2016年3月5日(土) 7:00pm サントリー
ベートーヴェン ピアノソナタ第14番嬰ハ短調 月光 4′2′6′
ベートーヴェン ピアノソナタ第21番ハ長調 ワルトシュタイン 9′3′8′
Int
バーバー ピアノソナタ変ホ短調 7′2′5′5′
(Encore)
メラルティン 「悲しみの園」から第3、第4曲 6′
ピアノ、野尻多佳子
(注)
バーバーのピアノソナタは演奏会プログラムでは以下のタイトル。
バーバー ピアノソナタ変ホ短調 add パレストリーナ「悲しみの聖母」
(編曲と副題:野尻多佳子)
譜めくらーさんの動きと、聴いた限りでは、第1楽章と第4楽章の前にstabat materを挟んでいたと思います。
Stabat Mater 1′
第1楽章「丘」 7′
第2楽章「告知」 2′
第3楽章「ピエタ」 5′
Stabat Mater 30″
第4楽章「祭り」 5′
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このピアニストはお初で聴きます。短そうなリサイタルでしたが、なによりもプログラムが魅力的でお邪魔することにしました。
技がさえた演奏でしたが、前半のベートーヴェンは草書体のスタイルで、ソナタ形式を実感したいものとしてはちょっと別のフォーカス。
後半のバーバー、なぜパレストリーナを混ぜ合わせ、かつ、副題を付けたのか。また、パレストリーナをどこに挟んでいるのかの解説は無い。
パレストリーナは殊の外、バーバーの雰囲気に馴染んでいて、違和感はありませんでした。ただ、このようなミックスにどれだけの魅力があるのか、バーバーの名作はそのまま聴きたい。
ベートーヴェンみたいな草書ではなくて、硬質で明るい高音、ダイナミックに鍵盤に垂直にはねる弾きで、幾何学模様が美しい演奏でした。
白のロングドレスに赤のバラのような花模様に驚きましたけれど、アンコール含め1時間半の短いものではありましたか、色々と楽しめました。
ありがとうございました。
おわり