緑の羽根 ここも天下り？

朝から暖かく、ウォーキングでは結構汗をかいた。コース中の桜並木もかなり花が落ちて、桜シーズンの終わりが近づいていることを感じさせる。


　ところでNHKのニュースを見ていると、アナウンサーがこれ見よがしに緑の羽根を付けていた。
　国土緑化推進事業の募金を促すやつや。ちょっと調べてみた。

　これは公益社団法人の 国土緑化推進機構が進めている募金活動。公益社団法人という組織に引っかかる。ホームページを調べて 色々見てみるが、詳しいことは紹介されていない。主な活動の内容が、羅列的に紹介されているだけで、詳しいことがわからないので 更に色々と細かいところを調べてみる。

　その中に「役員候補者の公募と選考経過及び結果について」と言う資料があった。そこに出てきた採用された名前をさらに辿って行くと、やっぱり予想通り、公募と言いながらその人物はれっきとした元行政官僚。

　まぁ要するに敢えて分かりにくくした形での天下りっちゅうこと。

　先日、文部科学省の組織的な天下りが発覚して、違法行為として大きな問題になったけど、その後のニュースがあまり出てこないので、一体どんな処分や処置がなされたのか、ようわからへん。
　他にもないかと全省庁のことを調べるということで色々出てきたらしいけど、どっからどこまで、どのような天下りがあったのか、どんだけ報道されたのか、これもよく分からん。

　ともかく緑の羽根については天下り役員がいるという事実。（因みに赤い羽根もあったよう・・・？）この国土緑化推進機構は、収支決算の詳しい内容を公表していないらしい。だから募金額は数十億あるらしいが、それがどのような形で使われているのかが分からん。

　一説によると役員は1000万を超える報酬ということらしい。馬鹿にするなと言いたい。貴重な国民の思いがこもった募金を、元官僚が天下って、理事とか顧問等いろんな名前の役職について、普通のサラリーマンの収入を遥かに超える報酬を得ている。
　そんな実態をどれだけの人が知っているのか。当の本人たちは勿論、ウハウハで笑いが止まらないだろうけど、我々国民、また俺の様な年金生活者にとってみれば、ハラワタ煮えくり返る思いや。

　緑化自体は大事なことやけど、こういう事を取り扱う怪し気な団体には、やっぱり裏があると思うべきだ。

　特にNHKのアナウンサーがと言う訳では無いけど、こういういろんなシーズンになると、総理大臣を始めとした政治家たちは、緑の羽根に限らず、赤い羽根、黄色い羽、青い羽根等々を付けているのを見せつけているが、我々はその裏に隠された実態に惑わされないように、安易な形で 募金などをするわけにはいかん。

　 ほんまにムカつく奴ら！