サクラの締めは石神井公園のヤマザクラ

　今日から４月、新入学、新社会人のスタートです。相変わらず東京は良いお天気に恵まれ、気持ちの良い日が続いています。早々と咲き、例年より早く満開になったサクラはそろそろ散り始めていますが、お花見はまだという人にも十分に楽しめるようです。ソメイヨシノより遅れて開花するヤマザクラも予想より早く見ごろを迎え、石神井公園のヤマザクラ園は見事なヤマザクラを見ようと訪れる人たちでにぎわっています。

　このヤマザクラは石神井公園の野外ステージ裏にある、高さ１７㍍、幹回り１．６㍍の大きな木で、樹齢は不明ですがかなり古い練馬の銘木のひとつで、株立ちの樹形が見事なサクラです。平成２６年の大雪で木が傷んだためロープを張って樹形を保つようにして保護に努めています。普段は樹木保護のためフェンスで囲み、入り口は施錠して入れないようにしていますが、開花の時期だけ開放されます。今年は今月５日から開放の予定でしたが、開花が急速に進んだため早めて先月３０日から入れるようにしました。ソメイヨシノに比べ赤っぽい花が見事で、木の周りにはムラサキハナハが咲き乱れ、絵のような美しさです。８日まで開園しています。