2016年3月14日(月) 7:00pm ヤマハホール
ヘンデル シバの女王の入場 4′
メンデルスゾーン アンダンテ・トランクィロ 2′
グリーグ 忠誠行進曲 3′
ウィルク・レンウィック ダンス 2′
ヨゼフ・ホロヴィッツ フォークソング・ファンタジー 2′
ヤン・クーツィール 叙情的五重奏曲 3′4′6′
Int
モーリー・カルヴァート 組曲「モンテレジャン・ヒルズ」より 2′3′3′2′
デューク・エリントン(ジャック・ゲイル編曲)
In a sentimental mood 3′
Take the a train 3′
Satin doll 4′
ルーサー・ヘンダーソン編曲 ザ・セインツ・ハレルヤ 4′
(encore)
ファッツ・ウォーラー(ルーサー・ヘンダーソン編曲) HANDFUL OF KEYS 3′
カスタム・ブラス・クインテット
トランペット、福田善亮
トランペット、辻本憲一
ホルン、松崎裕
トロンボーン、くわた晃
チューバ、渡辺功
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松崎さんのソロ吹きはありませんでしたが、基本的にあの日のリベンジで聴きに来ました。
あのときは松崎さんがキャンセルしたとはいえ、当時自分はあまり知らなかった日橋さんが代わりで吹いて、まぁ、結果的にはまるくおさまった。
それで今日はブラス・クインテット、名前はヤマハのインストゥルメントからとったので、カスタム・ブラス・クインテットという名で。みなさんヤマハを吹いていると書いてある。
あいにくの天気でしたけれど、これから巣立つ若者たちを中心に盛況なクインテット・コンサートとなりました。
プレイヤーのみなさんは、言わずもがなの名うての実力者、勢ぞろい。1999年デビューとありますが、多忙なのでしょう最近は2年に1回のレギュラーコンサートだけのようですね。スポット的な集合といったところでしょうが、ものともせず、実力に物言わせ。
とにかく音がきれい。有名どころのオケでも100人の大集団だとたまに混濁する音を味わうことができますが、この日のプレイは研ぎ澄まされた5人の音がきれいなこと。それと立ち上がりが鋭い、ぶれずにストレートにバシンと揃う。もう、こうなると曲ありきといういつもの口上はやめたくなる。彼らのために、その能力を示すための作品群、そんなクラクラするような錯覚に陥いっていくのもたまにはいいですね。
福田さんの軽妙なトークを挟みながら進行。A列車のトークはややあやしげでしたが、自分が通勤で使っていたのはRR(ダボアール)でした、関係ありませんけど線路は近いところもあります。
ブラス・セクションですから、持続的する長い曲はなかなか簡単ではない。そんな中、クーツィールの叙情的五重奏曲、それに、カルヴァートのモンテレジャン・ヒルズ、聴きごたえありました。ほかの曲もおしなべて素晴らしい曲それに凄い演奏、十分楽しむことができました。
ヤマハのこのホールは初めてきました。ブラスサウンドが引き締まった響きになる良好なホールですね。帰り際混雑するのが難点でしょうか。