「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

9/6 中央区総合防災訓練

2009-09-06 23:00:00 | 防災・減災
 9/6、防災訓練が開催されました。

 今回は、会場が区内あちらこちらで開催される形でした。

 まず、京橋築地小学校防災拠点訓練の見学をいたしました。
 一般の住民が小さい子からを含め101名、運営委員会委員が25名、そして消防団を合わせての参加でした。
 こられた子どもたちが楽しめる巨大滑り台と走る車を設置して会場作りでした。

 次に、高層住宅トルナーレ日本橋浜町でのヘリによる救助・救出訓練。
 ヘリを間近でみましたが、その風の強さは、並大抵ではありませんでした。
 屋上からのヘリを使っての救出の高度な技術を見させていただきました。
 
 引き続き有馬小学校での防災拠点運営委員会訓練。

 そして、総合スポーツセンターでの、「検視・検案訓練」。
 これは、聞きなれないかと思います。亡くなられた方への対応の訓練です。今回新たに訓練に入りました。
 私たち医師もなれない場面ですので、非常に勉強になりました。
 この訓練は、とても大切な視点であり、この訓練の導入に携わられた皆様のご尽力に敬意を表します。

 他にも、回りたい場所はございましたが、9:00から12:00の限られた時間内をすべて回りきれませんでした。
 最後に久松小学校の防災拠点訓練へ。

 久松小学校で見させていただいたものの一つが、写真に写している器具です。これにより、一人で、一人のひとを、マンションから階下へ救助できる優れた道具(非常用階段避難車)です。エンジンなどなく、手動です。折りたたむとコンパクトになります。
 もし、担架などで救助したら、数名が必要なところ一名で可能なので非常に効率的になります。普通ひとりで、ひとりを降ろすのは無理と考えませんか?正直、半信半疑で作動を体験しましたが、それが可能なこの機械には、驚きました。
 マンション世帯が多数ある本区では、設置を推進する必要があると思われます。

 もうひとつは「バイオハザード対応遺体収納袋」の展示がありました。
 認知されるのには、時間がかかるかもしれませんが、医療関係者内から広めていく必要がこちらもあるでしょう。

 災害への備えは、実際に、その状態を想定して、地域をあげての訓練が大切です。
 9/5の訓練は、多地域で、多くの関係団体が参加しての訓練となりましたが、晴天にも恵まれ、滞りなく実施されました。
 企画された各防災拠点運営委員会の皆様、参加団体の皆様、警察・消防・自衛隊など関係機関の皆様、本当にお疲れ様でございました。

 災害をイメージすることも大切です。
 11月ごろには、一度、災害をイメージし、どのような備えが必要かを考える勉強会を開催できればと思っています。
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