EQを鍛える(ダイヤモンド・ハーバードビジネスレビュー)これもまた、非常に素晴らしいものです。
特に、感動したポイントは2点ありました。
(1)自分のことを倫理的で、差別しない人間と思っているほど、差別的行動をとってしまうということ。
自分のことを差別しない人間と思い込んでいると、自分が知らず知らずに差別していることにすら気が付かない。逆に、差別することを分かっている人は、差別を自覚するので修正していくことができます。
自分ができていると思ったときに、人間は成長できなくなるのですね。
(2)リーダーの特性を6つに分けて、それぞれのリーダーのタイプ別の効果を考えたところです。
6つのタイプとは・・・
①強圧型リーダー・・・即座に服従を求める。
②権威主義型リーダー・・・理念・ビジョンでまとめる
③親和型リーダー・・・個人の感情を優先
④民主主義型リーダー・・・みんなの意見を聞いて判断する
⑤先導型リーダー・・・自分が先頭に立って模範を示す
⑥コーチ型リーダー・・・社員個人の成長に重点をおく
このうち、①と⑤は、ほとんど機能しないらしい。①は分かるが、実は、⑤は、多くの経営者がはまってしまっているものである。
私自身もかつて、⑤が中心であった。
簡単にいうと、『私のようになれ』ということを社員に要求するものです。一見よさそうに見えますが、社員は疲弊し、モチベーションを落とし続けます。
これは、かなり気をつけなくてはなりません。
6つの中で最も良いのが②だそうです。私も、事務所の研修で②を中心に行ってきました。
この本の中で機能しているといわれている③と④が、私自身は非常に弱い部分です。この部分に関しては、サブリーダーの役割としていますが、私自身も気をつけなくてはならないことを改めて認識しました。
この本の中で、民主主義型リーダーも良いと書いてありましたが、私自身は、少し否定的な部分があります。
なぜなら、倒産する会社の社長の多くは、このタイプだからです。
結局、自分では何も決めることができないタイプになる可能性を孕んでいるためです。
みなさんは、いかが思いますか?