J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

totoについて10

2009-11-22 00:56:15 | スポーツ文化・その他
 おとといの記事でtotoが事業仕分けの影響を受けるという内容で紹介しましたが、15日の日経新聞に広告でtoto特集が載っていました。「グラウンドの芝生化」「総合型地域スポーツクラブ活動支援」「アスリートの発掘と育成」が3本柱のようです。当ブログとしては、ネタとして持っており、タイムリーだったので紹介したいと思います。
            
 「日本のスポーツを全力で応援する、スポーツ振興くじtoto。」というタイトルで、3人の座談会形式になっています。その3人は次のとおり。
・荻原次晴氏(スポーツキャスター・長野五輪スキー・ノルディック日本代表)
・谷本歩美氏(柔道家・アテネ五輪柔道金メダリスト)
・小野清子氏(日本スポーツ振興センター(以下振興C)理事長・東京五輪体操銅メダリスト)


以下発言をピックアップしたものです。
・totoは平成21年度で64件、70億円の助成を実施。
・スポーツは元々太陽があって土と草の香りがあるところから育っていくものなので、芝生化はいい。
・子どもたちは芝生の上なら転んでも大きなケガをしにくい。芝生化をした学校は、休み時間に子どもたちが外に出るようになった。
・ふかふかの芝生の上を歩くと、人間の本能として自然に走ったり、ボールを蹴りたくなる。
・芝生の手入れも地域の人が協力しあって管理できる。地域社会みんなで子どもたちを育てていくいい機会になる。
・アメリカも総合型スポーツクラブが普及しているが、1年間同じ競技をし続けるという考えはない。日本は途中でやめにくい風潮がある。
・一つの競技では、使う筋肉の多様性や他の競技で成功する可能性を狭めてしまう。
・トップアスリートは多くが「スポーツ振興基金」を通じて、振興Cから助成を受けて活動。
・振興Cは、totoの他にも「スポーツ振興基金」から優秀な選手・指導者への個人助成を実施。平成21年度はその財源にtotoの助成金を補填。
・各競技団体での指導一貫システムに基づく強化活動や、地方公共団体による選手育成活動等への助成。
・totoはスポーツ指導者の海外研修派遣事業への助成等を通じて支援しているが、課題も多い。


 totoによる助成事業(平成22年度)は現在募集中です。期間はH21年10月19日(月)~H22年1月29日(金)です。「こんな事業に助成金は役立てています」という事で、岡山県の「夢アスリート発掘事業(地域スポーツ活動推進事業)」の名前が挙がっていました。この事業は2年で頓挫したようですが、そうだったのですね。てっきり、岡山には最近事例がないとか、あっても清音の夢テラスのような施設だけかと思い込んでいました。
 平成20年度の様子を見てみると、県内でも6団体を助成しています。
toto助成H20年助成団体一覧:http://www.toto-dream.com/support/town.html

  これまでの累計資料が出ていました。合計は171億円以上。
<中四国>(単位:百万円)
岡山県:176 / 広島県:214 / 鳥取県:76 / 島根県:115 / 山口県:56 / 香川:103 / 徳島:123 / 愛媛:109 / 高知123
<その他>
東京:597 / 北海道:506 / 山形:293 / 神奈川476 / 埼玉378 / 富山373 / 大阪272 / 兵庫204 / 福岡266 / 鹿児島328


 やはり東日本が多い感じがします。山形や富山が目に留まりました。どんな事業なのでしょうか。一時期、売り上げ停滞でお荷物状態で苦しんでいたtotoですが、BIGで華麗なる復活を遂げて、やっとスポーツ界に貢献できるようになってきただけに、事業仕分けの対象で規模縮小という話は残念ですね。
(独)日本スポーツ振興センター公式:http://www.naash.go.jp/sinko/
toto公式HP:http://www.toto-dream.com/
コメント
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