河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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870- ラーンキ&バル3 シチェドリン&カルメン 1977.9.14

2009-07-27 00:10:00 | コンサート

1977年9月14日(水) 6:45pm NHKホール

シチェドリン(ビゼー原曲) 舞踏音楽「カルメン」組曲

バルトーク/ピアノ協奏曲第3番
     ピアノ、ディジェー・ラーンキ

バルトーク/舞踏組曲

外山雄三 指揮 NHK交響楽団


カルメンはユニークで非常に面白かった。
ラーンキは悲しい音を出す人だ。第2楽章はほとんどバッハのように響いた。しかし、緩徐楽章におけるただ1度のミスタッチが全体にこれほど影響を与えるとは!なんというバルトークの音楽。

といったごく短めの感想だった。
当時は今風なカラオケなるものはなく、スナックで電光掲示板のようなものがあって曲に合わせて歌うと点数が出てくるような装置はあった。崩して歌わなければピッチは多少ずれていても比較的高得点がとれたと記憶する。今はスナックにはいかなくなってしまったが、バーにはよく行く。人生あまり変わらないのかもしれない。
それでシチェドリンのカルメンの曲を編曲した組曲だが、茶化しているような部分があって、カラオケ風に伴奏だけになり主旋律がなくなる個所がある。今ではこの曲はCDで聴こうと思えば楽に手に入ると思うが、当時、こんな曲があることすら知らなかった。面白かった。
ラーンキのミスタッチは今思うと河童の勘違いかもしれない。あまりに清らかな音楽が流れている緩徐楽章で突然不協和音のような響きがあったので、吃驚してしまいそう思っただけのことかもしれない。つまり曲をよく知っていなかった。
最後の舞踏組曲は渋くてあまり聴き映えのしない曲だが、でもこの演奏のことは割とよく覚えている。N響の安定感ある響きが、棒の外山の体型となんだかよく似ており、落ち着いたバルトークを聴くことができた。
おわり


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