人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

 モレイラで勝負!?

2024-04-05 20:39:59 | Weblog

 騎手悲喜交々。先月30日の【ドバイターフ】で落馬したルメールは鎖骨と肋骨の骨折のほか、肺にも穴があいていたことが1日に判明した。ルメールは笑顔を見せ早期復帰を誓っていたが、日本競馬界にとってはルメールがいるかどうかで大きな影響が出てくる。特にこれから続く、春のGⅠ戦線には…。今月のGⅠだけでも【桜花賞】チェルヴィニア、【皐月賞】レガレイラ、【天皇賞・春】ドゥレッツァと有力がズラリと揃っているだけに、関係者にとっても頭の痛いところだ。そしてそんなときに来日するのが“マジックマン”モレイラである。今回の短期免許は4/6~6/5の2カ月間の予定。JRAの最終騎乗は6/2【安田記念】デーとなるが、5日(水)は大井で今年からJRA馬も参戦できる【東京ダービー】が行われるので、ひょっとしたらその日がラストデーになるかも…。 
 そのモレイラの過去を振り返る。モレイラの日本初騎乗は14年。【安田記念】にグロリアスデイズで挑み、13番人気ながら6着と善戦した。15年は夏に札幌で行われる《ワールドオールスタージョッキーズ》に選出され、わずか2日間の騎乗で7勝をマークした。16年は初めて2週間の短期免許を取得。《WASJ》と合わせて3週で17勝。17年は【安田記念】デーと札幌2週間の5日間で14勝を挙げた。これだけでも凄いのに圧巻だったのは翌18年。7/28から1カ月、9/29から1カ月、11/10から1カ月と小刻みに短期免許を取得。開催日数にして25日間の騎乗で76勝を挙げた。3カ月でのこの数字は年間300勝ペースで、ちなみに年間の勝率0.35、連対率0.502だった。19年から22年は来日しなかったが、昨年も11週の騎乗で46勝。すでにJRAで160勝を記録している。これは転籍したルメール、M・デムーロを除くと、379勝のペリエ、195勝のC・デムーロに次ぐもの。また、通算勝率0.309、連対率0.485は10鞍以上騎乗した外国人ジョッキーの中で断トツ。ルメールですら、通算勝率0.216連対率0.372だ。

そんなモレイラだが、今回は本気度がこれまで以上ではないかという話が出ている。というのも、JRAは短期免許の取得要件を大きく分けて3つ、定めている。  
<1>国ごとに定められたリーディング上位(過去2シーズン)  
<2>当該年または過去2年で指定外国競走(60競走)を2勝以上  
<3>当該年または過去2年でJRA・G12勝以上

がそれだ。モレイラは21-22シーズンで香港リーディング2位。香港では同3位以内が取得要件となっている。しかし昨年以降は前記3点を満たす成績を残しておらず、今のままでは短期免許の申請が可能なのは今年までとなるのだ。来年以降も来日するためには、日本の大レースで活躍をすることが近道で、だからG1が7、8競走ある時期に日本に来たとの狙いも見える。つまり<3>のクリアだ。
 早速、モレイラは土曜日の阪神の【阪神牝馬S】で昨年の【ローズS】レコード勝ち、【秋華賞】2着のマスクトディーヴァ。【桜花賞】は【阪神ジュベナイルF】2着のステレンボッシュ、【皐月賞】は【弥生賞ディープインパクト記念】を制したコスモキュランダとコンビを組む。僕は、以前からモレイラ、ムーア、デットーリが乗ると3馬身違うと思っている。このシーズン、G1はもちろん、ずっとモレイラの単複買ってみようかな⁉

 

 ルメールに続いてかわいそうなのが武豊。昨日、京都市左京区の自宅で、盗難の被害に遭っていたことを京都府警が明らかにした。トートバッグなど22点、計75万円相当の他、高級腕時計10本以上、指輪、ネックレス、装飾品などの貴金属類、現金も盗まれていたとみられ、被害は少なくとも数百万円規模の可能性があるという。府警は窃盗事件として捜査するとともに、当時の詳しい状況を調べている。腕時計のコレクターとしても知られる武は、府警の事情聴取に応じているという。

 府警によると、3/23PM11:00から3/24AM5:00ごろの間に盗まれたとみられ、当時在宅中の人が物音に気づいて110番通報した。府警は窓ガラスが割られていること、周辺の防犯カメラの映像などから、複数人による犯行の可能性があるとみている。武は事件があったとみられる3/23は阪神競馬場で、3/24は中京競馬場でレースに騎乗しており、自宅には不在だった。【ドバイターフ】のドゥデュース5着はこれが原因⁉ まぁこれから大きなレースが続くだけに勝利することが一番の立ち直る良薬かもしれない。

 次は地方競馬の雄。4/3日未明、福岡県久留米市で酒を飲んで車を運転したとして、佐賀競馬所属の騎手・山口勲(54)が現行犯逮捕された。山口は「家でビールとハイボールを飲んで、7時間寝たので酒は抜けていると思った」などと話しているらしい。山口勲は、佐賀競馬の東眞市厩舎所属で地方競馬で通算5326勝、JRAで通算1勝を挙げている地方競馬を代表するジョッキーの1人。 今年も佐賀競馬リーディングトップの49勝を挙げていて、佐賀県調騎会騎手部会会長も務めている。まぁ、今までの経験から“大丈夫”と思ったのかもしれないが、地方競馬の第一人者としてもう少し気を配るところ。残念だが、猛省してほしい。

 最後は初々しい話題。騎手課程第43期生の入学式が4/2、千葉県白井・競馬学校で行われた。この日、晴れて入学を迎えたのは9人。197人の応募の中から一次、二次の試験を突破してJRAジョッキーへ向けてのスタートラインに立った。第43期生のコメント(※は女性)は下記の通り。
 ※萱野花音(かやの かのん・15歳、兵庫県出身)「馬が好きで(ジョッキーに)憧れました。自分で限界を決めず頑張っていきたいです。誰にも愛されて頼られる騎手になって、【日本ダービー】を勝ちたいです」

 川原謙心(かわはら けんしん・16歳、兵庫県出身)「阪神競馬場の近くに住んでいて、アーモンドアイが勝った【桜花賞】を見て自分も騎手になりたいと思いました。大舞台で活躍して信頼される騎手になって【桜花賞】に勝ちたいです」

 竹島英騎(たけしま ひでき・15歳、千葉県出身)「不安な気持ちもありますが、夢に向かって頑張っていきたいです。自分の父と祖父の影響で騎手を目指しました。馬の力を最大限に引き出せるジョッキーになりたいです。勝ちたいレースは【皐月賞】です」

 ※田中美海(たなか みなみ・18歳、東京都出身)「藤田菜七子騎手とコパノキッキングの活躍を見て騎手になりたいと思いました。馬の良さを引き出せる騎手になりたいと思います。3冠競走を勝ちたいです」

 谷原圭大(たにはら けいた・15歳、神奈川県出身)「騎手を目指していた姉がとてもかっこよかったので騎手を目指しました。1頭1頭大切に騎乗してしっかりと結果を残せるジョッキーになりたいです、勝ちたいレースは【凱旋門賞】です」

 千引陸(ちびき りく・15歳、滋賀県)「楽しみな気持ちでいっぱいです。父が栗東トレセンで厩務員をしていて、小さいころから馬や競馬に関係があって乗馬を始め、騎手を目指そうと思いました。勝ちたいレースは【凱旋門賞】です」

 藤田悠輔(ふじた ゆうすけ・15歳、滋賀県)「父が栗東トレセンで調教助手をしていて馬が好きになって、騎手の魅力に惹かれました。ゆくゆくは海外でも活躍する騎手になって、【ブリーダーズカップクラシック】を勝ちたいです」

 幸大斗(みゆき ひろと・17歳、滋賀県出身)「(騎手を目指したのは)小さなころに競馬場に連れて行ってもらい、大勢の方の前で堂々としている父(英明)の姿がとてもかっこよかったからです。何より信頼が厚く周りから愛される騎手になりたいです」

 ※山田仁菜(やまだ にな・15歳、京都府出身)「(乗馬など)未経験なので不安ですが、同期のみんなと成長していけるとワクワクしています。騎手過程のポスターを見て、将来動物にかかわる仕事につきたいと思っていて体力に自信があるので挑戦してみました。勝ちたいレースは初めて生で見たGⅠレースの【エリザベス女王杯】です」

 注目はやっぱり幸の子供・幸大斗君に集まるだろうが、みんな負けずに頑張れ!それにしても勝ちたいレースが【桜花賞】、【皐月賞】、【エリザベス女王杯】って現実的なのか、少し驚きである。

 明日の予想。まずは中山メイン【ニュージーランドT】は11番キャプテンシー。ここ2戦逃げ切りも番手で競馬ができる馬。デムーロはマイルの競馬が上手く、乗り替わりも問題ないだろう。相手は1,3,5,7,12,14番。阪神メイン【阪神牝馬S】は1番マスクトディーヴァ。前走は明らかに鞍上のミス。出遅れた上にコーナーで外を回す騎乗。あれではいくら力があっても無理。それで0.4差は力のある証拠。今回は前述のモレイラ。黙って買いだろう。相手は5,6,7,9,10,11番。福島メイン【吾妻小富士S】は9番プリンスミノル。福島は得意の舞台で、ハンデ56㌔も通常より軽い。鞍上も福島は上手い。相手は2,4,8,12,13,14番。

 

 今週の一口馬は2頭。まずはウインアラジンが明日の中山8R【4歳上1勝クラス】(2400mダート)にM.デムーロ騎乗で出走が確定している。管理する寺島調教師は「先行した馬のペースが速かったぶん時計は想定していたよりも速くなりましたが、動き自体は問題ありませんでした。昨日は久々に舌を縛らず追い切ってみたのですが、ゴール後にはゴロゴロとした息遣いをしていましたし、やはりまだ喉の影響はあるようです。今回もいつも通り舌を縛り、コンプレッションフードも着用してレースに臨む予定です。ダートの長丁場は合う馬ですし、前走の走りからもここに来て復調の気配も感じられます。レースではある程度のポジションで進めてもらう予定ですし、今回のメンバーならそれなりに通用していいはずです」とのこと。元々この距離で力を発揮していた馬。鞍上も今年校長のデムーロだし、是非頑張ってほしい。もう1頭はベルシャンソン。明後日福島9R【喜多方特別】(4歳上2勝クラス・1700mダート・混)に丹内騎乗で出走予定。西田調教師は「感触を確かめてもらうために、今週の追い切りはレースで騎乗予定の丹内に乗ってもらいましたが、いい動きでしたよ。ジョッキーも『いい感じで走れていましたし、レースが楽しみです』と話していましたよ。好調をしっかりキープできていると思います。前走はあんな競馬になってしまいましたが、昇級緒戦だったとはいえ、まともならあそこまで走れないことはないはずですよ。この条件は初勝利を挙げた舞台なので、スムーズに運べれば改めて楽しみを持てると思います。状態に関しては申し分ないですし、あとは前回のレースの後遺症がなければいいなといったところ。前走後は1回もおかしな挙動を見せることはありませんが、レースに行ったら思い出したりすることがあるかもしれないので、注意していきたいと思います。ここでクラスに目処を立てたいですね」とのこと。前走を度外視して勝ち負けを期待する。

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