いつか、どこかで

花、昆虫、そして鳥など身近で見られるものを撮っています

サワガニ

2021-09-17 15:26:19 | サワガニ

台風14号、昨日の午前中までは東シナ海に停滞して居て、

日本海を横断して東北方面に向かいそうな予報だったのが、

昨日午後テレビを観ると、何と!瀬戸内海を横断するコースに変わってて、

何ですと!?そんなに進路が変わる??と驚いたわけですが、

(azami地方は瀬戸内海沿いの山間部です)

今朝になると、進路がそれよりも下がって、四国を横断するコースへと、

又また、変わっています。

azami地方に最接近するのは、夜中から明け方になる予報です。

夜中の暗い時間帯だというのは、さすがに~恐怖です。

今は雨も降っていませんが、これから後の雨風が大事になりません様にと、

ただただ、祈るばかりです。

進路方面にお住まいの皆さまも、どうぞお気をつけてお過ごしくださいね。



さて、サワガニは、2年程前までは家の周りの浅い側溝や、

家の前の深い側溝に左程珍しくもなく棲んでいたのですが、

家の周りでの大きな道路工事があったので、

もう~見かけることも無いのかな?と思って居たら、



何と!地下の水を抜く為に埋め込まれているいくつも穴の開いた土管から、

水が流れ出している場所があって、(土管には大きな穴が開いていた)

その流れ出て来る水を受け流す水路にサワガニが居たのです、

出来て間もないコンクリートの砂も水草も何もない水路なので、

どこからどうやって、そこに辿り着いたものやら・・・???

まずは、インスタントコーヒーの空き瓶に入れて撮影しました。



甲羅の幅は3cm程あるナシ位でしょうか?

オスは左側に比べて右側のツメが大きいそうですが、

・・・ってことは、これはオスなのかな。

(その逆の左側が大きい個体もいるとのこと)



サワガニは日本固有種で、一生を淡水域で過ごすカニですって。

比較的綺麗な水の小川や沢に多く見られるので、

川の水質の指標にもなるのだとか。



空き瓶の中では撮り難いので、、少し深さのある器に入れ替えて、

撮影したのですけどね、

ビンから出すと大急ぎで逃げようとするので、

そこは、”むかし取った杵柄”でツメで挟まれない様に、

甲羅の左右を後からつまんで、お皿へポイ!です。







写真を撮っていて気が付いたんですが、

目が引っ込んでいる時や、

この写真の様に飛び出している時があるんですよね。

どんな時に目が飛び出るのかしらね~?



子供の頃、田んぼ用の大小の水路で、

アメリカザリガニやサワガニなどを捕まえて、

夢中で遊んでいたものですが、

それらに付いて、未だに詳しいこと何も知らないままです。

まぁ~特別に詳しく知ろうとしなかったから。



道路工事のために用水路が埋め立てられて、そこに棲んでいた、

モクズガニやカワニナは棲みかを失って、

もう~見ることは出来なくなってしまったけど、

こうしてサワガニに、又、出会えたことは、

とても嬉しい出来事でした。



写真を撮った後のサワガニは、

埋め立て後に少し残った用水路へと、

返して上げました。

そこには、砂も水草も小石もあるので生きていけるはず。

その先にも用水路はつながっているので、

もっと離れた所にも移動できるだろうし。





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サワガニ

2018-07-08 22:08:28 | サワガニ

台風7号がほぼ何事も無く通り過ぎた後、中国地方、特に広島県と岡山県では、

大雨特別警報が発表される程の激しい雨が降り続き、

大勢の方が亡くなられ、同じくらい大勢の行方不明の方がいらっしゃるという、

本当に悲しくて辛い大災害の発生となってしまいました。

亡くなられた方のご冥福をお祈りしますと共に、被災された多くの皆さまに、

心からお見舞いを申し上げます。

さて、我が家は今回の倉敷市真備町で発生した河川の堤防決壊で、

広範囲の住宅や公共施設や病院などが浸水被害に襲われた地域からは、

車で1時間半程でしょうか?遠く離れております。

とは言え、山のすぐ側に住んでいるので、山からの出水や土砂災害の不安からは、

逃れることは出来ず、不安な2晩(木曜日、金曜日)を過ごしました。

それでも昨夜は雨も止み、今日は午後3時頃からは晴れ間も出て、

(土砂災害の不安が全く無いとは言えませんが)気持ちも落ち着いて、

こうしてブログを書いている次第です。


いつものことながら、写真が10枚もあります。



家の周りの何ヶ所かの狭い溝で時々見かけるサワガニです。

甲幅は20~30mm、(脚を含めた幅は50~70mm)の小さなカニです。



サワガニは日本固有種なんですって!知らなかった~。



冬に溝に堆積している落ち葉を掃除しようとして持ち上げると、

落ち葉の下から大慌てで逃げるサワガニを見つけることもあります。

(冬眠中なのに起こしてしまった!)



基本、日中は岩の下などに潜んで夜に動き出すんだそうですが、

雨の日には日中でも行動をするそうです。

そう思ってみると、この写真を撮った日も雨が降ったり止んだりしてました。



そして、つい先日の雨の日には川から出て、

草地を歩いている場面も目撃しました。なんでだろう?と不思議に思ったけど、

そんな習性もあるそうで、川の近くの林や路上で見かけることもあるらしいです。



サワガニの活動期は春から秋までで、冬は岩陰などで冬眠するんだそう~。

子供のころから身近でよく見て育っているので、サワガニその物は珍しくはないけど、

そんな生態については全く知らなかったので、

なるほど~なるほどと納得です。



食性は雑食性で、藻類、水生昆虫、カタツムリ、ミミズなど何でも食べます。

この時には、盛んに藻を取って食べていたようです。



見かけても人の気配に結構敏感なようで、

いつでもこんなに写真が撮れることばかりは無いのですが、

この時は用心深く動いたからか、かなりの枚数を撮ることができました。



サワガニはきれいな水が流れる川に生息しているとされていますよね。

でも、我が家の周りは特別に綺麗な川ではなくて、生活用水も流れている、

まぁまぁ~綺麗かなって程度の川だけど、サワガニが生きられる、

許容できる程度の水質が保たれているってことなんでしょうね。



最後の写真は、口を写せないかな?と思って・・・

少し甲羅を持ち上げ気味にしたところ狙ってパチリと。

たぶん真ん中に見えるのが口ではないでしょうかね?



コメント (4)
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