河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

1761- ブラコン、ハーン、エロイカ、サロネン、フィルハーモニア管、2015.3.7

2015-03-07 18:06:57 | コンサート・オペラ

2015年3月7日(土)2:00-4:30pm 東京芸術劇場

シベリウス トゥオネラの白鳥 11′
ブラームス  ヴァイオリン協奏曲ニ長調 23′9′8′
  ヴァイオリン、ヒラリー・ハーン
(enocre)
バッハ パルティータ第3番 ルーレ 5′

Int

ベートーヴェン  交響曲第3番変ホ長調 エロイカ 13′16′5′11′
(encore)
シベリウス 悲しきワルツ 5′

エサ=ペッカ・サロネン 指揮 フィルハーモニア管弦楽団


全部で2時間半越えの演奏会。
滔々と流れるようなことにポイントを置いたわけではないエロイカで、あえて言うと縦ライン派か。意気揚々とした革命的なエロイカとは最も遠いところにあるもので、それはそれでいいのかもしれないが演奏はさっぱりよくないものでした。張りが無い。音が太くて透明な昔のかすかな記憶さえ浮かばない。
第1楽章提示部リピートなし。葬送行進曲第2主題は突然のギアチェンジでテンポアップ。
それから、例えば第1楽章の3拍目を上に吹き上げるのでやるほうも前に進みづらいのかもしれないという感じはある。現代音楽には無いノリの良さを音楽演奏行為の一つの表現手段としてはとらえていないのだろう。

前半のハーンによるブラコン、のけぞらないクラウチングスタート風な弾きっぷり、べたべた伸ばさない鋭角な弾き具合でした。

冒頭の白鳥はサロネンの棒をもたない白鳥のはねのような指揮姿は哲学的様相を呈しているのかそれともシベリウスへの過剰な入れ込みか、よくわからないところがあります。

それから自席では、テンパニが湯船のようなサウンドでまるで締まりっ気のないものでした。
おわり



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