京医ボート部ブログ

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西医体総合優勝!そして琵琶湖周航

2019-08-15 18:02:49 | 日記

6回生の大槻です。西医体感動的でしたね!

 

 

さて…(前置き短すぎるけど 笑)

現役のrowingについて、いろいろ思いを語りたいところではありますが、今はそれどころではありません!そう、西医体の後は周航です。そして周航の存続問題です。

昨年に引き続き今年も琵琶湖周航が台風により短縮バージョンとなってしましました。この時期にやっていて安全を最優先する以上、仕方ないですがなかなか厳しい状況です。というのも、現在部内には3・4回生が少なく昨年も中止になったので周航のノウハウをまともに知っているのは現在の5・6回生だけです。短縮バージョンの中で何とか現在の2回生にノウハウを伝える必要があります。

また、近年カリキュラムの過密化により夏休みが短くなると同時に、学生の価値観も大きく変動しています。西医体の後に莫大な労力・時間・金銭をつぎ込んで周航をするにはモチベーションが不可欠です。

そこで、学年に応じた周航の楽しみ方を指南したいと思います。(選手の一例です。マネはマネの先輩に聞いてみて!笑)

今年は長命寺からのスタートになりますが、これを読んでまるで3日間漕いできて今日がクライマックス!という状況にいるかのような気持ちで周航にいどみましょう!

Here we go!

 

1回生

1回生の頃は、その若さをもってして、ワクワクして無条件に楽しいです。新歓で感じたボート部のアットホームさ。一方で入部して感じるトレーニングの厳しさ。しかし、それを乗り越えて迎えた西医体での何とも言えない感覚、開放感。

そんなドラスティックな感情の流れを経験した上での周航は、「どんなことが待っているのだろう」というワクワクでいっぱいです。新歓以来、初めて現役選手と漕ぐボート…初めて乗るモーター…長命寺でのゴシップ伝説… シーズン中には月2回くらいしか会わなくてぎこちない感じの同回マネとも湖水浴や飲み会で一気に仲良くなります!!

2回生

初めての厳しい厳しい現役シーズンを超えて、選手もマネも一気にたくましくなります。一部の人はモーター免許や自動車運転免許を取り、「去年はただの荷物やったけど今年は俺がボートのエンジンや!」と意気込み周航に挑みます。

1年間、厳しいトレーニングの中で生じたギクシャクやトラブルの裏話を打ち明けあい、最終日に琵琶湖周航歌をうたった折には6番「語れわが友熱き心」で何とも言えない感情が沸き出し瀬田川に飛び込まざるを得ないでしょう。

 

3回生

がむしゃらにシーズンを乗り越えた2回生とは一味違い、周りが少し見えるようになります。2回生の頃はただただ必死に慣例に従って練習をこなしていた(一面もあった)のを0から見直し、様々な批判を受けながらも「『自分達』のクルー」を作り上げます。そうして乗り越えた西医体の後は勝っても負けても気持ちが来年に向かっており、周航に向けた思いも格別です。幹部となる以上、ただボートを動かすだけ・ただ車を運転するだけ、ではなく部全体の動きを感じながら自分の役割を考えなければいけません。

車でピストンをしたり、モータートラブルに対処したり、はたまた周航大臣補佐はシフトを考えたり。艇上では技術・パワー・判断力どれをとっても誰にも負けません。みんなから頼られる部内での立ち位置にやみつきになり、ボート部への愛情はより一層深まることでしょう。長命寺の幹部交代式を経て、気持ちを新たに次年度へ向かいます。

4回生

いよいよ幹部学年集大成。4年間のすべてを注ぎこんだ西医体の後の開放感もまた4年分。道路や交代地点の景色はほぼ頭に入っており、一番の戦力。4年間で培った技術・体力を周航においても水上・陸上ともに遺憾なく発揮します。

長命寺での幹部交代式。4年間の思いがあふれ出し、今だから言えることを語り合い、後輩たちに思いを託します。

5.6回生

 「琵琶湖何周すんねん!」という感情を抱きながらも、自分が下回生の時によくお世話をしてくれたお兄さん的存在の上回生のことを思い出し、後輩に楽しんでもらおう、と奮闘します。だてに歳をとっておらず、トラブルシューティング能力は随一。過去4・5年間の周航での経験値をフルに活かします。

 1回生を初め後輩たちに楽しんでもらおう!という名目で参加したのに、実は自分が一番楽しんでいたり。すべての航路、風景、旅館に思い出が宿り、現役時代を思い出しながら、元気な後輩の姿を肴に飲む酒はなんと旨いことでしょう。

(自分も6回生、最年長です。マッチングを控えながら周航に参加してくださった先輩たちの偉大さを今になってひしひしと感じています。)

 

とにかく周航は楽しい行事です!遊びと部活の間、しんどいからこそ楽しいというのはいかにもボート部らしいといったところでしょうか。今年はマネージャーの参加者が少ないですが、だれが参加するか探りあったりせずに、皆で参加して皆で楽しみましょう!ジェネレーションギャップのせいか、お楽しみ系イベントの参加が年々減っているので…

長命寺の宿泊は多分人数制限がないので今からでも間に合います!近江八幡駅まで来て夜だけの参加とかでも大歓迎なんで、皆で楽しい周航にしましょう!

 

楽しさを伝えられないまま周航がなくならないように嘆願する、6回生のブログでした。

 

P.S.

フォト蔵の方が画質が良く、昔の写真も使っています。コンプライアンスの問題、あるいは「恥ずかしいから消して!」というOB/OGの方はご連絡ください。

そして周航がなくなってほしくない!と思われている方はその思いをどんどんコメントしてください!



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
周航がいつまでも続くことを祈って (H20卒松田)
2019-08-15 22:39:01
皆さんこんにちは。
先日は西医体総合優勝おめでとう、そしてお疲れ様でした。短い行程ではありますが、皆さん思う存分周航を楽しんでもらえればと思います。

私も在学中は周航大臣を2回生と4回生の2回担当しており(4回生時は主将と兼任)それなりに周航への思い入れはある方です(H22卒の川田には負けるかも知れません)。

一昨年(2017年)には久しぶりに周航に参加しました。
使用艇は木造のナックルフォアからカーボン製のナックルシックスになり、連絡手段はガラケーからLINEになり、現在位置確認は琵琶湖水域図の紙1枚&方位磁石からGoogle MapによるGPSになり、夜の宿舎でのイベントに仮装パーティー(?)が加わるなど、時代の変化を感じましたが、水上でのあの感覚は昔も今も全く変わりません。

卒業から10年余りが経ちましたが、これまで周航を支えてくれた代々の後輩の皆さんには深く感謝しています。来年こそ台風の憂き目に遭わないことを祈っています。

以下、元周航大臣としてのお小言みたいになりますが
・気象状況が悪いときには出艇を取りやめる勇気を持つこと
・体調の悪い部員やマネを水上に出さないこと
・宿泊先の宿の迷惑になるような羽目の外しすぎには注意し、また宿のスタッフには礼を尽くすこと
を忘れないようにお願いします。
>松田先生 (おおつき)
2019-08-16 10:22:24
コメントありがとうございます。
「水上でのあの感覚は昔も今も全く変わりません。」という言葉に趣を感じました。やはり水上でボートを通してコミュニコーションをとるのがボート部であり、そのためには琵琶湖周航は最適な行事だと思います。
今年は短いですが、安全と体調には十分に配慮していどみます!

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