米海軍が沿岸近くでの不審船追跡などの任務を強化するために開発した沿海域戦闘艦「インディペンデンス」(USS Independence, LCS-2) (全長127メートル、2800トン)。初の三胴船で、水深の浅い海域でも高速航行できる。動力は海水をジェット噴射して航行するウオータージェット式。船体の形状から波の抵抗を受けにくく、最高速度は約80キロ。甲板の面積が広く、対潜哨戒ヘリ2機を搭載できる。敵のレーダーに探知されないよう、船体はステルス性を重視した設計が施されている。建造費は約7億ドル(約650億円)ともいわれる。