きつけ塾 いちき

「きもの」の袖に手を通す時に、「ときめき」を感じる日本の女性たち。
この「胸の高まり」は、いったい何なのでしょうか。

北斎のおもしろ歴史漫画 4

2016-09-22 14:19:30 | 北斎漫画

「男髪結い師」と「女髪結い師」
髪結いの歴史は男髪結いが古く、自宅で開業するのを「髪結い床」と言っていましたが、出張で出かけていた髪結いもいました。男性はひんぱんに髪結い床に通っていたようです。

一方、江戸時代の女性は、一部の上層階級をのぞいて、「髪を自分で結うのは、当時としては嗜み(たしなみ)」だったために、自分で結っていました。
女髪結いの歴史はずいぶん遅れて、1700年代に始まることになります。

何度か「女髪結いの禁止令」が出ますが、「売色を行なう者がいた」ことや、「自分の髪を他人に結わせるのが贅沢と判断された」など、その原因も諸説があります。

漫画で見る限り、一般の職人に比べて、力仕事をしないためか、襦袢のような下着も身につけているように見えます。
鏡は高価だったために、手桶に満たした水の面に、自分を映す姿が印象的ですよね。

 



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする