切れ切れ爺さんの徒然撮影&日記

主に寺院や神社等を中心に、文化財の撮影と紹介。
時に世の中の不条理への思いを発言していく。

《 切れじいさんの腹立ち日記②・・・国会議員低レベル後進国、日本 》  2024.3.25

2024-03-25 23:29:19 | 日記
 毎日毎日うんざりするようなニュースばかり。先日の大リーグ開幕試合が韓国で行われて、大谷や山本投手が出場し日本でも熱狂的な騒ぎとなっていたが、なんとその最中に大谷の通訳として活躍してきた水原氏が賭博で大借金を抱え、大谷の口座から返金したとのとんでもないニュース。今のところ大谷は自分の口座から 6億もの現金が引き出されたことを知らずに、ということになっているが、水原氏が自分で大谷の口座から引き出すことは本当にできたのか。ことと次第によっては、何も知らずに借金の穴埋めを大谷が認めたということでも、大リーグから追放される可能性も出てきている。目の前に巨額のお金があると人間というものはいろんな意味で影響を受けてしまうものなんだろう。

 大相撲では新入幕の力士がいきなり優勝という110年ぶりの快挙を達成し、めでたいニュースとしてメディアが積極的に報道している。私は大相撲は好きでないので誰がどうのということはよくわからない。しかしまあ快挙であることには間違いないし、これはこれでいいことだろう。
 スポーツの世界では他にも水泳選手権でオリンピック代表候補が次々に決まり、 30代の女性スイマーも代表枠に入った。あるいは高校野球でもドラマチックな展開があったり、そういった意味では人々が大喜びできるような光景が続いている。



 一方社会全体を見ると果たしてどうなのか。とにかくあれこれ問題が多すぎる。前回は値上げラッシュの中で社会的弱者が大きな影響を受け、生活困窮に陥り 70代 80代でも働かざるを得ない実態が少しずつ報道されている。テレビ局なんて言うのはAD などは薄給なのかもしれないが、大半は大金をもらって仕事をしているケースがほとんどだ。ましてそこに コメンテーターとかリポーターという形で、ちょっとした芸能人や著名人が出ると相当な 出演料が惜しげもなく投じられる。テレビに出るということはそんなにも偉いことなのか。 そして出演者が語っている内容と自分たちの生活実態のあまりもの差に、いやが応にも妬みを覚えざるを得ない。

 世間一般の圧倒的多数の生活者は、華やかな世界で生きてるような連中とは根本的に違うのだ。汗水たらして働いても今現在の最低賃金は1時間あたり1000円 あまりにしかならない。しかし長い年数をかけて内部留保を増やし続けてきた中堅以上の企業については、ようやく労働者への賃金引き上げを大きく前進させたと言える。不適切な表現としてかつて批判された「勝ち組」「負け組」というものが、さらに顕著になっていく社会になりつつある。
 今日も ネットニュースを読んでいると、前回当ブログに書いた高齢者の「年金」が実質上減らされていくということが、完全に明らかになっている。経済評論家たちがこぞって 同じことを言っているので、多分間違いないんだろう。社会全体としては、もう労働力としては役に立たない高齢者はさっさと死んでくれ、というのが国の本音なんだろうと思う。 実際数十年前になるが、当時の著名な大臣が「退職した老人たちは年金暮らしで社会的な活動もせずにいるが、早く死んでもらう方が・・・・」 という趣旨の発言をしてちょっとした新聞沙汰になったことがある。今現在でも国に限らず、地方自治体のお役人たちの本音はそういったところにあると思って間違いないだろう。地方自治体ではそういった生の声を出す人はあまりいないんだろうが、劣化した国会議員はそういった趣旨の発言が時々出てくる。そのたびに批判されるがまあそれが1つの本音として我々に届いてくるので、日本という国はそんな程度のものなのかと思うのに何の躊躇もなくなった。

 

 それはそうと今現在国会で大きく問題になっているのは言うまでもなく、自民党の各派閥によるパーティー券のキックバック問題だ。要するに「裏金問題」だ。岸田首相は自民党内の派閥をなくすと宣言し、裏金問題に関わった議員には処罰を与えると言い切った。であれば当然実際に処罰するんだろうと信じたいところだが、果たして派閥の解消などは可能と言えるんだろうかと思う。ずっと昔にも派閥問題が表面化して、それを解消しようという動きがあったが、結局はいつのまにかちゃんと派閥は復活している。大所帯となるとやはり考え方の違いなどもあり同じ者同士が集まったりする。あるいは金が入るかどうかという打算なども働いて派閥があれこれと大きくなったりしていくものだろうと思う。

 そんな派閥が、あるいは派閥内の個人の政治家が、しょっちゅうパーティーを開いて実質上様々な中小企業などにパーティー券を買えと言って、 1枚2万円のパーティー券を売りつけるということが頻繁に行われている。押し付けられた企業側も相手が国会議員、あるいはその秘書たちだったら断りでなくても断れない。やはり仕事をしている身であり国会議員の機嫌を損ねると、あとどうなるかわからないということで、苦しくても買わざるを得ない ということになる。押し付ける方はそんなことは十分承知の上で各自のノルマを達成して 金集めに走り回る。おそらく国会議員本人よりも秘書たちが売りさばく、という構図なんだろう。ノルマが達成できないと国会議員が秘書を怒鳴りつけて、絶対に売り切るように迫る。何とも国会議員というのは優雅なものだ。尤も本人たちに言わせれば、このノルマが厳しくて人脈の少ない議員たちは非常に苦労している、などと言うらしい。だがそんなものを苦労などというのは、一般の世の中のことについて全く眼中にない証拠だ。実際の世間の生活者たちは一部の富裕層、半数近い中流層、そしてあとは貧困層と別れている。実際社会の底辺層ではその日暮らし、年金もわずか数万で家賃で消えてしまう。食べ物は一体どうするのか。などなど極めて厳しい生活を送らざるを得ない人が多いのが事実だ。

 

 そんな中でパーティー券を売るのが苦労、などと優雅なことを言っているのがバカバカしくて、これが国民の代表として選挙で選ばれて「先生」と呼ばれて悦に入っている人たちの姿だと思うと嫌になってしまう。国会議員たちは国民の血税から100数十万円の給料(歳費)をもらっておきながら、更に自分たちで「政務活動費」などという意味不明の政党援助金を作り出して配分している。その額何百億円となる。(日本共産党だけは筋が通らないとして受け取っていないが)これだけの大金がありながらさらにパーティーで金集めして、ノルマ達成の余剰金を勝手に各派閥議員がキックバックとしてその金額を受け取り、収支報告書にも記載しないということで本来ならば所得税がかかるところを、それを免れている状態、すなわち「脱税」というれっきとした犯罪を犯しているわけだ。しかもかなり以前から これが行われており、そういったものの総額は派閥により様々な差はあるものの何億という金額に達する派閥もある。

 そもそもこれがスクープとしてすっぱ抜かれたのが、2022年の秋、日本共産党の新聞赤旗日曜版に掲載された記事だ。その頃は統一協会問題などの政治家との関わりが大きな問題となっており、この件については国会ではあまり取り上げられていなかったが、統一協会 問題が一段落ついたのかどうか知らないが、去年から今年にかけて大問題となっている。我々一般庶民からすれば国会議員が金集めて脱税をしている、つまり犯罪行為を犯しているということで、全く怒りしか覚えない。無論東京地検が、また国税が動いているようだが、 その動きはどうにもこうにも緩いように見える。もっとスピード感を持ってガンガン行くべきだ。そうでないと一般国民の誰もが納得できないし、先月から今月にかけての確定申告の際には岸田首相は国民に対して、確定申告をしてくださいとお願いしていたが、当の国会議員たちが犯罪者で脱税者であるということであれば、バカバカしくて確定申告などをする気にもなれないのは当然だろう。

 国会ではこの問題に対して政治倫理審査会を開き、そこに該当する議員を呼んで追求するという方法をとった。この政治倫理審査会というのは一体どれだけ有効性があるものなのか。この場で嘘をついたりシラを切ったりしていい加減なことを言うと、何らかの罰則があるというのか。何人かが呼ばれていずれも具体的に認めて悪いことをしたなどと返答した議員は確かいなかったはずだ。知らない、分からない、秘書がやったかもしれないなどなど言動を見ててバカバカしくなってくる。政治に倫理観を求めるのは少なくとも日本では無理なんだろう。人間としての倫理観そのものを持たずに、野望を持って国会議員に成り上がってくるような者が多いのが現実だろう。人間あるいは人権というものを尊重し、国民に対して上から目線ではなく対等な目線で、議員としての仕事を当たり前のようにするような人物が一体どれだけいるというのか。知らぬ存ぜぬで通ってしまう。こんな会合など単なる安物の免罪符を与える場でしかない。こんなものに期待する国民なんてまあいないだろうと思う。

 従って国会では証人喚問を求める声が上がっている。これには罰則がつく。しかし証人喚問を実現するためには、与野党の賛同が必要だ。与党が拒否するならばやはり裏金作りというのは意図的に行われ、違法行為とは知らなかったということが通用しないということを明言したのに等しい、ということになる。しかしそれ以前に明確な脱法行為については、検察が強権を発動すべきではないか。一般市民が脱税すれば場合によっては逮捕され、あるいは また追徴金を課されて社会的信用をほぼ失ってしまう。だから多くの場合様々な種類の税金は天引きになっているケースが多い。老人が受け取る年金などはまさしく天引きであって、こんなにも引かれるのかと嘆きの声が出てしまう。

 

 もう一つは該当する与党自民党が単なる派閥解消だけではなく、今回の裏金を受け取った 該当者にどのような処分を下すか ということだ。 1人逮捕されてそれは除名ということになった。当たり前だ。ところが後の80人にも上ると言われる議員たちは今、自民党内で聞き取り調査をしているというが、一体いつになったら終わるのか。そしてどんな処分を下すのか。総理大臣は一般的なことしか言わない。脱税というれっきとした犯罪行為に対して、できれば何もなかったことにしたいんだろう。

 

 こうして悪い奴らほどよく眠る、という日本戦後政治の悪しき伝統は今後も持続されていくのだろう。日本の政治が世界の中で質的にかなり下位のところを喘いでいるというのは、 実際指摘されても返す言葉もない。はっきり言って政治の仕組み、その前に選挙制度そのものを根本的に変えないとだめだ。今のような小選挙区制は即廃止。参議院も政党名の投票でなくどの党に属していても、その人物に対する投票とすべきだろう。ドント方式か何か知らないが、政党に投じられた票の上から順番に、政党が定めた名簿から当選者を決めていく などという、こんな曖昧なものはやめるべきだ。そして政策討論会などを復活させ候補者 個々人の政策主張の場を設けて、人間として候補者としてふさわしいかどうかがわかるような選挙制度にしなければならない。面倒だがそこまでしないとただ名誉目当ての、あるいは 金目当ての、偉そうにしたいだけの「先生」がたくさん出るだけで、中にはほとんど不勉強なわけのわからないような議員も出て、こういった実態が少しでも解消されるのではないかと思う。

  ろくでもない議員が多すぎるので、削れるところはもっと 削れと言いたい。これからは 少子化がどんどん進む中で無駄なところにお金を使うわけにはいかない。特に税金については今後絶対額が減少し、それを補うために政策内容もスモール化していく。そうしたくないならば多分、個々人の税金を上げてくるだろう。それをこのようなろくでもない先生方に着服されるような有様になる前に、根本的な改革をしないとだめだと思う。あくまでもパーティー 収入は税金ではないにしろ、様々なところで貴重な血税がドブに流されるように無駄遣いされている。全く許せない奴らだ。


  (画像はTVニュースより)

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