どうも、植田です。
先日、ついに京医ボート部で中毒者を多数輩出しているという志満屋を発見、潜入を敢行しました。
店の中に入ると……出汁の香りと愛想のよさそうなおばあちゃんがお出迎え。
「ここに来るの初めて?」と早速声を掛けられました。「はい。」と答えると、「京大?」と。「そうです。」と言うと「学部は?」ぐいぐいくるなと思いながら 「医学部です。」と答えると「ボート部?」と続いたので少し驚きました。やはりボート部が入り浸っているという噂は本当のようだ。
メニュー表に目を向けると、日本語とドイツ語でうどん、そばや丼が。値段は600円前後でリーズナブルな印象を受ける。お腹が空いていたので他人丼を選択。
待っていると、ふらっと2人組が来店。「○◯さん、今日は何にする?」「おばちゃん、今日の肉はどう?」などとフランクな会話が。客の名前を把握しているとは恐るべし。
程なく、オーダーした他人丼が運ばれてきた。まずその米の量に圧倒される。大きな茶碗が一杯になっている。おばあちゃんは「先輩みたいにいっぱい食べや」と笑っている。必死にご飯を掻き込んでいると、「小皿とうどん、おまけしとくわ」と前から声が聞こえた。こいつ、化け物か?薄れ行く意識の中、植田は考えるのをやめた。
………………
会計を済ませ自転車に乗ろうとしたとき、後ろに小さな影が。「また来てや~」と、さっきまでの声がした。やれやれ、これはもう敗けを認めざるを得ないな。「はい!」そうしてペダルに力を籠め、店を後にした。