間鴨川沿いのベンチに座って1000ttの音楽を選んだり、1000tt終わった直後にダウンと称してそのままの格好で医学部構内を2周したりと、少し奇行が目立ちました。

 

 ただ今、今までのブログを1時間ほどで読む返して、一時的に語彙力が向上しています。

 

 その中の一つで、U村さんが、自分が主将になってから全みやエッセンがゆるゆるな感じになってしまうことに悩んでいました。鼻詰まりのせいにしていましたが、果たしてどうなんでしょう?笑

僕はそんなボート部の雰囲気が大好きでしたよ!

 

 さて、最近では、ボートだけの生活から少し変わり、ボートとスキーの生活になりました。変化を一つだけいうと、マイナス10度を下回る環境のせいで、寒さに鈍感になったことぐらいです。あと、自分の未熟さから怪我のリスクが高まったことぐらいです。あと、新しいコミュニティに少々戸惑っているぐらいです。あと、スキーという、成長する楽しみが一つ増えたことぐらいです。4つになっちゃった。ただ、バイトをしていないし、春休みなので暇なことには変わりありません。毎日のようにジムへ行き、日々考えていることは筋トレのことばかり。要するに暇を持て余しております。まあ来年から否が応でも忙しくなるし、今のうちに暇を享受しておきます。(ちなみに、一応報告しておくと単位は無事回収でき、底辺集団からは脱却しました。)

 

 例のごとくネットサーフィンをしていると、すごい人を見つけたので紹介します。山本俊樹さん。ウエイトリフティングの日本代表選手です。身長が171cm、体重が88kg(2018年、アジア競技大会時)で、外見的にも非常に均整のとれた肉体をしています。惚れ惚れします。

 

https://www.youtube.com/watch?v=YpDnYJJMs0s

5分ほどの動画なので、ぜひご覧あれ。

 

 スクワットを300kgをあげ、本職でないパワーリフティング大会でもトップ選手であります。2016年、ジャパンクラシック93kg級で優勝しています。ベンチプレスで差をつけられながらも、スクワットとデッドリフトでの逆転は圧巻です。ちなみにパワーリフティングとは筋トレビッグ3の総合挙上重量を競うもので、ウエイトリフティングとは、何段階かのフェーズを経て、バーベルを頭上に持ち上げるスポーツです。オリンピックの正式種目です。

 

 ボディビルダーとは違い、ウエイトリフティングでは反動を利用して重量を持ち上げるため、脱力が大事になってくるし、全身を連動させて爆発的な力を生み出す必要があるため、スポーツ向きの肉体です。そのため、ボートやエルゴにも役立ちます。(ボディビルでは、瞬発的な力を発揮することや、柔軟性に難があり、スポーツ向けとは言えません。ボディビルダーの筋肉が「使えない筋肉」と言われてしまう所以はここにあると思います。生理的には筋肉に差はないのに。どちらかが良く、どちらかが悪いと言うことではなく、目的の問題です。)

 

 これからはこの方の肉体に追いつけるよう、まずは体重90kgを目指していきます。夏から体重が変わっていないことを考えると至難の業ですが。


ただ流れるままに

2019-02-18 11:34:59 | 日記

2月17日 日曜日 朝7時

いつもは寝起きが悪い僕だが、今日は何故かこんな早い時間に目覚めることができた。窓を覗くと外は綺麗な白い雲。あそうだ、今日は散歩日和だ。

朝ごはんを食べ、お気に入りのジャージに着替えて早速家を出るともう足先は川のほとりの公園に向いていた。別に散歩する場所は決めていなかったからもう足に導かれるままに歩いた。公園に着くまではよく近所の人達に会うことは知っていた。
「あら、お早う」
「お早うございます」
「朝早いねえ。今日も大学なの?」
「いえ、ちょっと散歩をしに…」
やっぱり会ってしまった。僕はちょっと足を早めた。寝起きの寝ぼけた顔をもう他の近所の人たちに見られないように。

川のほとりに着くと、ランニングする人が沢山いた。僕はそんな予定はなかったが、その人たちの流れに流されるままにランニングが始まった。と同時に何処からかいつものように実況が流れる。
「早い!ここで1人抜いて今現在7人抜き!」
子供だろうがおじいちゃんおばあちゃんだろうが関係なく勘定に入れる。今日は調子が良いのとちょっと人が多かったこともあり、10人から先何人抜いたか覚えてない。

ランニングの一番の醍醐味はやはり季節や時間で変わる小さな風景に気づけることだと思う。今日はどんな発見があるのだろう?少々追い風。溢れ出す好奇心が風に乗って自分さえももう追い越していく。

はるばる走って大阪城公園に到着。そういえば今日走ったルートはいつもと違うから、あまり来たことがない。ワクワク。人の流れを吸い込む小さな門の向こうには梅林公園が広がっていた。もう梅の咲く季節なんだ。

「内裏」「思いのまま」「寒紅」とかとか色々な名前が梅にはあって、ゆっくり廻りながら見比べをしたりして時間を過ごした。一重か八重、紅梅か白梅はたまた紅白の梅もあり、同じ名前でも花の色が違っていたりして梅は色々な表情をしてくれるみたいで面白い。

もちろん梅林の楽しみ方も人それぞれのようで、キャンパスを広げて油絵を描く人、いかにも高そうな一眼レフを肩にぶら下げている人、梅の匂いを鼻を近づけて楽しむ人、フクロウの人もいた。

観光客の皆さんが梅昆布茶と三色団子を買っていたので、僕もつられるままに買ってしまった。本当に梅を見ながらのお菓子は美味すぎる。そして趣深すぎる。隣の人が筆と紙で俳句を詠んでいたので、僕も一句。

ふらと来て 胸の詰まるや 梅林公園

あ、字余りだ笑

気づけばもう昼だ。向かい風の中、つられるままにまた買ったお土産袋をさげて元来た道の通り帰ることにした。そうだ、道しるべに自分のこころの一片を切り取って帰り道に撒こう。梅林に行くにはもっと近道はあるだろうが、流れるままに通ったこの道もいい。これからはこの道だ。飽きたなら、そのかけらを一つ一つ拾い上げてまた新しい道に撒けばいい。半月後には遅咲きの梅が咲くそうだ。楽しみがまた一つ。また行こう、この道を辿って。

1回生 山崎








【番外編】ニュージーランド留学🇳🇿part2

2019-02-16 12:28:01 | 日記

こんにちは、再び一回生の松本です。

 

早いもので、ニュージーランド到着から二回目の週末を迎えてしまいました。毎日規則的な生活を送っていると、本当にあっという間に感じられます。いまやホームステイ先での生活にはほとんど完全に慣れてしまい、ホストファミリーと一緒にテーブルゲームをしたり、大分仲良くなれました。日曜日の午後には遼太と二人で日本食のディナーを作ろうと予定しているところです。

 

この国の車事情は特殊で、ほとんどの乗用車が日本の中古車なんですね!おかげでこちらで車に乗るといたるところに日本語が書いてあります。レンタカーすらその始末で、ある日アメリカチームのコーチに、レンタカーを借りたら日本語で警告音が鳴るので見てほしい、と言われたので見に行ったら、「ETCカードが挿入されていません」と鳴っていたんですね!いやそれくらい輸入段階で取り外しておけよ!と思わずにはいられませんでした。

 

金曜日は、中村大地さんの仲介で現地のオタゴ大学のがん遺伝学の研究者であるParry Guilford教授に紹介していただき一緒にコーヒーをいただきました。その際オタゴ大学の校舎を見学し、その美しさと広さに圧倒されました。オタゴ大学は今年で創立150周年を迎えるニュージーランド最古の大学で、京都大学よりも古いんですね!建物が当時のものを多く残しており、本当に綺麗でした。

あと、こちらはすごく星が綺麗に見えるんですね!緯度が低いというのも一端でしょうが、何より街の光がほとんど目立たないので満天の星空が望めるんです。南半球なので日本ではお目にかかれない星座も見ることができるんですねー、星座はよくわからないのでそこにこだわりは無いのですが…写真を撮ろうと思ったのですが無理でした、携帯のカメラには限界があったみたいですね。いずれにしろ素晴らしい夜空です。

 

ローイングの習慣も大体固定化されてきて、朝は7時~乗艇、ラフコンディションだったらエルゴ、午後は3時~エルゴ、もしくは重量トレーニング。エルゴ、重量トレーニングは週に3回ずつくらいが適当みたいですね。土曜日の午後と日曜日はオフです。

今週のエルゴは中村大地さんと一緒に引かせていただきましたが、中村さんが来週にニュージーランド選手権を控えているので、そこまで高強度のものは行いませんでした。

 

こちらのエルゴの習慣で京医に無かったものは、ウォームアップとウォームダウンを結構長めに行うことだと思います。エルゴのメインメニューの後に、10分や4000mほどの低強度UTを行っていました。京医ではアップは蹴り上げである程度行いますが、ダウンはノーワークを適当にやって終わっていました。しっかりとダウンをすると、すっきりしてフォームの確認もできるので、是非ともこの習慣は持って帰りたいと思います。

 

乗艇は先週に引き続き、遼太と二人でダブルに載っています。乗艇中、テクニック練習などはほとんど行わず、一人漕ぎをSとBで1km程度ずつ行い、あとはひたすらUTを漕ぐ、時々高強度を入れる、といった感じです。コーチであるグレンはあまりテクニック的なことは言わず、ひたすら姿勢とフィニッシュ体制、フォワードの仕方とキャッチの仕方だけを注意してきます。小手先の技術を教える前に、基本的な要素をしっかりと体に染みつけるスタイルのようですね。これは僕たちにとってかなり効果的で、すでに大分フォームが変わってきていると感じています!

例によって、今週のメニューを載せておきますね

 

月曜 朝:ダブル乗艇 11kmUT 夕:エルゴ40分

火曜 朝:オフ(サイクリング) 夕:重量トレーニング

水曜 朝:ダブル乗艇 10kmUT+2分オン2分オフ×6 夕:エルゴ30分

木曜 朝:エルゴ 500m×6(race constant)+4000m 夕:重量トレーニング

金曜 朝:ダブル乗艇 16km+α 200m×3 夕:オフ(サイクリング)

土曜 朝:エルゴ4000m+1000m(max)+1000m(低強度)+500m×2+4000m

 

あ、そういえば手袋は外しました。


【番外編】ニュージーランド留学🇳🇿part1

2019-02-10 21:27:40 | 日記

こんにちは、1回生の澤田遼太です!

一つ前のブログで松本が言っていた通り、僕たちはニュージーランドにボート留学にきています!!

日本には、寒波が来ているらしいですけど、こっちは激暑です笑。今日の最高気温は28度。まあ夏だから仕方ないか。

今日は日曜日でオフなので、午前は中村大地さん(rowing doctor)の手伝いをしてから、ずっとダラダラしてます。

こっちで生活して1週間弱ですが、今までに習得したのは、重要じゃなさそうなことは聞き流して、重要なことはしっかり聞くメリハリでしょうか。メリハリはボートでも日常生活でも大事ですね笑。

もちろん僕たちはボート留学に来ているのでボート三昧ですね。朝5時30分ごろに起きて、7時くらいにボートハウスに着く。朝練を終えたら家に帰り寝て起きてまたボートハウスに行く。夕練が終わったら帰って来て寝る。

うーん。ボートしてるか寝てるかですね笑。まあそんな感じです。おかげで、もう2kg痩せて、松本に「顔がもう変わって来てる」っていわれました。(めちゃくちゃ食べてるんですけどね)。

乗艇は片道なんと7kmも取れるところでやっています。これをノンストップで漕ぐんです。いや死ぬがな。

エルゴに関しても絶賛フォーム改造中です。詳しくは、松本のブログでもいいですし、大地さんのブログにも日本との違いみたいなの書いていますので見てみてください。

まあ、ボートに関しては、そんな感じで、僕たちが生活しているところはこんなところです

 

海が近くにあり、小さな町ですが、とても楽しいです!

レストランに行くとドカーーーんって感じの料理が出て来ますね

まあそんな感じでのどかなこの街で、日本では得られない経験をさせて頂いでいます。せっかく大切な人たちと離れて、遠くに来ているのだから、絶対に何かを掴んで帰ります。きっとそれは自分から掴みに行かないと決して得られないでしょう。

では、また来週〜

最後に1週間のトレーニング内容を載せておきます

5(火)昼 現地到着

5(火)夕 エルゴ 20min(rate20)×2(rest 10min)
6(水)朝 エルゴ 6000m(rate20) フォーム指導
夕 筋トレ
7(木)朝 UT(ダブル S:遼 B:松)一人漕ぎ+少し二人で
    夕 エルゴ 20min(rate20)×2 (rest 10min)
8(金)朝 10min リラックスしてフォーム確認
      1分on30秒off
                 10min リラックスしてフォーム確認
    夕 筋トレ
9(土)朝 UT(ダブル S:遼 B:松)一人漕ぎした後、7km×2二人で