久野康成公認会計士事務所/株式会社東京コンサルティングファーム(TCF)の 【国際化支援ブログ】

東京コンサルティンググループ(TCG)は、日本企業の収益改善・国際化をトータルサポート!!

上海で活躍する名南経営

2006年04月16日 | ビジネスの感性

先日、名南経営の東京事務所の営業担当者の方とお話しする機会を得ました。

名南経営といえば、2500社のクライアントを有する名古屋最大の会計事務所です。

約5年ほど前に、上海に進出し、会計計算センターを立ち上げられました。既に40名のスタッフが上海事務所に在籍されているそうです。

最初は、自社の記帳代行のコスト削減のために設立されたそうですが、それが、かなり、順調にできたので、他の会計事務所のアウトソーシング先になるために営業しているそうです。

1仕訳が15円前後程度(納期等によって変動)なので、おそらく、日本最安値での価格設定ではないでしょうか?

日本で、同じようなサービスをしている企業は、60円程度の価格設定をしているので大きく格差があります。



将来的には、記帳代行だけではなく、当然ながら、電子申告での申告書作成も上海で行うそうです。


私は、このようなサービスを、自社のHPでライブドアが行う、もしくは、ライブドアが行わなくても誰かが必ず行い、実質的には税理士は要らなくなると書きました。



ライブドアではなく、名南経営だったんですね。
話を聞いていると、業界を構造転換させる勢いがあります。


私が、多くの会計事務所の所長とお話をして感じるのは、大きな会計事務所の所長ほど、危機感を持っているということです。だからこそ、業界を変革させる力を持つのです。


会計事務所は、今後、ますます淘汰が進みます。
私が描く将来の姿は、日本では、10社程度の大手の税理法人の寡占市場ができあがると思っております。

監査法人が実質4社になってしまったように、税理士法人の競争激化と寡占化は止められないものです。もちろん、専門化した小さな税理士法人は数としては、多く残るでしょうか、今までのように、それが主流となることはありません。


私自身も改めて、市場シェアの重要性を考えさせられました。

我々の経営環境は大きく変化しております。

全体感を見失うことなく、拠点展開を行っていきます。
まずは、6月オープン予定の名古屋・大阪支社の立ち上げに全力を入れます。そして、我々も来年、中国進出を果たしたいと思います。

 

我々の戦略として、計算センターを立ち上げる予定はないので、アウトソーサーとしての業務を行ってくれる企業は魅力的です。

成功者が既に上海にいるので、非常に心強く感じます。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿