拙稿「江戸大相撲熱戦譜」第86回━
━天保十五年冬場所の本文執筆を開始
した。
当場所、幕内人員は24名であるが、
初日から千穐楽まで不出場、即ち「全
休力士」が西方関脇の猪名川、同じく
西小結の荒馬、それに平幕では相生・
常盤山・千年川の計5人、更に東大関
劔山が二日目から休場し、三役の皆勤
はいない。その反面、平幕の九日目ま
で連日出場の実質的皆勤は7力士を数
える。
文化年間29場所のうち、全休が5人
以上は4場所で、就中、文化十一年春
は8名を記録。
文政年間25場所では、5人全休が3
場所あるが、6人以上は皆無。
天保年間27場所での3場所が5人以
上で、天保十年春の6人全休が最多だ。
━天保十五年冬場所の本文執筆を開始
した。
当場所、幕内人員は24名であるが、
初日から千穐楽まで不出場、即ち「全
休力士」が西方関脇の猪名川、同じく
西小結の荒馬、それに平幕では相生・
常盤山・千年川の計5人、更に東大関
劔山が二日目から休場し、三役の皆勤
はいない。その反面、平幕の九日目ま
で連日出場の実質的皆勤は7力士を数
える。
文化年間29場所のうち、全休が5人
以上は4場所で、就中、文化十一年春
は8名を記録。
文政年間25場所では、5人全休が3
場所あるが、6人以上は皆無。
天保年間27場所での3場所が5人以
上で、天保十年春の6人全休が最多だ。