「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

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選挙の公正を害してまで2/3の獲得を目指しますか?悪意がなくとも、重過失がある誤認便乗。

2016-07-12 23:00:00 | シチズンシップ教育

 今回の参議院選挙を通じて感じたことを、その後の報道も踏まえながら、三点述べるとすれば、

一、現政権においては、憲法改正の重大争点を隠すことなくしっかりと掲げ、正々堂々と選挙をしていただきたかった。


一、この選挙結果は、真の二大政党制の始まりともいえる希望を持てる選挙であった。現政権は、参議院選挙に残念ながら、勝てていない。

そして、

一、この選挙ほど、選挙の公正をゆがめられた選挙は、かつてなかった。
  例をあげるとするならば、
  大きな一例は、ある政党が、公然と、投票日当日に選挙運動として新聞広告を掲載させた公職選挙法違反。⇒ http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/dee2d8896356a1d49e20c11d35a632b1 

  もうひとつが、有権者の誤認、錯誤を奇貨として、自らの政党に投票を誘導しようと企てた政党の存在。
  毎日新聞も報じています。

 故意がなくとも、政治を志すのであれば、誤って投票する有権者がいるとわからなくてはならない。
 そのような候補を育てた以上は、誤認する有権者が出るであろうから、党名を変更すべきことを、育てた者、指導したものの責任として、きちんと親心をもって指導しなければならない。


 その指導ができなかったのだから、このような候補を育てた党自体に、大きな問題があると考えます。

 おそらくは、なにがなんでも2/3を取るための悪意をもって、今まで支持政党がなかった者が野党共闘に流れることを、阻止したかったのだと、私は、見立てています。



 この政党への資金の流れを、ジャーナリズムは、明らかにしていただきたいと期待をするところです。

 場合によっては、そのことだけでも、政権が吹っ飛ぶのでは?


 一国民として、言いたいところは、正々堂々と、政策議論をして国政をしていただきたいということです。

以下、毎日新聞。


*******毎日新聞***********

http://mainichi.jp/senkyo/articles/20160711/k00/00e/040/328000c 


参院選
.
誤認便乗?「支持政党なし」 得票64万票


毎日新聞2016年7月11日 11時26分(最終更新 7月11日 17時33分)

 10日に投開票された参院選比例代表で、政治団体「支持政党なし」の得票が64万票を超えた。無党派の有権者が「どの政党にも入れない」つもりで投票してしまう可能性を、団体側も認識していたという。公職選挙法には抵触しないが、専門家は「制度の盲点を突いた行為で選挙の冒とくだ」と批判している。

 「支持政党なしという名前、素晴らしいと思いませんか。間違えて投票する人がいると思いますが『支持政党がない』という思いは裏切っていません」

 7日夕、東京・上野で佐野秀光代表(45)が声を張り上げた。演説後の取材に「有権者の勘違いを期待して名称をつけたわけではない」と笑った。

 佐野氏は東京都大田区にある情報通信関連会社の社長。学生時代は自民党学生部に入っていたという。2009年から率いる政治団体の名称を「新党本質」「安楽死党」と変え、13年から「支持政党なし」を使用。新党本質だった09年の衆院選比例代表北海道ブロックでは7399票だったが14年衆院選の同ブロックで10万票余を獲得。総務省によると、「なし」とだけ書かれた票は従来は無効票とされていたが、「支持政党なし」が出て以降は各開票所の責任者が判断しているという。

 政策は「一切なし」。既存政党の政策にインターネット上で賛否を問い、結果に応じて国会で議決権を行使するという。佐野代表は「気に入っている名称なので、しばらく使うつもり」と語った。

 西川伸一・明治大教授(政治学)は「紛らわしい名称で有権者の誤認に便乗しようという考えが明らか。政党の主張を支持して投票する人に非礼を働いている」と分析。「議員が負うべき責任をネットに転嫁しているだけ」と批判する。松本正生・埼玉大教授(政治意識論)は「白票と似た意味の既存政党批判票を狙っているのだろうが、選挙そのものを冒とくしている」と非難。一方で「憲法は結社の自由を保障している。世間の良識でクリアしていくしかない」と語った。【鳴海崇】

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