2015年3月13日(金)7:00pm ミューザ川崎
ベルク 抒情組曲 6′4′6′
Int
ワーグナー パルジファル抜粋
前奏曲 13′
第2幕(パルジファルコールから最後まで) 42′
聖金曜日の音楽(編曲終止) 11′
パルジファル、クリスティアン・エルスナー
クンドリ、アレックス・ペンダ
ジョナサン・ノット 指揮 東京交響楽団
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うまいとかへたとか、解釈が違うとか違わないとか、そうゆうことではなく、リハーサルとか練習の途中なのではないのか。
音がつながっていかないし、ほとんど流れていない。ペンダは最初から最後まで譜面をにらめっこ、声は下にぶつかり、とにかくこのロールをやりなれていないし、リハーサルの途中みたいな歌。絶叫のあたりから声が出始め柔らかさも出てきたのと、パルジファルのエルスナーがかろうじて場数を踏んでいそうな雰囲気はあり、それ以外は、スペシャルな価格ド反省以外ないわけだが、少なくともリハーサルはきっちり終えた形で演奏会をひらいてほしい。こんな内容だと翌日の演奏はこの日よりいいに決まっているし、三日目があればそれはもっといいものに決まっている。
コンサートパンフの写真と同じ顔なのはノットのみ。ソリストもきっちりと今の写真で紹介してほしいし、宣伝が大げさすぎる紹介文ももう少し考慮してほしい。
前半のベルクはいい雰囲気でておりました。思わずツェムリンスキー聴きたくなりました。
昨年のブーレーズのノーテーションが良かっただけに、今回のワーグナーの練習不足には失望。
それと、このホール、ソロの歌に不向きのような気がします。1階席は無いに等しいし2階が2段重ね。歌い手が1階に向かって声出してもあまり意味ありません。
おわり