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愛媛FC奮闘中11

2017-09-23 00:01:45 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 中四国で地域の公共財として、特に復興支援など社会貢献活動において、どこが付加価値が高いかという事ですが、現在J3の鳥取さん、J1の広島さんは横に置いておいて考えると、やはり愛媛さんが一番かなと思います。売上アップ、来場者アップだけを追求するのではなく、ファン・サポーターに「このクラブとともにこの地域で生きて行こう」と思わせる「思い」を、過去の様々なイベント等で感じます。
 今回愛媛さんがホーム讃岐戦の前座で開催するのも単にクラブOBだけを集めたOB戦とかではなく、復興支援を広く呼びかけて開催するもの。以下、クラブ公式HPを引用して紹介。
      
【クラブ公式HP】
「愛媛FCは2017年10月15日(日)に開催されます、明治安田生命J2リーグ 第37節 愛媛FC vs カマタマーレ讃岐戦を「被災地支援マッチ」とし、東日本大震災支援活動を行います。
 その中で、元サッカー日本代表のメンバーやサッカー日本代表選手のものまね芸人、サッカーをこよなく愛する芸能人メンバーが『何か自分たちも愛媛FCのこの活動に力になれれば』と本企画の趣旨に賛同していただき、この度、「東日本大震災復興支援エキシビションマッチ」の開催が決定しました。
【開催日】2017年10月15日(日)
【開催場所】ニンジニアスタジアム(松山市上野町乙46)
【スケジュール】
・キックオフ 13:00(20分ハーフを予定) ・終了 14:00予定
※明治安田生命J2リーグ 第37節 愛媛FC vs カマタマーレ讃岐戦 キックオフ 15:00
※開場は12:00(シーズンシート先行入場は11:45)
【対戦カード】元日本代表や芸能人メンバーのドリームチームと対戦する相手は現在調整中です。」
引用:J2愛媛公式HP

 画像を観てもすごい顔ぶれですね。元代表選手が多いです。愛媛さんに叱られるかもしれませんが、よく愛媛県に集結できたなというのが印象です。愛媛さんは今季初めてではなく、何年も前から復興支援マッチを実施されているのですね。年々グレードアップしてきた印象。さすがです。やっぱ、こういう付加価値では中四国№1です。最近Jクラブで流行りつつある芸能人も何人か呼ぶし、MCはサトミキさんですね。ゲストのドリームチームの対戦相手はどうなるのかな。前座試合なので、愛媛さんのトップチームでもないでしょうし、OBチームなのかな。ゲキサカに具体的に名前が並んでいました。引用して紹介。

【J2戦当日に豪華メンバー集結…愛媛が震災復興支援マッチ】
「■来場予定メンバー
▽選手
 福田正博(元日本代表)、三浦淳寛(元日本代表)、福西崇史(元日本代表)、小村徳男(元日本代表)、本田泰人(元日本代表)、平野孝(元日本代表)、林健太郎(元日本代表)、小針清允(Jレジェンド)、桜井直人(Jレジェンド)、清水範久(Jレジェンド)、小林弥生(元女子日本代表)、原菜摘子(元女子日本代表)、北原亘(元フットサル日本代表)、ディエゴ・加藤・マラドーナ(マラドーナものまね芸)、橋本まさを(長友佑都ものまね芸人)、鴛海友輔(宇佐美貴史ものまね芸人)、浅野智秋(香川真司ものまね芸人)
▽応援&スペシャル解説
 佐藤美希(Jリーグ女子マネージャー)、松木激安太郎(松木安太郎ものまね芸人)」
引用:ゲキサカ

 これが単なるスペシャルマッチなら、当ブログでは取り上げなかったのですが、これは震災復興支援マッチです。多くのJクラブで3月しか話題に出されず、忘れ去られようとしている東日本大震災の復興支援活動です。3月以外はやっていないところがほとんど、またはやっているのかやっていないのか不明な中途半端な活動がちょぼっとあるのが現状。さすが愛媛さん、中四国のJクラブで唯一だと思われます。数年前に映画絡みの復興支援活動もあったし、それだけ愛媛さんの付加価値は高いと思います。過去にチャリティーグッズを扱った事が無いところとは違うかな。
 よく観客動員対策で、来場者にモノをどんどん提供すれば大丈夫だろという価値観があるようですが、当ブログでは「モノカネではヒトは動かない、ヒトは心で動く」という言葉をよく使います。今回の愛媛さんの活動はまさに、心で人を動かすもの。モノ・カネ・数字ばかり最優先で考えているところがあれば、それは100年続かないところのやり方だと思います。例えばJ2で観客動員が多いとされる山雅さんでは、来場者全員に何かモノを配ったというのは聞いた事がありません。それはなぜか、心で来場者を呼び込んでいるからでしょう。信州ダービーから続く、感動の密度の高いストーリーで。愛媛さんは観客動員数はそれほどではないかもしれませんが、交通アクセスや人口、他のプロチームとの競合状況を考えればしょうがない面もあるのでは。
 仕事でも販売促進策の事が時々テーブルに出ますが、ストーリーの無い商品は長期的には生き残れないというのがスタンダードになってますね。どこの世界、分野でも同じ事です。愛媛さん、頑張って下さい。
J2愛媛関連⑱:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170126
  〃     ⑰:
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160818
  〃     ⑯:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160401
  〃     ⑮:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160212
  〃     ⑭:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20151015
  〃     ⑬:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150122
  〃     ⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140703
  〃     ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140319
  〃     ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131110
  〃     ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130522
  〃     ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130512
  〃     ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130511
  〃     ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090426
  〃     ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090222
  〃     ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080330
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  〃     ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051013
  〃     ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20050920

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