久野康成公認会計士事務所/株式会社東京コンサルティングファーム(TCF)の 【国際化支援ブログ】

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死ぬ時に後悔すること 25

2009年07月02日 | 最新ビジネス書評
【死ぬ時に後悔すること 25】という本を読みました。

延命治療を受けている人は、延命治療をやめた人より、最後に後悔してしまうことがあるそうです。

延命治療をやめると、残りの人生を自分の力でコントロールし、精一杯、やり残しがないように生きることができる。

延命治療をすると、単にベットに寝ているだけで、気づくと死期が近づいていて愕然としてしまう。


物理的には、治療をやめた人のほうが、人生の長さは短くなるはずなのに、充実度が変わってしまうのです。



そもそも人生とは、明らかに死に向かって生きているようなもので、死に至る病にかからなくても、われわれは死にゆく存在です。

それに気づき、充実した人生を送れるか否かで、死ぬ時の後悔は少なくなると思います。


生きている間の後悔は、やり直しできますが、死ぬ前の後悔はやり直しができません。

この本は、私にとって非常に学ぶところが多くありました。



久野


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一日30分を続けなさい

2008年02月07日 | 最新ビジネス書評

【一日30分を続けなさい】 古市幸雄著


昔、私が講演会を行った会社の社長と久しぶりにお会いし、その時、社長が推薦してくれた本を読んでみました。

 

勉強本はあまり、関心がなかったですか、社長が絶賛していたので、どんなものかとおもっていたら、非常にすばらしい内容でした。

特に、私には、英語力を身につける方法がためになりました。

 

古市氏いわく・・・

日本人がなぜ、英語が出来ないのか?
最大の要因は勉強不足にあるというのです。

週1回くらいの英会話スクールに通っても意味はない。
一日3時間の時間確保し、週末は、10時間勉強せよ!と書いてありました。

いままで、多くの英語習得の本は、どうすれば楽して身につくかばかりで、全く役だちませんでしたが・・・

確かにそのとおりだと思って、今週、実は英語漬けの勉強を行いました。

・・・やはり、効果覿面です。

 

結局は、勉強時間とやる気で壁は突破できるんですね。

 

 勉強の本質は、一日、30分続けることではなく、
一日3時間続けることだ!!

そうすれば、大半の壁は破れる!

 

よく考えれば、・・・
私も会計士の受験時代は、一日12時間勉強したし・・
結局、四年かかったが、最終的には会計士試験は、突破できた。

36歳からピアノを始めたときは、一日2時間夜中に弾いたし・・・
その結果、ショパンの幻想即興曲、リストのラ・カンパネラも弾けるようになった。


ただ、英語の勉強方法だけは、間違えていた気がする。というより間違えていた。
短期間で集中的に勉強していなかったのだ。

とにかく、一日3時間、週末は、10時間、
本気で英語を習得したければ、・・・2~3年続けろと書いてあった。

著者は、7年続けたらネイティブ並になったというから驚きだ。

久しぶりに気合が入りました。
どうやら、私には、いかに楽して得られるかより、
根性物語の方が性格にあっているようです。

 

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【下流志向】

2007年07月15日 | 最新ビジネス書評

下流志向 学ばない子供たち・働かない若者たち】という本を読みました。

内田先生の分析力・本質を見抜く力はすばらしいと思いました。

 

『人に迷惑をかけなければ何をやってもよい』という発想を持っている若者はたくさんいます。

しかし、この言葉の本質は、『自分が人に迷惑をかけない』ことではなく、『人から自分が迷惑をかけられたくない』という気持ちの裏返しと解説しています。

人から詮索されたくない、迷惑かけられたくないという気持ちの強さは、すぐに被害者意識になれるそうです。

自分が被害者意識を持つということは、すぐにその加害者を見つけ出す天才ということでしょう。

この結果、自分の中で、『自分が被害者』・『相手を加害者』という関係を勝手に作り出していくそうです。


『自分は何も悪くない。悪いのはこの人です!』というのが口癖になる人です。

また、自分を弱者と思う人は、『自分が相手のために何かをしてあげたい』と思うのではなく、『相手から何かをしてほしい』と考えます。

しかし、内田先生は、世の中には強者は存在しないといっています。
弱者が思っている強者もまた、弱者なのです。

弱者が『何かをしてほしいと思う』ように、弱者が思っている強者もまた、『何かをしてほしい』と弱者と同じ思考法で思っていれば、世の中には、強者など存在しないのです。


つまり、弱者が思う、強者とは幻想に過ぎないことになります。


国とは、国民そのものです。
国民が、みな弱者の発想で、何かを望めば、その思考の総和である国が、他の誰かのために何かをしてあげようとするのでしょうか?

生活が苦しい人を見て、かわいそうだと思う人はいても、増税にはこぞって反対します。自分に火の粉が振りかかりそうなことは徹底して反対するのです。



強者がいること自体が幻想とすれば、他の誰かに望むこと自体が無意味なことになるはずです。


あなたのために何かをしてあげたいと思う人が世の中にいないとすれば、できることは、自分でリスクテイクし、自分自身の力で人生を切り開くしかありません。

 

内田先生の『下流志向』からは、いろいろ考えさせられることがたくさんありました。
この本を読むと、日本は終わった!!と思わざるを得ません。

 

国民の意識が変わるまでは、少なくとも10年はかかるでしょう。
この間、マクロ的には日本はどんどん悪くなっていくでしょう。

現在の所得格差の本当の原因は、教育格差からきているのです。

しかも、その教育格差は、自ら選んだ教育格差なのです。


教育されるチャンスがなかったわけではありません。
自ら、教育を受けることを学校で放棄したのです。
その結果の教育格差なのです。


現在、所得格差は現実に起きています。
この所得格差は、この先、教育を受ける機会も奪われるという教育格差を生みます。

現在の教育格差は、自発的格差ですが、今後は、非自発的教育格差が生まれるのです。

この教育格差は、さらなる所得格差を生みます。


国民が、所得格差の本質が、教育格差にあることに気づかない限り、2極化はさらに進むことでしょう。



日本は、国際レベルに教育水準が戻らない限り、終わりです。

逆に言えば、戻すことができれば、まだ望みはあるということです。





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【感動する脳】

2007年05月24日 | 最新ビジネス書評

【感動する脳】茂木健一郎著(PHP研究所)


どうして、人間は、ネガティブになるのか?私は、第5章の『ネガティブ脳のメカニズム』が非常に参考になりました。

本全体としては、いかにポジティブになるのか?感動することによって脳は発達するという内容です。


私の場合、基本的に超ポジティブに生きているので、こちらの方は改めて自分がポジティブに生きていて良かったと再認識できました。

 

しかし、私自身、非常に足りないのは、ネガティブ・シンキングをして生きている人を十分理解していないことです。

その結果、・・・多くのトラブルを巻き起こしてしまいます。

 

第5章を要約すると・・・

《物事がうまく運ばずに失望したり、自信をなくしたりする。将来に対して不安になったり、情けない自分に怒りを覚えたり、時には幸せそうな他人をみて妬みを感じたりする。》

《マイナス思考は、大きな悩みになり発展する。その結果、「引き込み現象」→PTSDに最悪、変化していく》

《マイナス感情が、脳の扁桃体に残り、自分の意思で取り除けなくなる》

 

マイナス感情を抱いたら、即刻忘れて、前向きになることが重要ですね・・・

悩むことを、人間らしさと勘違いすると、とんでもないことが起きます。

よく分かりました。

中村天風先生も、怒りや悲しみのコントロールこそ、幸福になることとおっしゃられております。



ネガティブから脱出するのは、「感動して生きること」

人を妬んでも、自分が苦しくなるだけです。

「妬み」は、自分自身を破壊していく感情です。





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【究極のマーケティングプラン】

2007年05月07日 | 最新ビジネス書評

究極のマーケティングプラン(東洋経済新報社)

神田先生のエモーショナル・マーケティングの原点とも言うべきものです。

神田先生の本は、この中からスキルを抽出して紹介されていますが、この本は、マーケティングが体系立てられていて、非常に感動します。

もう少し早く、出会いたかった!!といった感じでしょうか。


この本の最初にUSP(ユニーク・セリング・プロポジション)が載っています。

自社、または商品のセリングポイントを一言でいうと何か?

 

ということですが・・・・


当社の場合は、第一には、当社のクレドと研修と『本』による正しい価値共有とその実践をベースにし・・・・

 

その先のUSPを本気で考えなくてはならないことに痛感しました。

感謝・感謝・感謝です。
大きな気づきを与えてくれて本当にうれしいです。

久しぶりに感動しました。

 



 

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起業家の本質

2006年10月15日 | 最新ビジネス書評

先週、九州に出張している間に、『起業家の本質』を読みました。

世の中の起業家が、共通した悩みを解決する方法を説いてくれています。

起業家しか読んではいけない本とされているのは、起業家が読まない限り、本質が理解できないからでしょう。実践している人しか、深くは共感できないと思います。

 

私が大変参考になったのは、次の2点です。

(1)起業家は、海賊になる時と農耕民族になる時が必要。しかし、多くの起業家は、ADD(多動症/またはADHD)という脳の構造が普通の人とは異なっており、海賊から抜け切れない。そして、破滅していくというものです。

私自身、おそらくADHDであり、自分のアイデアを事業化することに非常に喜びを感じています。新しいことを始めることが大好きです。なので、会計事務所を設立したにもかかわらず、派遣事業や紹介事業さらには、香港事務所・上海事務所を立ち上げ、来年10月には、インドのニューデリーにも事務所を開設する予定です。

また、グループ会社の株式会社人財開発の株式公開もマイルストーンとして目標設定しています。

どんどん新しいことを始めようとする人間は、まさに海賊タイプで、このようなことばかりしていると企業内が混乱し、結局、破滅するのです。

 

私自身に海賊の血がこれほど流れているとは知りませんでした。海賊から農耕民族に変わったときから、企業成長を始めるのです。そのためには、新しいことを始めるのではなく、既存事業のシェアアップに努める必要があります。

立ち上げることのみに喜びを感じるのではなく、軌道に乗せることを常に重視しなくてはいけません。そのための重要な指標が、利益率とシェアなのです。

私自身は、グループの経常利益率を30%と目標設定しています。これを超えたものは全てプロフィット・シェアリングしていきます。

いぜれにしても、どちらかに偏りすぎてはいけないのです。

 

(2)妻を会社からリタイアさせる時

私が会計事務所を作ったのは、1998年の7月です。当初、妻は、事務所の手伝いをするつもりがなかったのですが、私があまりにも朝早くから夜遅くまで働いている姿に見かねて仕事を手伝ってくれるようになりました。

妻は、元PWのTAX部門で働いていたので、税務実務は当然私より優れており、事務所設立後から、税務部門を一手に引き受けてくれました。

しかしながら、私と妻が一緒に働くことは、社員からすればボスが2名いるようなもの。いったい誰のいう事を聞けばよいか分からなくなってしまいます。

事務所が成長軌道に乗る1から2年は一緒に仕事をすることは非常に意義のあることでしたが、ある程度、成長すると私と彼女の意見衝突は、毎日のように起きました。

私は、事務所をさらに拡大して行きたかったのですが、彼女は、事務所を拡大する意義が見出せませんでした。社員を雇うほどに、彼女の業務量は増えて、育児に時間が取れなくなったのです。

特に問題が広がったのは、私が派遣事業を行って、大量の未経験者を雇い入れた時です。彼女からすれば、会計事務所が未経験者を雇うこと自体、異常なことなのです。

即戦力にならないような人間を雇うこと自体が、頭が狂っていると思ったことでしょう。

しかし、アクセルを緩めない私の経営スタイルをみて、彼女の怒りもピークに達しました。そして昨年の11月に事務所を去ったのです。

私は、彼女に頼りすぎていました。もう少し早く、専業主婦にすれば、良かったのかもしれません。昨年の11月時点で、私の娘は小学校の3年生でした。
非常に多感な時期で、母親の愛情に飢える時です。


唯一の救いは、彼女が事務所を辞める時期が遅すぎなかったことです。
今は、専業主婦として、今までの子育て時間を取り戻すかのように、子育てに専念しています。

 

彼女が事務所を去り、事務所の方向性に関しては、非常に安定しました。

また、家族も安定しだしたのです。
一時は離婚も真剣に考えましたが、今は非常に幸福な暮らしを取りもどすことが出来ました。

 

やはり、この本に書いてある『妻を家庭に戻す時期』とは、起業家にとって非常に重要なテーマです。

出来れば、最初から職場に入れないのがベストです。
しかし、起業家の唯一の味方は、会社を興した時は妻しかいないのです。

 

『生業』から『企業』に転換する時が、おそらく、その時なのでしょう。

 

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【即戦力・経験者にこだわるな】

2006年09月01日 | 最新ビジネス書評
企業にとって優秀な社員とは、今すぐ即戦力となる社員ではない。

会社の理念・ビジョンを共有できる社員である。



即戦力にこだわれば、価値観がバラバラな「十人十色」の組織になる。

良い組織とは、理念・ビジョンを共有した「十人一色」、「百人一色」、「千人一色」の組織である。



様様な価値観を受け入れているという経営者は、聞こえはいいが、社員を育てられない人の言い訳に過ぎない。







組織が単一の価値観になれば、イノベーションが生まれなくなると思う人がいるかもしれない。

しかし、これは誤りである。


理念共有した組織とは、顧客の為に変化し続ける組織である。

共有すべき価値観とは、「顧客の為にイノベーションし続けること」である。




つまり、我々が共有した価値とは、「変化し続けること」である。


従って、この価値共有ができない企業は、変化ができずいずれ淘汰されていく。




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【家族のように扱っても社員は不満いっぱいです】

2006年07月24日 | 最新ビジネス書評

プレジデント8月14日号にジャックウエルチのビジネス問答のページがあります。毎月、読者からの質問にジャック・ウエルチが回答するものです。

プレジデントの中で私の最もお気に入りのページですが、今回はあまりにも素晴らしいので、皆様にも紹介します。

 

質問者は、14人社員を抱える会社経営者で、社員の為に、誕生日・出産・結婚のなどのときにパーティーを開いたり、可能な限り、面倒をみています。しかし、社員は、管理が多すぎるだの、適切に評価されないだの絶えず不満を言い続けています。

これに対してジャックは、なんと回答したのか?

 

社長は、『甘えの文化』を築いたのみといっています。このような文化の中では、『社長は、社員の為に働くもの』と社員が思うようになるといっています。


面倒見の良い社長は、中小企業の中に沢山います。しかも、その多くの社長は、この質問者のような状態に陥っています。

私も、仕事柄、このような社長の悩み(愚痴?)を良く聞きます。


ジャックは、今すぐやめろといっています。社員を幸せにするのは、会社が成功し、社員にチャンスを与えること以外にないといいます。社員への施しを目的化してはいけません。


そして、このような行為をやめると、『社長のお気に入りの社員も不満をもって会社を去る』といっています。しかし、それを受け入れ彼らの幸運を祈ろうとも回答しています。彼らは直ぐに、隣の芝の方が青いわけではないことに気付くであろうとも言っています。



私が、このブログの中で、何度も言ってきた様に、『会社は社員のものではありません。』『経営者は、社員の為に働いているわけではありません。』

しかし、そのように言っている経営者も社員の成功を心から祈っているのです。

社員を成功させる方法は、『魚を与えることではなく、釣竿を与え、釣り方を教える以外にないこと』を優秀な経営者は知っています。

このような経営者は、一見、社員に厳しいように見えます。しかし、結果的には最も優しいのです。




優しさとは、表面的な『甘やかし』ではありません。
社会の中で生き抜く厳しさを教え、切り抜ける策を与える人なのです。






第四ステージはいった当社では、シニアスタッフの給与水準が、今までになく大幅にアップします。おそらく、この業界では、最短でトップクラスの給与水準になる可能性を秘めています。

しかし、これは個人の自立によるものではありません。組織が時流に乗っているためのものなのです。その結果、『甘えの文化』ができ、経済的に自立できても、精神的自立のできない社員が多く生まれるリスクが生じます。

自立は、経済・精神の両面が必要です。

どちらも自立できる社員になって欲しいと強く願っています。
だからこそ、社員を甘やかし、自立するチャンスを奪い取りたくないのです。



 

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【ちょっとお金持ちになってみたい人、全員集合!】

2006年06月14日 | 最新ビジネス書評

【ちょっとお金持ちになってみたい人、全員集合!】齋藤孝著(PHP研究所)

子供向けの本であるが、これもまた非常に素晴らしい。


お金持ちになるための最初のステップは、

①尊敬できる人を見つけること。

大半の人は、自分がお金持ちになることを目標設定してしまうが、本当にお金持ちになれる人は、こんな人になりたいという、【人】を目標設定できる人である。

そのためには、子供のころ伝記を沢山良くことが重要としている。
社会人であれば、経営者が書いた本を沢山読み、好きな経営者を見つけることが重要と思う。

これは、意外にできていない。
だから、ほとんどの人は、目標設定段階で失敗しているので、人生で成功できない。



②信用される人になること。

普通の人は、金持ちになるためには、特殊技術・知識・資格などを目指そうとする。つまり、自己完結型で成功しようとする。

しかし、成功とは社会の中で成立するものなので、そのプロセスに社会性が入っていない人は成功できない。

目標設定の中に、師(メンター)を見つけ、そのプロセスの中に『信用』(社会性)を持つことは非常に重要なことである。



③信用されるためには、タダで仕事をすること

お小遣いをもらうために、親のお手伝いをしてはいけない。
タダでお手伝いすることによって、まずは、親から信用される子供になること。
これを行えば、信用されるだけでなく、『経験』が付いてくる。
これが、付加価値の源泉になることである。


多くの人は経験を積みたいと思っている。
しかし、仕事を通じ、積ませてもらえる場所は少ない。
なぜなら経験を持っていないからだ。


最初に経験をさせてもらえる場所を見つけるためには、見返りを期待しないことだ。その結果、信用され、多くの仕事が舞い込むことになる。


この本は、人生にうまく行っていない、悩んでいる多くの社会人が読むべき本であると思う。

悩んでいる原因は、自分自身の思考プロセスにあることを気づいてほしい。







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心をきたえる痛快!言いわけ禁止塾

2006年06月09日 | 最新ビジネス書評

【心をきたえる痛快!言いわけ禁止塾】PHP(齋藤孝著)

小学生向けの本であるが、大人が読んでも十分勉強になります。

むしろ、大人も子供も読むべき本で、また、社員研修にも十分使える内容です。

今後、顧客にも薦めたい本です。

言いわけをすることは、習慣であり、習慣化は行動パターンになって現れます。

悪い習慣は、自分の意思で断ち切ることができるので、何が自分の悪い習慣かを認識できれば、改善していくことができるようになります。


しかし、多くの人は、『言い訳』ではなく、『言い分』と思い自己否定することはできません。

それは、自信のない人が、自己否定をすればさらに自己嫌悪に陥るからです。自己否定とは、本来、自分に自信がある人だけが出来ることなんです。

そのため、自信のある人は、自己否定をし続けることで益々成長し、自信のない人は、自己否定することが出来ないので、益々、自分の殻にこもってしまいます。

この殻を破ることが非常に困難なことなのです。変われない人とは、変わりたくない人なのです。

変わりたくない人に、変わることを強要することは、本人にとって苦痛以外の何物でもありません。

 

今の私に必要なのは、社内に教育者を持つことでしょう。
教育者は、社員をクライアントと思い一人の落ちこぼれも出さないようにしなくてはなりません。

経営者と教育者は相反するものであり、一人が二役するよりも、役割分担することが効率的です。

 

この本では、言い訳する習慣を排除し、ネガティブ・マインドから脱出する方法が易しく説かれています。

ヒューマンスキルの教育は、子供のうちに徹底すべきなのでしょう。

真の教育とは多分、小学生の段階で決まってしまうのかもしれません。

 

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会社は誰のものか

2006年02月18日 | 最新ビジネス書評

会社は誰のものか(新潮新書)吉田望著

昨日、ミッション経営研究会で吉田氏の講演を聴く機会がありました。
『会社は誰のものか』という直接的な問いに関しては、株主のものということになるが・・

『会社は誰のためのものか』というと、多くの利害関係者であり、会社のミッションが大きいほど、社会性が増し、みんなのものということになることが理解できた。

私は、今まで、『会社は誰のものか』というというに大して、社会性を訴えてしまっていたことに気が付いた。この二つは区別しなくてはならない。


さて、企業が虚業か否かが分るのは、グレーゾーンの仕事をするか否かであると吉田氏は言っていました。


企業は、決して虚業であってはならない。
しかし、この虚業の定義が非常に難しい。

企業が虚業であるほど、実業を装っているからである。




吉田氏は、ライブドアをはじめ、多くのIT企業に精通しており、その分析力・洞察力は非常に素晴らしいものを持っておられました。

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ザ・プロフェッショナル

2006年02月11日 | 最新ビジネス書評

ザ・プロフェッショナル(大前研一)ダイアモンド社

当社の社長が、読んでいて感動していたようなので、私も買って読んでみた。

ドラッカーの「プロフェッショナルの条件」と合わせて読んでみるのが良いかもしれない。

今後の、サラリーマンは、スペシャリストでもましてや、ジェネラリストでもいけない。プロフェッショナルとは、まさに、経営者・それと同等のコンサルタントスキルを身につけたプロフェッショナル・サラリーマンである。


マッキンゼーの「UP OR OUT」のことが、詳しく書いてあった。
マッキンゼーは、非常に退職率の高い会社である。それゆえ、組織の活性化が図られている。

従業員からすると、退職率の高い企業を悪く思う人もいるかもしれないが、これからの時代、社員を飼い殺しにするほうが罪が重い。


終身雇用は、既に終わっており、今、終身雇用を宣言している企業であっても、経営環境如何によっては、「松下」のようにリストラせざるをえないであろう。

自分の身は自分で守らなくてはならない。


そのためには、自分をプロフェッショナルと呼ぶことである。

何のプロフェッショナルになるべきか?


自分の長所を生かすべきである。人間は、短所を克服しようとするが、短所では、プロになれない。


長所を認識し、それを伸ばし続ける(ひたすら努力する)こと。

これが、プロへの最短距離である。

 



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使える弁証法

2006年02月10日 | 最新ビジネス書評

使える弁証法(田坂広志)『東洋経済新報社』

弁証法に関する本とは、いかにも田坂氏らしい本である。

実は、私も弁証法の愛好家と言っていいほど、戦略の組み立てには、『弁証法』を使っている。というより、私の場合、ロジカル・シンキングそのものベースに使っていると言った方が良いかもしれない。

そもそも、田坂氏の主張は、世の中に新しく出てくるものは、全て弁証法で説明できるというものだ。

その通りである。


私が、弁証法を使うようになったきっかけは、大学のゼミで『本田技研のイノベーション』に関して、イノベーションのプロセスを、弁証法を用いて発表したことから始まる。

(私は、経済学部経済学科であったが、なぜか、ゼミは経営学を専攻していた。理由は、経営学のほうが、経済学より楽と思っていたからである。実践は難しいが、勉強するだけなら、本当に楽である。)


このとき、担当の教授が私の発表を非常に評価してくた。それ以来、調子に乗り続けて使っている。
弁証法は、哲学というより、論理学に近い手法で、物事を体系立てて説明するには打って付けの方法論だからである。




経営を成功させるには、【高いレベルの論理思考】と【志(情熱)】が必要になる。

この2点のどちらが欠けても成功はしない。
この二つは、「頭(知性)」と「心(感情)」の問題であり、大半の人間は、どちらかは持っていても、片方に欠ける人間が多い。


私の場合、ぱっと見は、勢いだけの人間と思われるところがあるが、元々は、【志(情熱)】の分野は、非常に弱かった。

独立した後、志・情熱・理念・哲学を考え続けた結果、今度は、勢いだけの人間、会計士らしくない人間のように思われるようになってしまった。


経営者になったのだから、会計士らしく見られる必要はそもそもない。
逆に、会計士らしさは、経営者としての資質が欠如しているように思われるのが落ちだ。


さて、この本では、弁証法の有用性は説かれているが、弁証法とは、どのように使っていくものなのか、思考プロセスがあまり書いていない。従って、この本を読んで、論理思考の欠如する人間が、弁証法が使えるようになるとは思えない。


論理思考を身に着けることは、身についていない人には非常に困難なことだと思う。

中学の時に行った、数学の証明問題(幾何)を沢山解いて思考力を身につけることが、もっとも良いと思うが、中学時代に数学の勉強をサボってしまった人は、たぶん、論理思考は一生身に付かないのではないかとさえ思う。




コンサルタントとして、論理思考が欠如している人は致命傷である。
仕事を変えたほうがよい。








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【仕事ができる人 できない人】【会社が放り出したい人 一億円積んでもほしい人】

2006年01月29日 | 最新ビジネス書評

【仕事ができる人できない人】(堀場製作所会長 堀場雅夫著)

【会社が放り出したい人1億円積んでもほしい人】(ドリームインキュベータ社長 堀 紘一)

テーマは、同じなので2冊同時に読んでみました。

 

実のことをいうと・・・

久野事務所の行動指針である「できる人10か条」は、堀場会長のこの著書を参考にしました。といっても、中身は今読んだところです。

私自身、堀場会長が非常に好きで、というより、言っていることがまるで自分を見ているようです。

本の中身は読まずに、私なりのできる人を10条に解説もつけて書いてみました。自分がもっとも大切と思って仕事をしてきたテーマです。会長の本を先に読んでしまうと、中身が引きずられてしまうといけないので、当時は読みませんでした。

10か条を私が書いたのは、今から5年前ですが、昨日、古本屋でこの本を見つけたので、改めて買って読みました。

後輩を育てようとする情熱が伝わってきます。




もう一冊は、
元ボストン・コンサルティング東京支社長であった堀さんの本です。

堀さんも、人材育成に熱心です。

この本のエピローグにこんなことが書いてありました。
「ドリームインキュベーターに集えるのは、最低7年は修行する覚悟のある人、または、ベンチャーの社長に限られている。」

実に敷居が高い会社である。
少数精鋭で大変良いと思う。また、最低7年修行というのは、入ってくる社員に対して大いに期待しているということだ。


私の会社は、堀さんの会社とは、全く逆である。
入り口を広げ、より多くの人にチャンスを与える。しかし、与えられたチャンスを物にできるかいなかは本人次第である。

誤解を恐れずに言えば、私は「入ってくる社員に対して期待はしていない。」
なぜなら、顧客から期待されうる社員に育て上げることが私の使命と感じているからだ。

堀社長のように、厳選されたサラブレッドを育てる人もいるだろう。
それは大いに結構なことである。

裏を返せば、厳選されたサラブレッドに対しては、世の中にいくらでも育ててくれる場所があるのだ。

そうでない人には、ほとんどチャンスがないのが現実である。

しかしながら、今は、サラブレッドでなくても、大いに成長できるポテンシャルのある人材は世の中に沢山いると思う。


しかし、そのような人を育て上げようとする人は非常に少ない。
だからこそ、私が行う意義があるのである。

育てるためには、時間が必要である。堀さんの言うように7年とまではいわないが、3年は、我慢して欲しいものだ。

大手の監査法人に会計士補として入ると、公認会計士の受験資格を得るため、最低3年は働く必要がある。また、逆に3年以内で辞めようとする人間はいない。

私は、独立し初めて税理士業界に来たとき、税理士受験生が、まるで浮き草のように転職を繰り返すのは非常に閉口した。こんなことをやっていては、絶対に実力は付かない。

しかし、人間は弱いもので、『より安易にお金のもらえる会社』を探すために彷徨い続けるのだ。これでは、良い人材も腐っていくだけである。しかも、本人はそれに気づかない。

私は、そんな人間であっても1度はチャンスを与えたい。本人が気づき変われるかもしれないからだ。しかし、そのチャンスは1度きりである。当社は、非常に辞めやすい仕組みにしてある。給料も最初の3年間はかなり抑えている。

本当に変わりたい人しか、当社では残れない仕組みなのである。
絶対に成功できない人は、目先のお金にこだわる人である。

なぜなら、修行に耐えられない体質の人だからである。日本は、あまりにも平和すぎ、ストレス対抗性の弱い人があまりにも多くなりすぎた。

『期待はしない。しかし、期待される人に育って欲しい。』




 

 

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仕事のヒント

2005年12月15日 | 最新ビジネス書評

仕事のヒント(フォレスト出版)は、神田昌典氏のメルマガで毎日発信されている365日語録を本として編集したものです。

私自身、神田氏のメルマガ(365日語録)を毎日読んでいます。

かなりウイットに富んでいて素晴らしいです。
私の感性には、かなりフィットするので、非常に役立っています。

 

その中で、私が感動した言葉をいくつか挙げます。

①メンターは探すものではない、現れるものである。

②あなたが提供しているものを必要とするほど、あなたを批判する。

③大義名分を持った会社ほど、業界地図を塗り替えやすい

④人間性を回復するビジネスは、普遍性を持ち永続する。。

などなど・・・

個人的には、神田氏の魅力満載といったところでしょうか・・・

 

 

 

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