いつか、どこかで

花、昆虫、そして鳥など身近で見られるものを撮っています

ヒメアカネの雌

2016-10-07 22:37:54 | トンボ

5日はドキドキひやひやしながら台風情報を注視していましたが、

18号台風、長崎沖を通り日本海側に抜けて通過して行ったので、

雨は殆ど降らず風も心配した様なこともなく、ホッとしました。

そして、翌6日は、久しぶりに青空が見られる晴れの1日となりました。

で、待っていましたとばかりに、遅れに遅れている種まきをしました。

水菜、小松菜、ほうれん草、春菊たちは、11月上旬まで種まきOKなので遅れてはいるものの、

それなりに育ってくれることを祈りながら・・・

昼間に畑仕事をしていると汗が流れるくらいでしたが、何と!夕方になってから、

気温がグッと下がってきて、肌寒く感じる程になりました。

来週には最高気温が23℃前後とかに下がる予報も出ているので、秋本番らしくなりそうです。



9月17日、家の裏で今年初めてのヒメアカネの雌を見ました。

マユタテアカネより明らかに小さく華奢な身体をしています。



頭(?)顔(?)に、小さくて薄いけど眉班と呼ばれる黒い斑が2つ並んで見られるので、

マユタテアカネかな?とも思ったのですが、マユタテアカネの眉班はもっと黒くて大きくて、

ブタの鼻みたいに見えるので、これはやっぱりヒメアカネで間違いなさそうです。

この様な小さくて薄い眉班は雌にだけ見られる個体が居て、雄では見られないものです。

(私がこれまでに見たヒメアカネの雌は、薄い眉班が無いものが多かったような。。。)



体長28~38mmくらいで、国内の赤トンボでは最小の種と言われています。



翌日18日にも家の裏で見つけました。同じ個体かどうかは分からないけど。


↑↑ の写真を拡大してみました

今回初めて知ったのですが、ヒメアカネに間違いないと決め手になったのが、この長い産卵管でした。

ヒメアカネの雌は、泥の中に強く産卵管を突きさして「挿泥産卵」を行うので、

産卵管が長いのが特徴らしいのです。



これから12月初旬頃まで当分の間ヒメアカネやマユタテアカネに、出会える楽しみが続くと思うと

少しずつ寒さに向かっていく憂鬱な気持ちがちょっと和らぎます。











コメント (8)
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