一般社会での「会計年度」なるものは、
毎年四月朔日に始まり、翌年の三月末日
で終る。ところが、角界━公益財団法人
日本相撲協会の場合は、一月元旦から…
大晦日まで━と、なっている。
最近の報道で大相撲協会は、昨年度に
続いて本年度も「赤字」決算━と発表した。
その主因は、矢張り新型…ウィルス禍に
因るものであろう─「不可抗力」の側面も
ありそうだ。
歴史的に考察すれば、幕末から明治に
かけて━殊に、「廃藩置県」直後からの
維新後の大相撲は、“野蛮”な裸踊りだ━
と云う…一部の欧化政策に因って「相撲
禁止論」さえあった。それでも、否それ
だからこそ「赤字覚悟」の「冒険興行」を
続けていた。
2度めの「危機」は、大正後期━殊に
「関東大震災」で旧國技館が炎上し、
大正十三年春は初の“都落ち”で名古屋場所
と相成った。兎に角、本場所を開く度に
「赤字」が“雪達磨”式に増えていく有様。
当時、“金策”に奔走したのは元行司木村
宗四郎こと入間川取締だった。
3度めの危機は、太平洋戦争敗戦直後
で、裏話に拠れば、「相撲協会解散」説
さえあった。
長くなったので続きは後日にしよう。
毎年四月朔日に始まり、翌年の三月末日
で終る。ところが、角界━公益財団法人
日本相撲協会の場合は、一月元旦から…
大晦日まで━と、なっている。
最近の報道で大相撲協会は、昨年度に
続いて本年度も「赤字」決算━と発表した。
その主因は、矢張り新型…ウィルス禍に
因るものであろう─「不可抗力」の側面も
ありそうだ。
歴史的に考察すれば、幕末から明治に
かけて━殊に、「廃藩置県」直後からの
維新後の大相撲は、“野蛮”な裸踊りだ━
と云う…一部の欧化政策に因って「相撲
禁止論」さえあった。それでも、否それ
だからこそ「赤字覚悟」の「冒険興行」を
続けていた。
2度めの「危機」は、大正後期━殊に
「関東大震災」で旧國技館が炎上し、
大正十三年春は初の“都落ち”で名古屋場所
と相成った。兎に角、本場所を開く度に
「赤字」が“雪達磨”式に増えていく有様。
当時、“金策”に奔走したのは元行司木村
宗四郎こと入間川取締だった。
3度めの危機は、太平洋戦争敗戦直後
で、裏話に拠れば、「相撲協会解散」説
さえあった。
長くなったので続きは後日にしよう。