河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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2343- 青柳の堤、ティペットPf協、オズボーン、RVWロンドン、ブラビンズ、都響、2017.5.16

2017-05-16 23:13:26 | コンサート

2017年5月16日(火) 7:00-9:15pm コンサートホール、オペラシティ

バターワース  青柳の堤   6′

ティペット  ピアノ協奏曲(1955) 日本初演  16-10-8′
  ピアノ、スティーヴン・オズボーン

Int

ヴォーン・ウィリアムズ  交響曲第2番(ロンドン交響曲) (1920年版) 14-12-8+15′

マーティン・ブラビンズ 指揮 東京都交響楽団


ブラビンズを聴くのは名フィルとのワルキューレ2回以来。その前は都響とのウォルトン1,2等々の記憶。先秋ENOの音楽監督に就任、今回はひげもじゃで来日。

バターワースは息の短い佳作。オーケストラのアタックが丸くてアクセントが角張らずに押していく。このオケのこのような表現はあまり聴くことが無い。ブラビンズ効果なのかもしれない。硬い響きではあるが音が束になって絶妙なアンサンブル。

マイケル・ティペットの日本初演作、といっても1955年の作だから半世紀以上経ってからの掘り起し。2番シンフォニーの前あたりの作品。生でもCDでも聴いたことが無いはずなのでお初。
16型と思われるデカい編成のオケをバックに、オケが鳴るところでピアノがせわしなく鳴り、オケが鳴りやむときピアノもやむ。バックオケと同じ具合で進むので音がかき消される。唯一違いは、オケの特にベース、チェロを中心とした息の長いフレーズに対して細かく動き回るピアノ。
第1楽章のカデンツァが聴きやすい。気持ちも落ち着く。第2楽章の最後のほうにカデンツァというかソロ風な流れがあり、オズボーンの本領発揮の響きのあやを楽しめるがそうこうするうちにすぐに楽章自体が終わる。なにやら中途半端な感じ。ちょっともったいない。
終楽章で初めてオケとピアノの出し入れがようやくコンチェルト風味をおびてきて交差するようになる。
ギーゼキングのベトコン4のリハでインスパイアされて作ったようだが、同じような曲を作るというよりもピアノのコンチェルトを書くということ、ギリギリのインスパイアか。

オズボーンさんの左親指に白いバンド風なものが巻かれているように見えた。

エルガーもホルストも手掛かりがない曲の場合、英国の吹奏楽を聴くような気持ちで立ち向かうと結構、最後まで聴き通すことが出来る。
RVW2は最後のところのチャイムが印象的。全般にディープというより、やっぱり先の見えないフォッグが沢山、という感じが強い。輝かしいブラスセクションの響きはエルガーと同質性を感じさせる。ひらめきのエルガー、霧のRVW。
序奏付きのソナタ形式第1楽章はちょっと頭でっかちで再現部は足りない。最初のほうにこめた力が解き放たれる感じはいいですね。オーケストラの鳴りが輝かしくて効果的。霧を払うような素晴らしさ。
2楽章のレントはこれも尻つぼみになる。フラットな響きと流れが印象的。メリハリ感以外のところで勝負するのがイギリス式と。なかなかいい流れ。低弦のモノローグがさえる。
次のスケルツォ楽章、型通りだが変化が面白いですね。トリオも含め結構長い。ただ、ここも最後あっけなく終わる、ものたりない。
そのままアタッカで終楽章へ。クライマックスへの流れはあって、演奏も意を汲んでさえていましたね。チャイムへの動きもいいし、その後の消沈しながらのエンディングもお見事。

プログラム冊子には作品の版のことを沢山書いてあるが、とっても大事なこととはいえ、版を語ることよりももっと大事なことがあるような気がする。RVW、ウォルトン、エルガー、ホルスト、デリアス、等々、もっと聴きたいですね。

いい演奏会でした。佳作の良演、お見事!
おわり

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