JETRO（日本貿易振興機構）ビジネスライブラリー活用の勧め

こんにちは、本間です。

本日はJETROのビジネスライブラリーについてご紹介します。
JETROビジネスライブラリーとは誰でも無料で利用できる国際ビジネスの専門図書館です。

仕事がらコンサルティングの初期段階で、顧客の所属する業界、もしくは顧客の業務そのものに関してリサーチをする場合があります。
先日初めて東京・赤坂にある図書館を利用しましたが、大阪・安土町にもあるようです。

JETRO（日本貿易振興機構）ビジネスライブラリー
http://www.jetro.go.jp/library/

この図書館では国内における民間のシンクタンク系が発行している業界情報や国別のビジネス情報等を閲覧することができます。
シンクタンク系の本は非常に高価（10万円越えは普通です）なため、個人で購入することは困難です。
内容も当然専門性があり、市場動向が過去・現在・未来の推移で詳細に記してあるため、特に今後の動向（未来）に関しては仮説構築のアイデアとして役立ちます。
コピーできない本もありますが、コピーサービスもあり自分に必要な記載内容を持ち帰ることもできます。

現在はインターネットが普及したため検索サイトを使えば、ある程度の情報までは誰でも検索できるようになりましたが、自分が全く知らない業界の場合はそれだけでは不十分だと感じます。
たまたまインターネットに自分の欲しい情報があれば問題ありませんが、詳細な情報が必要であればあるほど取得が容易でなくなるからです。

そういった意味でインターネットだけに留まらず、自分の情報源を幾つか持っていることが重要だと思います。
ここのブログでも過去にどなたかが区民図書館での日経テレコン（記事検索）のご紹介をしていたと記憶していますが、それも有効なリサーチ方法だと思います。
（もし個人で日経テレコンのIDを取得しようとすると、決して安いものではありません）
プロコンとして独立することを考えた場合に、費用を掛けずに有益なリサーチ方法を知っていることは大事です。

コンサルタントとして限られた時間の中で顧客ヒアリングを有効にするためには、事前にどこまで情報を得ることができるかが重要で、それによって何を重点的にヒアリングしていくべきかも見当がつきやすくなります。
リサーチ力も仮説検証力もまだまだ未熟ですが、コンサル初期におけるこれら実践の大事さは日々痛感しています。