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ポートレート写真の自分と、3つの言葉に向き合った日

2021-12-14 12:00:00 | 21期生のブログリレー

ポートレート写真の自分と3つの言葉に向き合った日

 21期生の中川聖明です。7月スタートからこれで半年経ちましたが、他の診断士研究会で出版活動に参加し6ページ程執筆の機会を頂くことができました。著者プロフィールを作成の上、写真を掲載するということもあり、さすがに、証明写真だけでは味気ないので、現稼プロ事務局の方からご紹介いただいた「スタジオApex」でポートレート(風)写真を撮影することにしました。

撮影当日の午後は、東京しごとセンター主催のシニア生涯ワーキングセミナーの講師の仕事がはいっていたので、慌ただしい中での写真撮影だったのですが、私を撮影してくださった女性カメラマン聞いた3つの言葉が印象的だったので今回はそのことについて記載します。

ヘアメイクやフェイスメイクで眉毛を描いて頂き、シミをチークカラーで消す自体が初めてのことで新鮮でしたが、初めてのことで緊張をしていました。

そこで女性カメラマンのまず、1つ目の言葉、「私はネクタイの結び目のへこみをつけました、これは笑窪です。笑窪は笑い顔に出ます。誰にでも笑顔でやさしく接しますよという意味でつけたのですよ。」でまずは緊張から少し解き放たれました。

しかしながら、自分としてははやはり無理な表情を作り出していたようで、カメラマンの方から講演等をイメージして自分の好きな話をしてください。と依頼がありました。でも、すぐに何も頭に浮かばなかったのですが、撮影スタジオなら、撮影つながりで、自分も野鳥や植物、天体の撮影をしていたので、頭に思いつくまま、月の撮影の話から始めました。内容は、『月にはいろいろな表情があります。満月、半月、新月こんなに表情を変える天体は他の星にはありません。でもそんな月でも自分は半月が好きです。満月は光を正面から受けてしまうので平べったい顔をしていますが、半月はクレーターの影がくっきり映るので、凹凸のしっかりしたとてもハンサムな表情になります。さらに月蝕は素晴らしい。新月のように黒くならずオレンジ色の表情になりますが、これは月蝕の時だけ見せる表情です。撮影を試みても流石に光量がすくないのでクレーターまで映し出せませんが、これをなんとかくっきりと映し出してみたいです。』
 続いて、植物の話をしました。『5月に盛りを迎えるひたち海浜公園のネモフィラです。青い小さな芝桜のような花で満開になると青いじゅうたんですが、実際は観光客ばかりだから、撮影の時に立ち上がった目線では人が映り込んでしまうので低い角度から接近して見上げるように撮影するとネモフィラだけが際立った豊かな表情をした写真が取れます。たまにテントウムシが止まるのですが、そこには小さなの世界を感じて見た瞬間は最高でした。この撮影アングルは売店で販売している絵葉書を見て気づきました等々。』シャッター音を聞きながら身振り手振りで話ました。

ここで2つ目の言葉が女性カメラマンよりありました。「あなたは芸術家のようなお話をしますね。私は風景の撮影はしません。撮影の被写体はやはり風景より人物の方が好きです。性格が少々根暗なのですが、カメラのレンズを通じて人と向き合って対話をしていくのが好きです。」とのこと。でもその話、話心に刺さってきてました。カメラがその女性カメラマンに力を与えてくれているわけです。彼女は単に写真撮影をしていたのではなく、レンズを通して実は私自身と対話をしていたのです。なんとも表現できない嬉しい気持ちです。お陰様で証明写真の機械からは感じられない時間を過ごすことができました。

撮影時間20分くらいで100枚近く撮影してくださいましたが、驚いたのは撮影した全ファイルをご提供頂けるし、しかも2枚は後日でも修正可能とのこと。

 以前子どもの専門撮影する撮影スタジオでわが子の七五三や小学校入学の時に撮影をしました。沢山の撮影サンプルを比較しながらよさそうな写真をその場で数枚ずつだけ選び、プリントアウトしてアルバムにして頂く商品でした。親なのでやはり少し欲張ってしまい5万円くらいで購入した記憶がありました。娘の成人式になると貸衣装代月で25万円でした。
 今回の撮影は詳細の内容は聞いていなかったのでいくらになるかと思ったものの、結局、現稼プロ事務局の方のご案内くださったとおり21,500円でしたが、個人的には代金以上のサービスを受けたという印象でした。

 帰り際に私はなぜ撮影したファイルを全部くださるのか聞いたのですが、ここで3つ目の言葉「全部撮影した写真を写提供するのは、少しでも多くの写真を通して、自分とよく向き合って頂きたいから。」がありました。

当日午後の講師の仕事があり、慌ただしい時間を過ごしてしまい、じっくり楽しむ時間がなく少々勿体なかったのですが、夜は自分の写真をよく見てみました。会社員だった頃の自分は結構真面目な方だったと思います。与えられた役割をきっちり果たそうとするがあまりに見栄も張っていたし、無理もしました。人事部長としては社員が嫌がることもやらなければならかったから、少し疲れた表情も見えてきました。作られた自分を演じていたのでしょう。また、一方で本当は一人の時間が好きな方だし、内心はかなり気が弱いが、それでも少しくらいはやさしさがあるかなと表情の奥に感じました。

 この撮影の仕事は、企業診断にも通じるのではと思います。中小企業診断士も会社の経営者と向き合って、実際の姿や見えない能力に気づいて頂くことなのかなと思ったからですが、手段の違いがあれこのような写真撮影でも経験してみると学び気づかせてくれることは多いと思います。まさに「ベンチマーキング」というか「万象皆師」を感じておりました。

 ちなみに午後のセミナーですが、それなりにいい話はできていたようです。最後に受講者の方から、素晴らしいセミナーをありがとうと言われましたと複数名からお声がけ頂きました。自分の場合、褒められたりするより、何か心に深くつき刺さるリアルな経験談を聞いた方が、力が湧いてくるようです。

 真は、当初の目的だった著者プロフィールの原稿に反映させて、合わせてフェイスブックと自分のHPにはアップしました。次は名刺作成に使わせて頂きます。実はもう一度撮影に行ってみたいます。近々、社会保険労務士事務所が開設できたら又お願いしたいと思います。。

 最後に「スタジオApex」様ですが、豊島区池袋にあります。もしご関心があればネット検索すればヒットしますのでHPを見てください。私はポートレート撮影で自分と向き合うのは良いことだと感じました。個人的にはお勧めしたい撮影スタジオです。

2021年12月14日   中川 聖明

コメント (6)
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