サッカーフリーク集まれ１０

　コミック「ジャイアントキリング」ネタです。３回目ですね。あれから見事１１巻読破いたしました。感想は「面白かった」です。最初のイメージは、秘技とかスーパープレーが飛び出す、マンガっぽいものかなと思って読み始めましたが、全然ヒューマンタッチの面白い人間ドラマでした。試合の勝敗はともかく、現実的に起こりそうな話が続きました。以下自分なりに紹介。
　　　
　主人公は達海猛。所属チームは「ＥＴＵ」。正式には「ＥＡＳＴ　ＴＯＫＹＯ　ＵＮＩＴＥＤ」という名前です。達海は同クラブの元選手（日本代表も務めたエース）で、今は監督。主人公の好物は「番狂わせの大物喰い＝ジャイアント・キリング」で、そこからタイトルが来ている。
　ホームスタジアムは「隅田川スタジアム」。このスタジアム名好きです。下町を流れる川の名前で、ムチャクチャ味がある名前です。
　チームカラーは赤と黒。スポンサーは、胸：『ＯＥＤＯ　ＥＸＰＲＥＳＳ』「大江戸通運」、肩：「サークルドーナッツ」、他：「ローリング・エレクトロニクス」「ジェットビール」。
　オフィシャルマスコットは「パッカくん」。モチーフはカッパ。顔に似合わず厚かましいそうです。

　所属するプロリーグは「リーグジャパン『ＪＦ　LEAGUE JAPAN』 DIVISION１」。単行本にこの１部リーグの所属するクラブ一覧がありました。
・ＦＣ札幌　・モンテビア山形　・アルビレオス新潟　・鹿島ワンダラーズ
・ジェムユナイテッド千葉　・東京ヴィクトリー　・浦和レッドスター　・川崎フロンティア
・横浜マリナーズ　・ヴァンガード甲府　・ジャベリン磐田　・清水インパルス
・名古屋グランパレス　・大阪ガンナーズ　・ウィッセル神戸　・サンアロー広島
・大分トリプレックス

　たぶん、微妙にＪ１構成と同じなのかな。東京Ｖ＝ＦＣ東京として、今は札幌、甲府の代わりに大宮、京都があります。これを見ると確かに１チームだけありません（笑）。やはり黄色説は本当か？　以下、ネットで拾った情報なので、ファンの主観が入った情報かもしれないし、一部誤っているかもしれませんが、ご容赦を。

　ＥＴＵはリーグジャパン１部の弱小クラブで、過去に２部落ちも経験している。親会社はなく、経営には大資本は入っていないらしい。平均観客動員数は8,000人割れし、人気は今一つ。エンブレムは提灯がモチーフ。台東区がホームタウンだが、撤退の動きを見せ始めているとも。非常にアットホームなクラブで、勝てば会社ぐるみで大喜びし、負けたらみんなで暗くなるとか。
　ホームタウンは台東区だが、そこを含む下町のいくつかの区（台東区・墨田区・江東区・葛飾区・江戸川区とか？）らしい。（各区からの支援があるらしいです）クラブハウスは浅草にあり、ストーリーでは、台東区のリバーサイドスポーツセンター辺りに練習場があることになっているとか。レイソルに倣って、ホームスタジアムの隅田川スタジアムもその隣にあるのではないか。

　ネット上では、「レイソルサポーターならおなじみ、このマンガは日立台を作画資料にしており、隅田川スタジアムは、そっくりそのまま日立柏サッカー場って感じ」とあります。確かに読めば読むほどそっくりです。特にゴル裏は本物をスケッチしたの？と言いたいくらい。
　先日の関東出張で、常磐線（柏へ向かう途中）に乗っている時に、ＥＴＵを思い浮かべながら車窓の景色を見ていました。隅田川はなかったですが、ちょうど松戸と柏の間に、「江戸川」が流れていました。「やっぱそうか」って感じでした。
　　　
　あと、個人的にはマスコットの「パッカくん」が大好きです。面白いのが普通着ぐるみというのは、中に入る人が違ったりするため人格は余り語られないのだが、パッカくんは「顔に似合わず厚かましい」と言われています（笑）。見れば見るほどパッカくんは味がありますね。

　とりあえず、ＥＴＵは２部に落ちない様子。週刊モーニングに現在連載されていますが、今は達海の現役時代の回想シーンが描かれています。すっかりＥＴＵのサポーターになっている自分がいます。ＥＴＵのファンクラブに入会をしたいものです。ちなみに、原作者のツジトモ氏はジェフファンで、この人の前作はもろにＪ１千葉がモデルらしいそうです。機会があれば読んでみたいです。
ジャイキリ関連②：http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20091003
　〃　　　　　　 ①：http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20091001