2015年10月3日(土) 2:00pm みなとみらい
モーツァルト オーボエ協奏曲ハ長調 7′8′5′
オーボエ、セリーヌ・モワネ
(encore)
バッハ 無伴奏フルートのためのパルティータ より アルマンド 4′
Int
マーラー 交響曲第1番ニ長調 17′8′11′21′
下野竜也 指揮 読売日本交響楽団
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マーラーはギクシャクしていてツボどころがないというか、もう少し何とかなりそうな気がしますけれども、幻滅しました。これまでの得意分野での振りスタイルと同じ型だとこうなるのでしょうか。引き出しがもう少しあるのかと思ったのですが。
要は理系の振りで、型通りで、まるでつながっていかない。譜面どかしてもきっちりと振れるようになるか、それとももうGM振らないとか、なにか打開策がいるレベル。
最後のところでテンポを強烈に上げるのは最近よく聴くスタイルです。
20世紀ものの作品や現代オペラなどに圧倒的な理解と聴衆への浸透を図っている指揮者で、もう、それだけですごいものです。が、この日のGM聴いて、もしかすると聴衆がわからないものを相応に分解していければ、少しぐらいわからないあたりでモヤモヤと明瞭感に欠けてもなんとかなる、と、そっちの得意分野にさえ懐疑的なものを抱いてしまうような演奏でした。GMがただ合わないというだけでなくてですね。ありていに言えば底が見えたという話です。ショックです。
おわり