「最近はコントでもそんなことやらねぇよ!
今週の水曜日。仕事終わりで会社の同期と神楽坂に呑みに出かけた。僕自身はあまり感じないが、世の中は景気が良くなっているのか、行く店行く店一杯でなかなか入れない。お店を探すこと数軒、ようやくしゃぶしゃぶを中心に出す居酒屋に入った。以前ならしゃぶしゃぶを食べながらでも呑めたのだが、最近は食が細くなり、呑むことが完全に主となっている。よってこの日もつまみを食べながら焼酎を中心に呑んで同期と楽しい会話に勤しんだ。ちなみにしゃぶしゃぶは最後に二人で肉一人前ときのこ盛り合わせを食べた。
3時間ほどたって二人ともいい感じに出来上がってお勘定を終え、そのお店を出ようとしたときのことである。その居酒屋は靴を脱いで上がるところだったので、まず僕が靴を履こうと送りに出てきた若い店から靴べらを借り、靴を履いた。続いて同期の奴が靴を履こうと靴に足を通そうとした。当初は靴べら無しでの履こうとしていたが、やはり靴べらが必要となったようだ。その恰好はスピードスケート選手のスタートのようだ。その格好のまま同期は見送りに来た店員に手を伸ばす。それは明らかにその店員の手にしている靴べらをよこせとしての行動だ。しかしその瞬間、目を疑いたくなるような行動に店員が出た。なんとその店員、靴べらを渡すどころかその同期の奴の手を握りしめたのである。つまり握手をし始めたのだ。まるでコントの一幕。冒頭の言葉はその時発した言葉だ。
その僕の言葉と同時に同期が思わず叫ぶ。
「バーカ!靴べらだよ」
僕と違い、その同期は性格が穏やかで人様に罵声を浴びせることはほとんどない。まして初対面の人に対しては尚更だ。その彼が怒りのこもった「バーカ!」を発したのだ。それからは少し間をおいて僕と同期は大笑い。すると「バーカ」と発せられた店員もつられて笑っている。
“こいつ天然だ”
本当に怒られたことに気づいていない。逆にウケたと思っている。そのあと、すこし飽きれて皮肉たっぷりに同期がその店員に声を掛けた。
「頑張れよ!」
「はい頑張ります」
逆にここまで天然だとなんか清々しい。そう感じながら僕らは帰途に就いた。
明日の予想。まずは重賞、福島メイン【福島牝馬S】。どこからでも狙えるメンバー。本命は12番リラヴァティ。昨秋の【ローズS】でヌーヴォレコルトから0.4差の3着。先行力があり、福島も面白い。一時期の不調からも前走で脱出。ここは人気になる前に…。相手は幅広く1,2,5,6,11,13,16番。
東京メイン【メトロポリタンS】は10番エックスマーク。前走は完全な距離不足。オープン2連対は府中だし、戸崎を確保して東上は勝負の表れ。相手は2,4,6,7,8,9番。
京都メイン【錦S】は1番ウインプリメーラ。普通に回ってくればV争い。鞍上は相性のいい和田だし、京都の外回りも合っている。相手は3,4,5,6,7番。
他のレースでは東京12Rの8番マレーナ。ダートなら中心馬だが、力つけた今なら芝でも…。京都10Rは3番ブラヴィッシモ。昇級戦もいい決め手がありこのメンバーなら十分勝負になる。福島9Rは3番サンレイデジタル。距離短縮で一気に走るきる可能性大。番手から抜け出す。
今週はGⅠがないのでなんか拍子抜けの感じだが、GW向けての小遣い稼ぎと行きたいものだ。
『競馬頑張れよ!』『はい頑張ります!』