昨日は季節が後戻りしたような天気でしたが9日は春の暖かさが戻ってきました。相変わらずこの季節特有の強い風が吹くこともありますが、東京は練馬で21.5度まで上がり日差しもたっぷりでした。春の花は八重桜が見頃で、ハナミズキも満開です。鮮やかな黄色がまぶしいヤマブキも近頃は街中の住宅地でも見られるようになりました。今日の散歩で立ち寄ってみた石庭の森では、ヤマブキが八重、白と三種そろって同じ所に咲いていました。よく見られるヤマブキは花は一重で花弁は5枚ですが、八重咲きは雄しべが花弁に変化したものだそうです。雌しべも退化してしまっているので実は成りませんが、見た目は綺麗なので園芸品種として人気があり栽培されています。
シロヤマブキは同じバラ科ですがシロヤマブキ属という別属の植物だそうで、こちらは花弁は4枚です。ヤマブキが黄色とオレンジ色の中間くらいの明るい黄金色で昔から日本人に愛されてきた花のひとつですが、シロヤマブキも清楚でいいですね。その昔、太田道潅が山中の一軒家に雨宿りに寄った際に、その家の女性が八重ヤマブキの花を差し出して「七重八重 花は咲けども 山吹の 実のひとつだに なきぞ悲しき」と詠んだ短歌は八重ヤマブキは実をつけないことからお貸しする蓑ひとつもない、に掛けたもので、有名な話ですね。
シロヤマブキは同じバラ科ですがシロヤマブキ属という別属の植物だそうで、こちらは花弁は4枚です。ヤマブキが黄色とオレンジ色の中間くらいの明るい黄金色で昔から日本人に愛されてきた花のひとつですが、シロヤマブキも清楚でいいですね。その昔、太田道潅が山中の一軒家に雨宿りに寄った際に、その家の女性が八重ヤマブキの花を差し出して「七重八重 花は咲けども 山吹の 実のひとつだに なきぞ悲しき」と詠んだ短歌は八重ヤマブキは実をつけないことからお貸しする蓑ひとつもない、に掛けたもので、有名な話ですね。