選手等による復興支援活動

  昨日の記事で、Ｊリーグの他全クラブの選手による復興支援活動を紹介していましたが、Ｊ１横浜からタイムリーな情報が入りました。当ブログでは、強化と支援の両立ができるクラブが強くなれ、支援に興味を示さないクラブは・・・　と言ってきました。Ｊ１横浜は、昨日付けで今後継続的に行なっていく救援・復興支援活動に、「より多くの皆様からのチカラを頂くため」４月29日の清水戦から７月23日の神戸戦までを「チカラをひとつに。シリーズ」として開催されるそうです。
　復興支援活動には、支援物資を届けたり、１円でも多くの義援金を集める「実務的」タイプと、それ以外の「イメージ的」なタイプがあるようですが、Ｊ１横浜のものは、強い「実務的」な支援です。被災地の方々も大いに喜ぶことでしょう。以下、抜粋して紹介。

      
　試合会場の来場者、試合運営に携わるすべての人たちの気持ち・思いを、被災者の皆様に届くような活動を実施。横浜F・マリノス × 「TEAM AS ONE」チャリティーTシャツとタオルマフラーを販売し、今後、横浜F・マリノス × 「TEAM AS ONE」チャリティーリストバンドの販売を予定。その他、シリーズイベントとして、様々な活動を実施していく予定。今シーズンについて、年間を通じて、救援・復興に向けた様々な活動を継続的に実施。

【シリーズイベント予定】
①スタジアム募金
　Ｆ・マリノスファミリーがチカラをひとつに、各ゲートで募金活動を実施。
②トリコロールチャリティーオークション
　選手会によるチャリティーオークションを実施。収益の金額を全て義援金として寄付。
③救援マーケット開催
　来場者から提供された救援物資を被災地へ送付。
④チカラメッセージ
　仙台戦、鹿島戦の各ホームゲームに向けて、メッセージバナーを、来場者ととも作成。
⑤チカラフラッグ
　全ホームゲームにおいて、選手入場時にチカラフラッグが一緒に入場。
⑥チャリティーサッカー教室
　しんよこフットボールパークでチャリティーを目的としたサッカー教室を開催。参加費は、すべて義援金として寄付。
⑦被災者の方々をホームゲームへご招待
　横浜市へ避難されている被災地の方をホームゲームに招待。
⑧被災地産の食の市開催
　被災地で生産された農作物等をスタジアムにて販売。

　当ブログでも今まで一所懸命に紹介してきた復興支援策がすべて網羅されていると思います。毎試合、選手等による募金活動が行われ、１円でも多く義援金を募るチャリティーオークションが実施され、救援物資のとりまとめを行い、チャリティーイベントを開催と、パフォーマンスではない、実務的な支援活動です。
　被災地の方を招待というのは、Ｊ２岐阜等でもありましたね。岡山に住んでいる方は少ないかもしれませんが。被災地産の食の市は、Ｊ１鹿島が実施されますね。そういえば、今年の肩スポンサーはＪＡさんですね・・・
　「より多くの皆様からのチカラを頂くため」とありますが、当ブログでは社会貢献活動をやれば、ファン・サポーターから「チカラ」をもらえ、苦しい時にも更にもう１歩走れると言い続けてきました。Ｊ１横浜も支援する事は、同時にチカラをもらう事であるのを認識されていますね。そして「TEAM AS ONE」Ｔシャツといえば、先日のＴＭで、鳥取ブースで販売されていて、岡山で売っていないかメンバーさんが探していた事を思い出しました。

　　神奈川県のクラブはどこも立派な事例をお持ちです。特にＪ１横浜は、サポーターも素晴らしい活動（後日紹介）をされています。一番バイタリティのあるエリアだと思います。もし、更なる復興支援活動を行う気持ちがあるクラブがあれば、横浜さんのを参考にされてはいかがでしょうか。
Ｊ１横浜公式ＨＰ該当ページ：http://www.f-marinos.com/tools/page_store/news_4969.html
　　　　　　　　　　　　
　クラブ独自のプロジェクトとして、ネーミング、スローガン及びバナーなどを作られているクラブがだんだん増えてきました。現在５つあります。Ｊリーグ統一スローガンで「チカラを一つに　TEAM AS ONE」がありますが、更にもう一歩支援する気持ちを進めた形ですね。以下紹介。
・Ｊ１鹿島＆Ｊ２水戸：　「WITH HOPEプロジェクト」
・Ｊ１川崎：　「Mind-1ニッポン」プロジェクト
・Ｊ２東京Ｖ：　「FLAG FOR JAPAN －東京から届けよう－」
・Ｊ１磐田：　「東北地方太平洋沖地震」災害支援について～みんな仲間だ。～」
・Ｊ１　Ｇ大阪：　「～LET'S SUPPORT　OUR FRIENDS　今こそ仲間のために行動しよう！～」